- yumiharizuki12
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スカパー時代劇チャンネルでNHK大河ドラマ総集編特集ずっとやってるんだが、「黄金の日々」で根津甚八が夏目雅子をレイプするシーンがある。今だと、こういうやってはいけないことはテレビでは画面に出ない。結果的に、若い根津甚八がカッコよすぎて、夏目雅子演ずるお嬢様「私を連れて逃げて」w
2016-07-16 17:49:41今では「レイプされたけれど結果的に好きになってしまいました」なんてのは、テレビドラマで描けないでしょう。今のテレビは、あってはならないことや、いけないことをしたけれど結果的によかったことは、画面に出せない。企業や役所の汚職なんかも、国民に無用の誤解を招くのでNG、ではないか。
2016-07-16 17:53:29昔のテレビドラマって、「イケメンにはレイプする資格があるし、レイプされてもイケメンなら女は好きになってしまうから無問題」という描き方をするんですよ。今ではこれNGでしょう。 昔のドラマは面白いんですよ今と価値観が違うから。
2016-07-16 17:59:59@yumiharizuki12 夏目漱石『三四郎』序盤で汽車の窓から駅弁を投げ捨てて他の乗客に食べ残しがかかって気まずいシーンがあるけど投げ捨てたこと自体は誰も何とも思ってないのが秀逸。映画「三丁目の夕日」ではマッチ一本でも捨てずに処理してたのでむしろ驚いた。
2016-07-16 18:28:45今と価値観が違うといえば、「黄金の日々」で、信長狙撃して失敗した善寿坊(川谷拓三)がフィリピンに逃げたら、土地の娘が恋に落ちて結婚することになったのだが、結婚式当日、偶然に帰国する機会が訪れると、結婚式を放り出して帰国してしまうw jidaigeki.com/taiga/
2016-07-16 18:58:35今なら、結婚式当日、花婿が花嫁を放り出して逃げるなんて許せないから、善寿坊はフィリピンに残るというストーリーになるだろう。ところがそれでは、このドラマ最大の見せ場である「善寿坊のこぎり轢きの刑」が描けなくなってしまうw
2016-07-16 19:02:40「結婚式当日、花嫁を真の恋人が略奪して逃げる」という映画「卒業」状況は、今でも大手を振って許されてるけれど、結婚式当日、男が真の恋人を忘れられず結婚式を逃げ出し、花嫁が放置されるというのは許されない。こういう男女の非対称性を放置しておいてよいのだろうか?
2016-07-16 19:06:06以前も話題にした森鴎外「舞姫」。伝統的な解釈では、ドイツから追っかけてきた女を男が捨てる時に感じる罪の意識や呵責が「近代的自我の確立w」ということになるのだが、前提として、踊り子とエリートの恋愛はそもそも無理、という常識がある。ところが今の女子高生に言わせれば「豊太郎サイテー」w
2016-07-16 19:18:58大河ドラマ「草燃える」には「船霊」という奇怪な回がある。源実朝は宋僧・陳和卿に命じて宋に渡る巨大船を作らせるが、巨大すぎて浜から動かせず放置される。その船内で夜な夜な、のちに実朝を暗殺する公暁が三浦義村の息子と同性愛にふける。その喘ぎ声を「船霊様」と思い、実朝は恐れる。
2016-07-16 19:39:03NHKこんな回よく作ったなwと思うのだが、残念ながらこれは総集編には出てきません。時代劇チャンネルで時々全編放送するので、忍耐強く待って見てくださいw ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89…
2016-07-16 19:41:45近年、解釈が変わったと言えば、夏目漱石「こころ」もそうで、今では同性愛付三角関係と言われる。先生とKはお嬢さんを争っているように見えて、先生が好きなのは実はKで、Kとお嬢さんが結ばれないように先生が妨害した、というのである。ところが昔の高校の現国授業ではそういう解釈はタブーw
2016-07-16 19:54:27同性愛をどのように扱うかについて社会的理解が確立してない時代に、教室で生徒が「先生が好きなのはお嬢さんではなくてKですよ」なんて発言したら、先生がドギマギしてしまうではないかw しょせん、現代文の解釈なんてのは、社会的文脈に依存していて不変の正解はない。これが現国不信の原因。
2016-07-16 19:59:35テレビ放送が始まった時代、大宅壮一が「一億総白痴化」を予言したのだが、国民が現実と虚構を見分けにくくなるという意味ではそうである。テレビドラマでは、現実の役所や企業もそうだという誤解を招くので、役人の汚職や企業の不正を赤裸々に描けない。怪獣が東京スカイツリーを壊さないのも同じw
2016-07-16 20:15:07