扇動者?

林房雄、徳富蘇峰…
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リンク CiNii Articles CiNii 論文 - 林房雄の転向(<特集>近代の作家) 林房雄の転向(<特集>近代の作家) 三枝 康高 日本文学 13(5), 355-365, 1964-05-01

「三島【由紀夫】はその著『林房雄論』で、G項追放となった壮年の頃のかれについて、つぎのように述べているが、ここにもまた同じようなかれがいるのである。「林氏の言葉はわかりやすく、林氏の表現は平明であったが、つねに見えない敵と戦っている氏のその時その時の信念の吐露は、朗らかに酒くさい息と一緒に吐き出されていても、奇妙に独自風のところがあった。それは喋れば喋るほど告白から遠ざかり、聴く耳にはいかにも快いが、それが話者の信条であるという印象を与える代りに、或る事柄を話者がしゃにむに信じようとしているという努力と情熱のほうが、より強く感じられる独白で、たといそれが一種の告白に近づいても、事柄や思想の告白ではなく、抽象的な情熱の告白と感じられるのであった。もし林氏に敵意をもって見れば、それは催眠術師の話術ではなくて、自己催眠の努力の見え透ける話術と云うこともできただろう。」三島はさらに話を継いで、「こうした氏の語り口には、青年の心を鷲づかみにするものがあった。(同じ理由で、大人たちには、氏の誠実を疑わせる根拠ともなったであろう)」という。「青年は人の固定した信念の表白などに搏たれはせぬが、或る場所へ辿りつこうとしつつ、自分がすでにその場所に立っていると熱烈に信じこもうとする情熱を見れば、他人事とも思えないからである。それがもし不誠実だというなら、あらゆる青年が不誠実であろうか?しかし林氏の独白には、奇妙に観客を顧慮せぬところがあって、氏がまちがって観客の気持を顧みようとすれば、却って独白が独白らしくなく見えてしまう。この点で氏の総括的な印象は孤独であった。」」http://ci.nii.ac.jp/naid/110009993072

Edmund Sullivan @ManWithaHat

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2016-07-06 12:07:15
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