M1　2015

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。メイプル超合金のウソに対して「へぇ～」。今までのM1になかったリアクションで気づいたのが「今回客にエキストラが多い」推定。今までは「出演順」が勝敗を大きく分けていたが、今回から「客質」が追加と見ていい

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。スーパーマラドーナ。準々決勝の動画だと「即死やったん？→もうやめたれや→会場笑い」に対し、決勝は「即死？→会場笑い→やめたれや」。会場の広さとマイクの位置によるものだけにも聞こえず。この辺で客席の傾向をはかる

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。おそらく今回の決勝は「笑いたい人」が主に入ってる。となれば、ジャブレベルでも、なんならジャブ未満でも、一回ふざければ1回客席が沸くわけで、練るより手数を放り込んだ方が強いはず。 結果的に上位4組がジャル、トレ、シャリ、タイムマ。全部放り込み系。銀以外は話自体の筋は特にない

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。その「話自体の筋がない」代わりに、構造で入り組んでるのがジャルとタイムマ。テーマでくくったのがトレンディエンジェルとタイムマ。年齢層をなるべく広く取ることに徹したのが銀シャリ。「さしすせそ」で老齢、バイキンマンで子供まで守備

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。客受けがとにかくいいタイムマの「ボキャブラ系」。ダジャレともいわれる。ダジャレを嫌がる玄人筋は相当数いるが、庶民にはなんなら「ボケツッコミ」の形よりも親しまれやすい。逆に考えると、ボキャブラは攻撃力が高すぎて漫才の形が脅かされる故、禁忌扱いされる可能性すらある

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。素人でも作れてしまうダジャレの攻撃力が高すぎて、玄人が苦心して作った非ダジャレが霞むので、故に嫌い、みたいな。ボケツッコミが日常圏の人たちには特に嫌われ率が高い模様。ただ、たとえば東京はボケツッコミの文化が無い生活圏なので、その圏で和みを生むにはダジャレは好まれる

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。こうなると、「玄人界隈でダジャレを許すかの踏み絵」みたいな審査の目が向けられるわけで、これがタイムマシーン3号の点数に出たと見られる。 茶の間は大好評、しかし玄人筋は踏み絵が始まり笑いの量と点数が結びつかない　この踏み絵についてもう少し続けると、

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。踏み絵の話を交えて、採点の話。タイムマと銀シャリの点差は2点。ここで審査員の傾向と対策を考える。今回の9人の審査は3パターンと判断。

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。採点パターン１。【満遍なく散らす】型。だいたい1組目においた点数を平均値として目指し、1点刻みでボリュームをとる形。礼二、岩尾、富澤、パンク哲夫、笑い飯哲夫が該当。5人が該当するので、これが主なパターン。 欲を言えば、最初の組は採点が辛くなりがちなので、1-2点高くおくべき

秋葉のパパ @papa_akiba

M１．採点パターン２．【減点＆落選者決定】型。ダメだと思う部分に対して減点をつけ、「最終選考にお前は残さない」という意思をスコアに出すタイプ。いわゆる日本人型か。増田、吉田がこのパターン。ここに睨まれた場合、「許さん-5点」「良かった+3点」なので強烈。この2人は下位を決定する

秋葉のパパ @papa_akiba

M１、採点パターン3．【最終決戦プッシュ】型。旧M１の一部審査員も愛用した類型。原則3組に対して+5点を与え、それ以外は僅差で散らす。徳井、石田がこのパターン。石田はパターン2も使うため、全審査員中一番結果に影響を持つ人間になってしまった。２か３どっちかにしとけ、という提案

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。で、タイムマシーンの踏み絵の話。採点を見る限り、増田吉田コンビの減点チェックは通過。石田の最終決戦プッシュゲット。代わりに、徳井は銀シャリをプッシュ。これでイーブン。で、実は銀シャリとタイムマを分けたのは、飯の哲夫と岩尾が「ちょっとだけ散らしておいた」点差分あたり

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。で、やはり「ダジャレは罪」という踏み絵は一部の関西生活圏に強く出やすいのかなと。タイムマのボキャブラネタは完全なる散弾的（単なるオオギリ連打）ではなく、かなり構造的にできており、同様に「ボケ並列型だが、配置配列の構造を練って作る」石田が共感したのは分かりやすいところか

