ネタメモ:自分用

自分用ネタメモログ
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とらい @fourdart

【メモ】 その夜、菅原一輝は、ひたすら自分の自転車を飛ばしていた。月は満月。月明りが明るいが、とにかく後ろを振り向きたくない。背後にどう考えても何かいる。というか、背中に背負っているモノになにか要る感じがするのだからどうにもならない。

2016-08-17 21:54:26
とらい @fourdart

「うおお、ヤバイ! し、真剣を入手してしまうなど、銃刀法違反で捕まってしまうう! しかも、何かいる! 絶対になにかいる!」  刀剣を買った骨董屋はすでにしまっていて、あのあやしい親父は扉をたたいても出てこなかった。それより、背後から女の声がするのが怖い。

2016-08-17 21:55:45
とらい @fourdart

「こうなったら、もはや、長世に頼るしかない!」 一輝は少なからず焦っていた。基本的にビビリなのだ。長世は、あんな顔して意外と霊感のある男だし、多分頼りになると思う。というか、贅沢はいってられない。

2016-08-17 21:57:27
とらい @fourdart

菅原一輝は警官だった。正義感の塊のような男であり、毎日街の平和を守る為、チャリにて巡回を怠らないまじめな公僕である。 ただ、言動がちょっと不審なので、何度か不審者として通報されたことがあるという非常に不名誉な過去を持ち合わせている。正義の味方にはちがいないので安心してほしい。

2016-08-17 21:59:22
とらい @fourdart

ちなみに、名前の読みは「カズキ」だという説が濃厚だ。しかし、親兄弟も同僚も上司も友人も、皆、「イッキ」と呼んでくる始末なので、本当の読みがどうだったかわからないし、例えカズキだったとしても訂正されることはなさそうだった。

2016-08-17 22:01:38
とらい @fourdart

そんな一輝には終生のライバルがいた。その名は、菅原英明。現在は、高校教師。一輝の従兄弟である(本家)。思えば一輝の不幸の元は、彼だった。同い年で同じ日に生まれ、あまつさえ、顔だってほとんど似ていて、まるで双子のようだった。  それなのに、このスペックの差はどうだ!

2016-08-17 22:02:07
とらい @fourdart

子供の頃から、勉強も体育も、すべて英明の方が一歩上。一輝は、万年二位に甘んじていた。それだけではない。同じ顔をしているのに、圧倒的にはかなげでイケメンオーラを漂わせていた英明。それに比べ、当時からどことなくヤバイ雰囲気を全身から漂わせていた一輝。バレンタインデーは地獄だった。

2016-08-17 22:02:54
とらい @fourdart

そんなものだから、親から、「本当は、英明くんと取り違えたんじゃないかねえ」とか言われる始末。正直、俺だって傷つく!! 俺が何をしたというのだ!!!

2016-08-17 22:03:35
とらい @fourdart

そんな一輝にも転機が訪れた。地方の大学に通った一輝は、そこで英明の呪縛から解きはなれた上、心の友である稲庭長世と出会うのだった。 長世はいい奴だった。一輝が下着ドロと間違われて警察に突き出されようとしたとき、偽のアリバイを証言してくれて、あまつさえ協力して真犯人すら捕まえた。

2016-08-17 22:05:41
とらい @fourdart

そんな彼の恩に報いようと、誰も行きたがらないという長世の旅行に同行したのだったが、中東旅行と聞いていたので、トルコでベリーダンス三昧か、それもよし。などと甘く考えていた一輝。しかし、バスを乗り間違えた為か、はたまた最初から長世がそのバスを選んだのか、気が付くとバビロンの門の前…。

2016-08-17 22:07:26
とらい @fourdart

「バビロンの門、一度見たかったのだ」と満面の笑みを浮かべる髭面を見たときは、コイツ、一度殺そうかと思う一輝であったが、さらに迷っているうちに、武装勢力に取り囲まれた時は、この一輝ももうここまでかと思ったものだ。もう突っ込む気力もなかった。

