2016.5.26 デイリーニュース掲載 山下俊一氏の論考「福島原子力発電所事故後の思春期の若者における甲状腺がん:集団スクリーニング効果か実際の増加か?」Yurihiranumaさんのツイートまとめ(2016.8.1作成)

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Adolescent Thyroid Cancer After the Fukushima NPP Accident: Mass Screening Effect or a Real Increase? S. Yamashita am.asco.org/adolescent-thy…

2016-08-01 08:06:41
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

米国臨床腫瘍学会年次集会サイトの公式ニュースソースであるデイリーニュースに2016年5月26日に掲載された、山下俊一氏の論考「福島原子力発電所事故後の思春期の若者における甲状腺がん:集団スクリーニング効果か実際の増加か?」 am.asco.org/adolescent-thy…

2016-08-01 08:13:03
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

用いられている図などは、ロシアで5月中旬に開催された国際会議での山下俊一氏の発表「福島原子力発電所事故の健康リスク管理」のPPTスライドの中のもの。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2016-08-01 08:15:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ロシアで5月中旬に開催された国際会議での山下俊一氏の発表「福島原子力発電所事故の健康リスク管理」のPPTスライドが舞い込んできたので共有します。 drive.google.com/file/d/0B9Sfbx… アブストラクト和訳TW→twitter.com/YuriHiranuma/s…

2016-07-08 08:27:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ひとつめはこれ。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2016-08-01 08:15:17
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

PPTスライドのひとつは、Thyroid誌掲載の1巡目論文内の1巡目検査結果のフローチャート。 pic.twitter.com/HPBcrsVWAn

2016-07-08 08:46:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ふたつめはこれ。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2016-08-01 08:16:12
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

次のスライドでは、年度差(=地域差)を示している。このデータも、1巡目論文のと同じ。空間線量が高いの23年度の発生率よりも24年度より低いので、被ばく影響でない、と。(空間線量=被ばく線量、という前提の不確実性は?) pic.twitter.com/tZ2H5iaanD

2016-07-08 09:03:47
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「チェルノブイリ災害の再来の恐怖が放射線誘発性小児甲状腺がんの増加のような誤解を誇張し」で引用されてるのは津田論文。「そしてジャーナル・オブ・エピデミオロジーで多くの批判的コメントを喚起した」とあるけど、ジャーナル名間違ってるしw

2016-08-01 08:21:17
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Journal of Epidemiologyって、日本疫学会の学会誌やん。 jstage.jst.go.jp/browse/jea/-ch…

2016-08-01 08:22:47
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

しかし、臨床腫瘍学医らが対象なのに、手術例の詳細情報(乳頭がんのサブタイプや手術適応度など)は書いてない。それに、あたかもLNTモデルが疑わしいかのように誘導している。放射線誘発性がんリスクの評価にLNTモデルを用いると放射線恐怖症が引き起こされる、とか。

2016-08-01 08:28:16
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下俊一「LNTモデルは長年用いられてはいるが、実際の健康リスクの視点からは、100mSv未満での低線量被ばくの直線関係には、いまだに不確かさがある。」 まだ言うか・・・

2016-08-01 08:31:20
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「この不確かさの理由のひとつは、研究から得られるメカニズムに関する証拠の不十分さである。」としてあげられている文献2つのうち、最初のはこれ。山下氏も寄稿されてるとは言え、3人の編集者中2人がSARIメンバーですがな・・。 novapublishers.com/catalog/produc…

2016-08-01 10:30:42
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2つ目は、「チェルノブイリ事故後の小児甲状腺がんの放射線シグネチャ:発がんにおける放射線の役割の可能性」 onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ca… 著者は、原研医療の鈴木啓司、光武範吏、Vladimir SAENKO、山下俊一 www-sdc.med.nagasaki-u.ac.jp/drms/member.ht…

2016-08-01 10:39:20
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「LNTモデルは長年用いられてはいるが、100mSv未満での低線量被ばくの直線関係には、いまだに不確かさがある。この不確かさの理由のひとつは、疫学研究から得られるメカニズムに関する証拠の不十分さであり、ゆえにLNTモデルの低線量放射線被ばくへの適用性の評価は不完全である」とある。