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。で、じゃあいわゆる「素の設定の演者が二人並んでおしゃべりをし、それを勝手に聞いた外側がクスクス」的な　オーソドックスで且つ作り上げるのが大変難しい本で勝負してきたのは　メイプル、和牛、銀シャリ、トレンディエンジェル。さらにここから「談話の妙」に特化したのは和牛のみか

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。談話の妙に徹するとオトボケ放り込み連打サッカーで点を取るのはなかなか難しく、結果的に一番難しいチャレンジをした和牛が6位で下位。客層が違えばまた結果も違ったかもしれない。ただ、この大変難しいジャンルで結果を残したブラマヨはやはり「新しい型」を作ったとほめられて然り。

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。「落語＆感想」のチュート、「漫談＆訂正」のナイツあたりは【単純な放り込み連打得点サッカー】に反抗心を出しつつも、しかし得点するペースは下げないという提案、偉業。

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。サンドイッチマンも、本来は」シチュエーションの妙が土俵のコント界」から漫才のエッセンスを取り入れ、放り込みサッカーに要求されるペースの得点を得られるコント原案漫才エッセンスの台本。　ここで見えてくるキーワードは、「ツッコミの単純作業にターンを渡さない」こと

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。ツッコミ作業にターンを渡さないための方法2種が、「ツッコミのターンとなる時間を極力減らす」ナイツのような邪魔をしない方向か、「ツッコミボケ」ともいわれる「単純作業に終わらないように小ボケか大ボケを担う」形。人間味と形容されることもある

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。東京はボケツッコミの日常生活圏では基本無いので、ボケツッコミの漫才は「日常の切り取り」というよりも「ファンタジー」やそのまま「演目」として捉えてしまいやすい。ボケツッコミ日常圏に分かるように伝えると、東京は「オトボケorダジャレ　＆　訂正or感想」あたりが日常になる

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。おぎやはぎなどはボケツッコミが生活日常圏ではないことで「恥ずかしい」という感想を持ち、生活圏に訂正して「ズレと訂正」ではなく「ズレと感想」という形に直して共感を得た。欽ちゃんなんかも「圧と感想」という着地点を経た

秋葉のパパ @papa_akiba

M1。ここまで前提を並べた上で、話をこのセンテンスの本筋に一気に戻す。【ダジャレの踏み絵をするのであれば、ボケツッコミの構造自体も踏み絵をしないとフェアじゃないのかなー】という雑感。ボケツッコミ生活圏外においては、矢作、三村、澤部あたりのリアクションの方が現実の共感に近い故。

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。ただ、仮に「手数放り込みサッカー」でM1を攻略したとて、漫才中に個々の演者の人柄の売り込みを兼ねてない台本の場合、その後で苦戦する模様。石田とパンク哲夫はコント中のキャラで日常を生活しなければ認められず、飯哲夫も日常的に「代われ！」をやらないと居場所が無いとみなされがち

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。その点で言うと今回のチャンプ斉藤さんは「斉藤さん」で日常を送るチャンスがある分、居場所を作りやすいのではなかろうかという未来予想。オオギリの裏切り系能力は低いらしいので、即応性を高めてトボケが浅くても許される形で斉藤さんを作れれば、メディアの居場所もうみやすそう

秋葉のパパ @papa_akiba

M１。スーパーマラドーナ。準々決勝の動画を見た後決勝を視聴。勿体無いことに変質していたように。準々決勝は「デリカシーがひとカケラも無いが、悪気自体は無い」人を【こっそり】ウォッチングという切り口が期待を膨らませた。回想エピソードを邪魔しないように覗き見している感覚があった

秋葉のパパ @papa_akiba

M１．スパマラ。決勝の内容はタイトルこそ一緒だがガラリ変わって「挙動不審のヘンな人が奇行を続け、それを回想エピソードに介入して叱る」という印象の放り込みサッカー型に。ボケの人が間を詰めてしまったので、一番最初の肝心な尻タッチのところが浅い感じになったか。