2016-08-17 22:09:58
とらい @fourdart

しかし、そこは何とか気力で無事脱出した二人。しかし、こんな騒ぎになったのだから、バッシングされたり、はたまた注目されて称えられるのかなーと期待した一輝だったが、ぶっちゃけ二人がいなくなったことに誰も気づいていなかった。よって、何の問題にもならなかった。

2016-08-17 22:11:44
とらい @fourdart

ともあれ、そんな長世だったが、意外なことに霊感が強く、タロットで占っては正確に探し物を引き当てる才能を持っている。ということで、きっと、この背中の何かもはらってくれるにちがいない。思えば、うっかり、仕事後に予約した薄い本を取りに行ったのが悪かった。

2016-08-17 22:12:45
とらい @fourdart

隣に骨董屋があったもんだからつい…。一輝も一応剣道やるし、親父が負けてくれるもんだからつい…。しかし、真剣だなんて聞いてなかった。むしろ、こんなもの持ってるのがばれたら大変なことになる。しかも、何か憑いてるぽい。

2016-08-17 22:13:49
とらい @fourdart

とにかく、こうなったら信用できる長世に相談するしかない。「ねえねえ、ちょっと、私、そんな悪霊じゃないの。話聞いてってば」なんか後ろで女の声が聞こえる気がするが、そんなものに惑わされるわけにはいかん。

2016-08-17 22:15:31
とらい @fourdart

「たとえ、女の悪霊だろうが、人生の春とかおもっちゃいかんのだーー!」一輝はそういって、声を振り払うとひたすらペダルをこぐのだった。

2016-08-17 22:16:20
とらい @fourdart

一輝兄さんは、どっちかというとジャキ寄りで、奴をキモい方向に伸ばしてみたらどうだろうともって作ってみたキャラだった。ヘタレで挙動不審でヤバイオーラが出てるけど、正義の味方。頑張れるときは頑張れる筈。ちなみに顔自体は二枚目。サバゲー好きという設定だったハズ。

2016-08-17 22:18:17
とらい @fourdart

長世ちゃんは、一輝がアレだけに蛇王さんモデルだったけど、蛇王さんよりはだいぶんまとも。一輝がアレなので実は相当カバーしている。霊感強くて占い得意なヒゲ。壁に鋼鉄神のポスターとかはってるメタラー。

2016-08-17 22:21:10
とらい @fourdart

話の内容的には、妖刀を手に入れて悪党退治をしなきゃならんけど、霊感ゼロなにぶーい一輝を見えるながよちゃんがフォローして戦う的な話になる予定。だが、ちょっと他の要素入れかけてしまって、それだと長世がいらなくなりそうなのでいろいろ迷って寝かしてある。多分もうちょい寝かす。

2016-08-17 22:22:52
とらい @fourdart

フォロー役に、一輝の後輩に取り憑いてるジィーギル=アル・ヤシンというお兄ちゃんが出てくる説もあったのだが、これはメタなネタだし、ちょっと奴のキャラが濃すぎて周囲を飲むので、考え中(さかさまから読むと正体わかる方式)

2016-08-17 22:25:37
とらい @fourdart

【聖騎士クリスとその従卒】貴族の三男坊のやる気のないぼんやり聖騎士クリストファーさんとそんなクリスさんのもとにやってきた新米騎士見習いのヒロインの話だが、ヒロインがいまいち決まらないので寝かしている。

2016-08-20 17:49:24
とらい @fourdart

クリスさんは、何というか、シャーとは違う意味で昼行燈というか、生気がないというか、いきなり背後に立っててびっくりする系の人。性格的にはリーフィを男にしたみたいなもんだけど、もっとだらだらしている上に得体が知れない感じになってる。異教の民にも理解を示せるので主に辺境に飛ばされてる。

2016-08-20 17:51:35
とらい @fourdart

閑職なので、普段は日がな釣りして昼寝して過ごしてたりする。事件が起こると解決しなきゃならないのだが、シャーと違って自分では首突っ込みたくないのだが、職務上かかわらざるを得ないので面倒だなあとか思ってるタイプの人だったかと。魔法とかはあんまりでない(相変わらず)が、ドラゴンはいる。

2016-08-20 17:54:00