ドラゴンボール注解2

Mačka @ox11_m

不意にこういうかゆくなる曲が聴きたくなる日もある。Distance -Utada Hikaru youtu.be/jI5N4dStkv0 via @YouTube

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悟飯に捧ぐ：»Qui Corpus ad plurima aptum habet, is Mentem habet, cujus maxima pars est aeterna.« (Spinoza) 俺も運動しよ。

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では、サイヤ人編の前のウォーミングアップということで、一つだけ。 pic.twitter.com/iBrzFo4gUE

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まずはこのシーン。宿敵悟空を倒して喜ぶピッコロさん。アップの表情はほとんど半泣きに見える。 pic.twitter.com/EMX24I4CJA

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この後悟空さにぶっ飛ばされるのだけど、悟空に仙豆もらって飛び起きてこんな感じ。「え、今すぐもっかい悟空に挑めよ」ってツッコミは野暮。なぜなら、買ったと思って大喜びしてる時、彼は思ってしまったのだ。「悟空いなきゃつまんなくね？」、と。 pic.twitter.com/MRG2thEvo1

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悟空はこのパターンを熟知してるのでドヤ顔でピッコロ編はめでたく終了。しかし、この後の彼の生活は地獄となる。家族の歴史を背負わされるからです。

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「宿敵なしじゃつまらん」って悟空の言葉に遂行的には同意して帰ってくんだよね。ピッコロさん。「また遊ぼうぜー、hahaha！」って言いながら飛んでくの。しかし、周知の通り、彼の生涯の友は悟空ではなくその息子。これも悟空には辛い。

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シュミットの獄中記に出てくる「敵はどこだ？」という自問がイメージソース。

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言うまでもないけど、以後の悟空はニートだ無職だとみんなにバッシングされるけど、本人は誰よりも家族と生まれ育った土地のために働いてるつもりなのよね。等価交換の両項についての認識が致命的にズレてるのだ。政治と経済の間のズレにも重なるズレかも。

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ああ、悟空！

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『ドラゴンボール』を貫いてる一つの重要な問いは「めちゃくちゃ腕力の強い子どもとどうやってともに生きていくか？」だと思うのだけど、悟空自身がこの問いに対する答えを探すようになった頃から、彼の悲劇もはじまったのだと思われる。

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答えをとっくに知っていても、なかなか実践できないという悲劇。

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多分、最終回は「元いた場所に帰る」形のフィナーレ。

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サイヤ人編の頃から、ベジータの他人に対する評価は実に公平で的確。そんでもって終始一貫してゲームとしての戦闘が大好き。色んな感情が混ざって、兄貴のことは「怖い」と言ってた悟空もベジータとの出会いは喜んでるんだよね。 pic.twitter.com/Xvo4jwOwZs

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気ってのは、要するに存在の気分のことだろうから、自分に向けてビンビン放たれる気が時間の共有をうったえてきたら、好きにもなるってもんだろう。当たり前すぎる。初対峙のシーンでも、下段ではベジータも真剣な顔してるし。 pic.twitter.com/khdCNwm8ww

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何故か無限ループスイッチが入ったので、感染用に置いておきます。宇多田ヒカル - Prisoner Of Love youtu.be/6bDyqwwH4Xs via @YouTube

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それに対し、地上げ屋の鉄砲玉に甘んじてる兄貴（しかもドヤ顔で上司の自慢始める）にはドン引きの悟空さ。そら「聞かなきゃよかった」ですわ。ポーズもなんかダサいし。 pic.twitter.com/7gE2La8tRC

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初対面なのに相手のジョークを受け止める度量のあるベジータ。そして、いいところは素直に褒めるベジータ。アリストテレス好みのいい男である。 pic.twitter.com/m7rxsc7DaV

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今日は休みだし、タイムリーなのでシュミット『大地のノモス』第四章「新たな政治という問い（Die Frage eines neuen Nomos der Erde）」を読むっす。

Mačka @ox11_m

真面目に「注解」の続きを書くには気をためないといかんのです。

Mačka @ox11_m

われわれの文脈において注目すべきは、同章第七節「戦争における現代の殲滅兵器」の第二項「戦争の舞台の空間的イメージの変容（Wandel des Raumbildes der Kriegsschauplätze）」。

Mačka @ox11_m

ん？「新たな政治…」じゃなくて「新たな大地のノモス…だろ。どうしてこうなったし。

Mačka @ox11_m

アンチジャンプといえば、自分はDB連載時、ジャンプはせいぜい三週間遅れでしか読めなかったし、他のライバル雑誌や少女誌にいたっては小学校の高学年になるまで存在も知らなかったな。そういう意味では非常に強烈なイデオロギー教育を受けている。

Mačka @ox11_m

なので、日本の兄弟姉妹を知ったのは結構大きくなってから。大きな欠落は違う土地の人びとの横顔で埋められていた。こう言ってよければ、リアルに色んな髪色をした、色んな動物に似た子どもたちの横顔で。

Mačka @ox11_m

『大地のノモス』、やっぱ国家間戦争（Landeskrieg）との対比で海戦（Seekrieg）が論じられるところが面白い。序論の海賊についての記述がちょっと響いてて熱くなる。