ケルトの死の神「サムハイン」

アイルらん豚 @ireranran

ケルトには「サムハイン」という名の死の神がいるらしい この神については平凡社の百科事典にも載っています kotobank.jp/word/%E3%82%B5… ピクシブ百科事典によればなんでもサマエルに関連付けられているとか dic.pixiv.net/a/%E3%82%B5%E3… #ケルト

アイルらん豚 @ireranran

で、勘の良い方は気づくのではないかと思うのです 「このサムハインってSamhainの事じゃないの？」と。 Samhainは単に「夏の終わり」を意味する言葉で、10月末から11月頭に行われる祭りの事を指します。 en.wikipedia.org/wiki/Samhain

アイルらん豚 @ireranran

サムハインが神の訳ないだろ、常識的に考えて・・・とらんらん思っていたのですが、豚が常識を説いたところで誰も聞いてくれませんね。 そこで「サムハイン=神」という誤解が起きた過程を長年調べていたのです。 そして遂にそれについて書いた本を見つけました。

アイルらん豚 @ireranran

本の名は"Myths and Legends of the Celts"。著者は"Dictionary of Celtic Mythology"で有名な？James MacKillopです。彼はハーバード大学でポスドクとしてケルト研究を行っていたので信用はできるのではないかと。

アイルらん豚 @ireranran

さて、書いてあった内容がこれです。想像で補いながら不正確な説明をすると、 サムハイン神とは、キリスト教原理主義者によって行われた反ハロウィンキャンペーンにおいて、彼らのパンフレットに書かれた「捏造された邪神」です。 pic.twitter.com/BdEPK4wmO6

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アイルらん豚 @ireranran

つまりハロウィンをやめさせたいアレな人たちが「ハロウィンってのは異教の邪神『サムハイン』を信仰していた祭りの名残なんだから中止しろ！！」と主張したという事ですね。この神は１団体の妄想の中にとどまることなく、それなりの影響力を持って、ついにアメリカの百科事典に載ってしまいました。

アイルらん豚 @ireranran

さて、MacKillopはこうも言っています。「クロム・クルアハ(神)はサムハイン神のモデルとなったように思われる」…えっ？

アイルらん豚 @ireranran

という事は、悪く解釈すればMacKillopの言うように反ハロウィン運動を行った人たちは「サムハイン神を捏造した」と言えるかもしれないけど、善意に解釈すれば「クロム・クルアハの名をサムハインだと勘違いした」だけなんじゃないの・・・？

アイルらん豚 @ireranran

結論としては「サムハイン神って何なの？」という問いについては「大体クロム・クルアハ。」で答になるのではないでしょうか。 おわります。