2016-08-01 10:43:29
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「LNTモデルは長年用いられてはいるが、100mSv未満での低線量被ばくの直線関係には、いまだに不確かさがある。」の部分の引用文献は、山下氏のNCRP基調講演(fukushimavoice2.blogspot.com/2013/10/311.ht…)がベースの論文でござる。 journals.lww.com/health-physics…

2016-08-01 10:47:28
リンク LWW Tenth Warren K. Sinclair Keynote Address—The Fukushima Nucle... : Health Physics Abstract: Just two years have passed since the Tokyo Electric Power Company-Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant (NPP) accident, a multidimensional disaster that combined to destroy the local infrastructure on which the safety system depended and gave a
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

原研医療の論文の主旨は、LNTモデルは電離放射線が標的細胞でがん遺伝子に確率的な変化を及ぼすという概念に基づいているため、放射線誘発性の発がんを解明することはこの概念を正当化するために不可欠である、ということらしく、遺伝子再配置やコピー数変化などの論文をレビューしていて興味深い。

2016-08-01 10:52:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

まだ実験的に証明されていないので注意する必要があるとの注釈付きだけど、「電離放射線により甲状腺濾胞細胞で老化のような細胞死が引き起こされることにより分泌される様々な成分によって炎症反応が刺激され、放射線被ばくによる組織や組織微小環境の混乱が増強される」という仮説モデルが興味深い。

2016-08-01 11:08:20
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この仮説モデルでは、「組織や組織微小環境の混乱と修復により自然発生のがん遺伝子再配置を持つ甲状腺濾胞細胞の増殖状態が生まれ、それが甲状腺がん発がんへのプロセスを始める」というのが前提とされている。(続) onlinelibrary.wiley.com/enhanced/figur…

2016-08-01 11:09:21
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)ただ、この仮説モデルだと、放射性誘発性の発がんプロセスの確率的モデルが疑わしくなると結論づけられており、ゆえに、LNTモデルが適用されない、と言いたいのだろうけど、そういうもんなの?(専門家の人ら、どうなんでしょ?)

2016-08-01 11:11:41
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

思いっきり繰り返し中でござるよ。海外の医師ら、まんまとここに書かれてること信じるでしょう。 twitter.com/masanoatsuko/s…

2016-08-01 11:15:45
まさのあつこ @masanoatsuko

結論(Conclusions)だけ読みました。ザクっと言うと「福島の子どもの甲状腺がんは、チェルノブイリとは違う。医療の専門家が、スクリーニング効果だと公衆に正しく説明することが重要」だって。公害事件の繰り返しだわ・・・ twitter.com/YuriHiranuma/s…

2016-08-01 09:11:09

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

山下氏らが、LNTが放射線誘発性発がんには当てはまらないことを、それが妥当かどうかはともかく発がんメカニズム自体の見直しにより証明しようとしているみたいな一方、クロモスリプシスという概念も出てきているし、色んな意味で見直しが必要? twitter.com/YuriHiranuma/s…

2016-08-01 16:02:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

(続)「放射線誘発性甲状腺がんの体細胞ゲノミクスの詳細調査」という研究は、たった1度のイベントで1つもしくはごく少数の染色体において、数十〜数千箇所にも及ぶ崩壊と再編成がおこる現象、クロモスリプシス ( 染色体破砕)についてらしい。ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF…

2016-07-24 09:41:58
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

また一方では、豪小児CT研究のマシューズ氏らが、「医療診断による急性被ばくでは100mGy未満での線量反応カーブの勾配がもっと急なのでは、と提案」している。 twitter.com/YuriHiranuma/s… なんかこう、アジェンダや分野の枠を超えて、純粋に解明できないのかな?

2016-08-01 16:04:41
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

LSSデータの不十分さ(欠損データなど)や正確さ(脳疾患が脳腫瘍と診断された可能性など)に問題があるのも、ERRがCT調査よりはるかに低い理由であると思われる一方、著者らは、医療診断による急性被ばくでは100mGy未満での線量反応カーブの勾配がもっと急なのでは、と提案している。

2016-06-21 08:48:40