- kiryu_takase
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カリギュラのテーマは「偶像殺し」だそうですが、私はこれ、別に物騒なテーマではないと思ってますん。むしろめちゃくちゃ優しい行為だとすら思ってますよ。
2016-07-25 12:25:26偶像殺し=偶像崇拝の対象を殺すことなわけだけど、まず偶像崇拝の対象の生死は凄く重要だと思う。それが既に死んでいるものや、無機物ならまだいいんだ。生きてたり、自我や意思が存在するものを偶像崇拝の対象にしてしまったら、それはとても残酷なことだと私は思うよ。
2016-07-25 12:29:20偶像崇拝の対象にされたものは、神様よろしくいろんな人に縋られることになる。自分の幸せを実現することも難しくなるし、常に動向を観察されることになる。凄く理不尽で辛いと思うよ。だから偶像殺しは偶像化されてしまった人を救う唯一の手段だと思う。
2016-07-25 12:32:43偶像「殺し」というと、何かの命を奪う行為だと思いがちだけど、私は偶像殺しに関してはそれに限らないと思う。だって「偶像崇拝」の意味調べてみたらわかるけど、偶像って本来実体がないもんなんだ。それを殺すことは命を奪うことではないと思う。
2016-07-25 12:37:08偶像「殺し」というと、何かの命を奪う行為だと思いがちだけど、私は偶像殺しに関してはそれに限らないと思う。だって「偶像崇拝」の意味調べてみたらわかるけど、偶像って本来実体がないもんなんだ。それを殺すことは命を奪うことではないと思う。
2016-07-25 12:37:08@cometliner そうなんですよ!「イメージを壊す」って行為は立派な偶像殺しだと思います。アニメやマンガなら「キャラ崩壊」とか。
2016-07-25 12:39:47つまり、生きているもの、自我や意思があるものが偶像化されてしまったとき、そこから救い出す行為こそが「偶像殺し」だと私は思うのです。死者が偶像化されていても、遺族が辛い思いをしてたりすれば、偶像殺しが救うかもしれない。
2016-07-25 12:42:25偶像崇拝の対象を失った人は失望するだろうけど、必要に迫られて取り敢えずは自分の足で歩くことになると思う。つまりカリギュラの偶像殺しとは「誰かに望みを託し犠牲を強いて生きるのではなく、何事も自分の力で為すべきである」ってことを描くために用いられたのでは。という考察。
2016-07-25 12:50:14カリギュラでは偶像殺し=メビウスの歌姫μに対するもの…つまりアイドルを殺すことを指すわけだけど、偶像はアイドルだけに留まらないよね。神様はもちろん、英雄、勇者、偉人、精霊や妖精なんかも偶像崇拝の対象になる。アイドルはその中でも私達の生活の近くにいるのが特徴だと思う。
2016-07-25 18:17:05ここで面白いのは、偶像崇拝の対象は全て「正義」であるということ。正義だ悪だと言い始めるとややこしくなるけど、あえて正義って言っておこう。まあ拝んだらご利益をくれるからね。
2016-07-25 18:25:13面白いも何も当たり前やんと思わないでもないが、じゃあ偶像殺しのほうはどうだろう。こっちは打って変わって「悪」が非常に多い。表舞台には立てないキャラ、人間くさかったり、業を背負ってたり…
2016-07-25 18:27:25こっから先は少し前に考察してた「正義が衰退・暴走した際の歯止めは悪の役目?」考察に結びつくと思う。ロックマンゼロのゼロ然り、夜のヤッターマンのドロンジョ然り、あれはまさに偶像殺しだった。興味あればぜひ見てみてください。
2016-07-25 18:31:55まとめると、「偶像殺し」とは正義の暴走を止めるために例外的に立ち上がった悪による救済行為であるってこと。この救済行為は物語の現状をリセットし、正義がそれまで単独で負っていた責任や使命を大衆に分散する効果がある。
2016-07-25 18:38:45生き残った悪が『こんな俺にも生きる意味がまだあるっていうのか?』って問うシーン、よくあると思います。きっとそれは正義が暴走したときにも悪の毒素をもって惑わされずに生き抜いて、暴走した正義を一発殴って偶像殺しするためだと私は思いたいのです。
2016-07-26 21:56:18正義は偶像殺しされて初めて肩の荷が降りると思う。だから世界を救ってはい終わり。なお話より、その後に「しかし平和は長くは続かなかった…」ときて、正義の背負ったものを誰かが降ろしてくれるまで描いてくれたら初めて私は安心するなあ。
2016-07-27 00:10:21