Rickyさんによる、倒産のお話し。

こちらも一緒に読む事をお薦めします。 Rickyさんによる会計のお話し+positivemoney派の話http://togetter.com/li/1003128
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wankonyankoricky @wankonyankorick

「負債が多くなりすぎると倒産する」というのは、企業ならあり得る。家計でも。だからといって、すべての経済主体がそうだというわけではない。そもそも「倒産」とは何ぞや、という話。

2016-07-22 15:31:41
wankonyankoricky @wankonyankorick

よく「企業ならとっくに倒産している」という人を見かけるけれど、ある国の中で生活必需品を独占的に供給している企業が自ら期日の定めのない手形を発行しており、その製品はその手形との相殺でしか購入できず、法律でその国の企業はすべてのその手形でなければ給与を支払えないと定められていたら

2016-07-22 15:43:24
wankonyankoricky @wankonyankorick

しかも銀行がその手形を準備通貨として使っている、さらに対外収支が均衡しているとしたら、その企業は財務的な理由では絶対につぶれないですよ。その企業が倒産するとしたら、最大の理由は国民に必要な製品を供給できなくなった時。

2016-07-22 15:46:26
wankonyankoricky @wankonyankorick

(民間の企業会計でも、自分で勝手に資産や負債を評価計算して計上しているわけじゃないんだけどな。。。。。)

2016-07-22 15:50:35
wankonyankoricky @wankonyankorick

会計が動態観から新静態観に変わったことで、たとえば、退職給付会計なんかの考え方も大きく変わったわけだ。確定給付会計でも、昔は、単に今いる人たちがいくら積み立てたことになっている、という形で負債を計上すればよかったけれど(つまり、過去・現在の事実の反映)、今は現在の社員が

2016-07-22 15:52:35
wankonyankoricky @wankonyankorick

退職する時に、いくら退職金を支払わなければならないか計算して、それを現在価値に割り引いて負債側に計上し、年金資産として実際の資産額を計上し、その差額を損期間損益で処理して、、、、みたいなんだが、が、この退職時の給付金の計算なんて、勝手にできないもんだからルールが決まっている。

2016-07-22 15:58:06
wankonyankoricky @wankonyankorick

が、このルールというのが、ちょっと聞いただけではわからない。これは狭い意味での会計学の枠外の計算になる複雑な計算。で、そんな計算でどの程度確実に将来の支払額を予想できるの?と、その筋の人に訊いたら「イヤ~。。。」とニヤニヤ。。。。。

2016-07-22 15:59:42
wankonyankoricky @wankonyankorick

そんな将来の計算なんか、できっこないことはみんな知っているけれど、でも「将来の支払額を予想して、それをもとに現在価値を計上する」ことが合理的だ、と「決めてしまった」からには、それができるように指針を示さなければならない。

2016-07-22 16:01:35
wankonyankoricky @wankonyankorick

まともな人だったら、「そりゃ、将来の計算をある程度正確にできるというんだったら、将来の予想値をベースに現在の価値を評価するやり方に合理的があるが、はるか将来のキャッシュフローの予想なんてできもしないことを、できることにして、それで制度設計することが合理的なのか」という疑問を

2016-07-22 16:03:05
wankonyankoricky @wankonyankorick

持つところなんだが、IFRSあたりの連中は、そうは考えない。この点、日本の(外国のことは知らない)税務署の方が、IFRSよりましな気がする。

2016-07-22 16:04:17
wankonyankoricky @wankonyankorick

もっとも、日本では、原発に関しては資産除却債務なども、好き勝手に(と言うと、語弊があるのか?)計算してよい、という会計基準を推し進めようとしていた経緯もある(今もまだしているのかな)。。。

2016-07-22 16:05:41
wankonyankoricky @wankonyankorick

経済学と簿記([会計学」ではない)の折が悪いのは、ある意味で当たり前かも。というのは、簿記では「債務」の内容が定義される。いつ、何をしなければならないのか。あるいは期日に定めがないのか。何で支払わなければならないのか。等々、ところが経済学では、一番肝心の「貨幣」は、

2016-07-22 16:09:06
wankonyankoricky @wankonyankorick

長期的にはこの世に存在しないことになっている。だから、簿記的には、支払う手段がないか、何か替りのもので支払うことになる。――ポジション・ステートメント上、貨幣の部分が空隙になる。。。。。。でも気にしない。

2016-07-22 16:11:40
wankonyankoricky @wankonyankorick

(先ほどまでの、退職給付会計がどうのこうの原発がどうのこうののツイと、経済学がどうのこうののツイは、何の脈絡もありません。。。。たまたま重なってつぶやいてしまいました。。。。)

2016-07-22 16:13:15
wankonyankoricky @wankonyankorick

経済学やっている人たちは、自分たちが厳密な論理に従っている、と思い込みがちなんだけれど、実際には相当場当たり的な議論に終始している。。。。。ベースマネーとの交換を約束しているだけの国債を清算するため、あらゆる経済的資源が犠牲にされたり。他方で、一般化されるべきところがきわめて狭く

2016-07-22 16:17:54
wankonyankoricky @wankonyankorick

定義されていたりもする。預金通貨が発行されるのは、銀行券との交換だけ、なんて、実際にあり得もしない特殊な論理から、一歩でも一般化しようとは考えない。一般化されるのは、2財がn財になったり。他にももっと一般化しなきゃならんことあるでしょ。

2016-07-22 16:20:55
wankonyankoricky @wankonyankorick

@wankonyankorick 「積み立てたか」じゃなくて「引き当てたか」だ。。。。。積み立てるのは資産じゃ。。。。ひえ~・・・・

2016-07-23 18:29:32