【#TRPG】『胎より想えグラノセラ』詳細【C90】

木野目理兵衛＠どらこにあん @Kinome_Rihei

『胎より想えグラノセラ』　概要に関しては、以前のまとめ　togetter.com/li/988992　が在りますので、一度こちらをお読み頂くのが宜しいでしょうか。今回は（遙か昔に言っていた様に）世界観やシステムの紹介をお伝えしたく思います。

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@Kinome_Rihei とは言え、世界観に関しては、余り付け加える事はありません。強いて取り上げるならば、このアイコン←や表紙中央の少女……本作の唯一の公式ＮＰＣであり、実質的ヒロイン兼ナビゲーターであり、そしてラ□■□である“彼女”（セラ）位でしょうか。

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@Kinome_Rihei 本作の舞台・セラノグラに纏わるものは、全て最初の始源（マイン）である“彼女”の手に拠って象られ、名付けられました。全ての母、という言い方も出来るでしょう。巨像を誕生させる儀式（セッション）の大系（システム）を整えたのも、“彼女”です。

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@Kinome_Rihei 何の為に？　同情は、あります。手を添えてやらなかったら、虚像が全てを砂に還したのですから。ですが永い時の末に、“どうせ全部砂じゃないか”、そんな諦念に“彼女”は到達しました……何もかも、嘘ではないか、と。

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@Kinome_Rihei その上、近辺では唯一無二である故・地球由来の現実（なまみ）の肢体＝屍体がセラノグラに取り込まれ、囚われてしまったが為に、“彼女”だけは消え去る事も出来ず、半永久的に彷徨い続ける存在になっています。

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@Kinome_Rihei “彼女”が望むのはその永遠からの解放であり、ＰＣたるマインから真に力の在る存在が産まれ、救済を齎す事を願っている……のも、数千年程前の話。今ではそれも半ば諦め、暇潰し、もとい心の慰みは、同胞であるＰＣ達が辿る旅路、その果てに抱く答えを知る事です。

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@Kinome_Rihei 一人ひとりが辿り着く答え。それすらももう、繰り返し繰り返され、分類してしまえる程とは言え、少なくともその瞬間だけは、救われた様な気がしなくもない……と、その様に、“彼女”は本作に於ける無常観の象徴であり、それを示す様、紙面の彼方此方に出張って居ります。

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@Kinome_Rihei そしてそう、『儀式（セッション）の大系（システム）を整えた』のが“彼女”である通り、本作のシステムは、正にその脆く乾いた世界観に注視し、雰囲気（アトモスフィア）を形成する事を第一義として諸々が作成されております。

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@Kinome_Rihei 例えば。本作には『判定』が存在しません。全て何もかも、想いで形を変える砂で出来ているのならば、全て何もかもが“想い”通りであり、成功とか失敗とかの【可能性】が入り込む余地なんて無いのです。ダイスを振っても、何が出るかは決まっております。

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@Kinome_Rihei また、以前にもお伝えした、“何でも出来る”キャラクターメイキングも、根底にあるのはこの諦念であります。貴方も私も砂であるならば、そこに数値的な、データ的な差異なんて有り得ません。全部フレーバー、ただそう見えるという、それだけの違いです。

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@Kinome_Rihei 具体的に言えば、四つと一つのフリーキーワードたる『記憶の断片』と『忘却の記憶』に拠ってＰＣは象られます。その他のデータも少数ありますが、可能な限り削りました。数的強弱は無い、と思って頂いて良いでしょう。

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@Kinome_Rihei また、この各種記憶が、メインパートの巡礼に於ける、風景へと繋がって行きます。これは確かに、PC毎に全く違うものが見えるでしょう。ですが、筋書きは変わりません。旅をする。巨像に至る。そして戦う。この流れに変化は無いのです。

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@Kinome_Rihei この過程にて、巨像と虚像のデータは作成されます、が、PCがそうである様に、それも極限まで絞ったものです。演出、描写として、殴る蹴る、弾丸を撃つ、光線を放つ、詩を唄う、その他諸々あったとしても、それらは瑣末と、大いなるものに一元化されるのです。

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@Kinome_Rihei そして戦いの末に辿り着く答えも、（自由枠こそあれ）実際に“分類”が掛かっております。そう、本作のEDはルート分岐制です。個々の演出、描写に違いはあれど、大枠の条件から何を行うのか、予めもう判明しています。

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@Kinome_Rihei その他諸々……兎に角、本作は、徹頭徹尾、『全ては砂であり、“それそのもの”では決して無い』世界観に基づき、造られています。その事に関しては妥協しなかったつもりであり、人に拠っては、『ゲームでは無い』と感じられるかもしれません。

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@Kinome_Rihei ある意味で、それも一つの答えではあります。何せ全ては、砂なのですから……だから非常に人を選ぶ作品であり、コンセンサスをしっかり取って置く必要はあるでしょう。コンベンション向けで無い事は、確かだと思います。

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@Kinome_Rihei しかし、だからこその自由さというものがあり（行き過ぎれば当然不自由になります）、また、“この手の”世界観が好きな方には大変気に入って頂けるのではと（自分が感じるからこそですが）思う所でもあります。

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@Kinome_Rihei そしてここまで突き詰めたからこそ、自分だけの答えを“自分で”導き出す、何の根拠も無く誰に促されたでも無い、ただ自分がそう感じたから、“胎（ハラ）より想った”からという理由に、意味や価値が顕れるのでは無いか……それが本作のコンセプトでは、あります。

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@Kinome_Rihei 仮にそうは想えなくとも、気に病む必要はありません、どうせ全ては……そんな逃げ道としても用意しつつ、実に長くなりましたが、以上が本作『胎より想えグラノセラ』の詳細と相成ります。

木野目理兵衛＠どらこにあん @Kinome_Rihei

と、勢いに任せて何とか落とした所で、

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想い象る白砂の星で 繰り返し繰り返される 巨像と虚像／諦念と感傷の物語 胎より想えグラノセラ QUE CERA CERA,GRA-NO-CERA #グラノセラ #c90　#TRPG pic.twitter.com/SYFNjLicoo

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オリジナルＴＲＰＧ 『胎より想えグラノセラ』、 Ｃ９０二日目東マ12b、 「どらこにあん」にて頒布します。 『黒絢のアヴァンドナー』共々、 どうか宜しくお願い致します。 #グラノセラ #c90　#TRPG twitter.com/Kinome_Rihei/s…

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＃グラノセラ　もう一つ、というか、ある意味一番大事な点を忘れておりました。本作には、サウンドトラックが付きます。メインテーマに戦闘曲（前後編）、そしてアイキャッチ（ＳＥ）の三＋一曲と、数が少々少ないのは、多岐に渡る場面故ですが、雰囲気通りのものだと思います。

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@Kinome_Rihei 作って頂いたのは、イラストもお頼みしたPitohui Recordsのsamotieさん。 pitohuirecords.com　視聴は諸々の理由からちょっと遅れ気味と申し訳ないが、キリの良い、ある日にちを目処に公開予定です。ご期待ください。