興行主と消費者が共に利益を得る理想的な状態には、マーケットデザイン論(マッチング、オークション)、行動経済学、サービス設計論、インターフェイス設計論などの総合が必要。インフォメーション・アーキテクチャ論をそういう道具にしたい。 togetter.com/li/1015513
2016-08-23 23:41:13とりあえず、ちゃんとした分析ではないけどコメントしておきたい。基本的には航空機やホテルと似たシステムパターンになっていると思う。「ラストミニッツ」まで日々刻々と値段が変動する仕組みを導入したらどうか。ファンクラブは先行定価販売+入場時本人認証で。
2016-08-24 00:25:35興行主が「安く売りたい優遇客層がいる」「優遇客層のふりをして転売するのを禁止したい」のであれば、いろいろやりようはあるはず。トラストフレームワークによる認証の問題と、それにもとづく価格差別の問題。
2016-08-24 00:25:51もっとワントゥワンマーケティングをアルゴリズミックに実行してもいいはず。ファンクラブでの継続年数とかアクティビティによって顧客ごとに異なる金額(一般発売よりも安い)をオファーしてもいいはず。
2016-08-24 00:26:17顧客のロイヤルティとライフタイムバリューを推定して、最も効果的な金額をオファーするアルゴリズム作れそう。まあやりすぎるとここで書いたカジノの顧客管理戦略みたいになるけど。 ja.ishibashihideto.net/blog/2010/06/0…
2016-08-24 00:27:00将来の可能性の話だけど:アマゾン書店では「客ごとに本の値段が変わる?」 forbesjapan.com/articles/detai…
2016-08-24 00:27:22ちなみにゼロ年台前半にアマゾンが価格差別の実験をして大炎上して弁解したという事件がある。価格差別は納得のいく説明がなされないと顧客の反感を買う。
2016-08-24 00:27:362000年の Differential pricing は炎上ていうか違法行為だったかアマゾン en.m.wikipedia.org/wiki/Amazon.co…
2016-08-24 00:28:27個人的には「クッキー消したら安くなる」ような値上げ方向の価格差別は禁止されてもいいんじゃないかと思う。しかし匿名ユーザー向け価格(つまり定価)よりも値下げになる価格差別は倫理的にも問題ないのではないかと思う。お得意さんに値引きをするのは対面販売では普通に行われていること。
2016-08-24 00:29:31「匿名より高い価格で買わされる」という値上げ方向の価格差別がダメな理由。もしそういうプレイヤーが少しでもいるとなれば、人々がいちいちその可能性を気にしながら買い物をする「ようになる」(正確には「蓋然性が高まる」)。社会全体の取引コストが高まり、経済全体にとってマイナスになる。
2016-08-24 00:29:50(こういうインフォメーション・アーキテクチャ論の講義を大学や大学院でやれたら楽しいだろうなあと妄想しながらいまは地道に本を書いてます)
2016-08-24 00:36:38ホテル市場や航空券市場で転売が横行していないとすれば、システム類型的に似ているチケット市場でもまた転売の横行は解消できるのでは。転売を完全になくすことはできないし、おそらくすべきでもないけど、転売を「落穂拾い」的なマージナルでトリビアルな機能に縮小することはできるのでは。
2016-08-24 00:43:06チケッティングサービスや転売サイトの販売データを使って、購入者の選好を解析し、モデル化したうえで、ダッチオークション方式など多様な販売方式についてエージェント(オートマトン)シミュレーションをしたらいろんな可能性の現実性が見えてくると思うんですよ。
2016-08-24 00:52:39