女性天皇によるクーデターの一例「道鏡事件」

アネザイチカ @nomoretakuan

すごい誤記があったから訂正しとくわ。史上初の「皇后位」についたことがない「未婚女性」として即位した女帝であり、父の聖武天皇とどうように母が藤原氏＝非皇族の天皇、ね。こんなの見せたら日本史の先生はどでかいバッテンをつけるわねｗ

アネザイチカ @nomoretakuan

道鏡事件というのは、46代＝48代の称徳＝孝謙天皇の「出自」を抜きには考えられない。この女性天皇の生母は史上初の「皇族ではない女性」。藤原家が周囲の反対をよそにねじこんだ「民間人」の女性だった。女性天皇は天皇に即位する可能性があるゆえに「必ず皇族から選ぶ」ことになっていたのに。

アネザイチカ @nomoretakuan

だから「史上初の皇族ではない皇后」である光明子はさんざん持ち上げられた。仏への帰依を大々的にアピールし慈善活動を大いに行い、人柄の賛仰、事績の称賛を生前から後世までえんえんと繰り広げた。「藤原氏」盤石の政治体制を構築するために。藤原氏から「天皇の母」を出し続けるために。

みいちゃん @michan07531

悠仁親王殿下がおられるのに なんで変な事言うなや twitter.com/fj197099/statu…

fj197099 @fj197099

二階自民幹事長、女性天皇を容認＝認めねば「時代遅れ」（headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160825-…）…単純化して扱うべきでないので明確に言うべき。まず「女性天皇」に文句を言う奴なんかいない。歴史上先例もあり、問題はない。問題は「女系天皇」であって、そんな「天皇」は存在し得ない。

2016-08-25 19:53:11

アネザイチカ @nomoretakuan

孝謙の父聖武は天災、凶作、飢饉、疫病と「悪政」に基づく民衆の塗炭の苦しみをよそに仏教帰依に国費を浪費し複数の国分寺に東大寺大仏造顕で「自分だけの極楽」をこの世にリアらいぜーションしようとした。孝謙はそんな父天皇の仏教への傾倒に非常に強い影響を受けている。異常なほどに。

アネザイチカ @nomoretakuan

天皇即位時の大嘗祭も孝謙はそれまでの神祇式に仏式を加味した折衷方式で行っている。さぞか異様だっただろう。そこではっきりと「上つ方＝天皇も三宝（みほとけ＝仏）に従う」と宣命中で宣言している。天皇でありながら「天皇の上に仏を置く」ということを宣言したのが孝謙なのだ。

アネザイチカ @nomoretakuan

二度目の帝位、称徳天皇に即位したのも道鏡への批判に激怒して当代を淡路廃帝として島流しにしてからだ。彼女は「天皇よりも上の権威」を朝廷に持ち込んだ。母が平民というコンプレックスから父の血筋や否やだけで皇子たちをはかり疑念と嫉妬から次々に手にかけたこの女性はついに譲位しようとする。

アネザイチカ @nomoretakuan

宇佐八幡宮は当初、政治権力との結託をはかり女帝に追従する「神託」を公にする。道鏡を帝位につけよ、と。女帝は公明正大で知られた和気清麻呂を再確認のために派遣する。旅立前の道鏡からの莫大な贈り物にも関わらず「皇統は皇子のみが継ぐべきだ」という「神託」を持ち帰ったのは当然だろう。

アネザイチカ @nomoretakuan

@nomoretakuan 天皇様のお名前を逆に書いちゃった。46代＝48代の孝謙＝称徳天皇ね。

アネザイチカ @nomoretakuan

周囲の力ある者たちが「道鏡を帝位につけてはいけない」という「神託」に反論を加えないのを知った称徳はこれを断念。藤原氏も目立った反対を一切せずに力を蓄え続けた。天皇になる資格を持つ皇子を生む女を量産できれば藤原氏は安泰だ。誰からも賛意を得られない企ては看過しても構わないのだ。

アネザイチカ @nomoretakuan

そして女帝がみまかった後、「帰化人豪族」である田村氏が「謀意あり」と密告し道鏡は別の「帰化人」によって捕縛され下野（今の茨城県）の薬師寺別当に任じられていよく追放される。一年九か月後に死に「朝廷の命で」平民として葬られる。この田村氏の子供が征夷大将軍の田村麻呂。

アネザイチカ @nomoretakuan

孝謙の死で天武-聖武のラインは終わり、天智-光仁-桓武のラインになる。あれほど誇りとし嫡系の正当性を主張しながら孝謙は自分で天武系を終わらせてしまった。そして「母が帰化人」の桓武が日本の政治と宗教体系を激変させる。宮中儀式にも「改革」のメスが入れられる。

アネザイチカ @nomoretakuan

母が藤原氏＝平民の女帝であるがゆえに父の血筋を重んじながら疑念と嫉妬から正当な皇子を根絶やしにした孝謙の問題は、だから道鏡に法王という位＝役職を与えた上で即位させ「天皇より上位の権威」を作ろうとしたことだ。これは潰える「野望」だろう。

アネザイチカ @nomoretakuan

ちなみに言うなら「八幡神」も「渡来神」だ。日本土着の神ではない。信仰も神も仏も政権抗争の道具としてそのとき有効なツールの一種として「力あるもの」によって利用される。平民庶民一般人はその「からくり」を見ることはない。「権威だから権威だ」と上から与えられる神と仏を拝んでいる。

アネザイチカ @nomoretakuan

道鏡事件というのは、だから女帝によるクーデター。天皇が天皇の権威を引きずり降ろそうとして「臣下」に阻止された「事件」なのだ。ここから読み取れるものは「天皇」という位、立場、権威というのは「集団の合意」すなわち群臣入り乱れる「朝廷（みかど）」が作り上げているということだ。

アネザイチカ @nomoretakuan

皇室の歴史は「政治的抗争の歴史」だ。それ以外何もない。

アネザイチカ @nomoretakuan

日本の歴史を知るためには徹底的に「音」をたどっていくべきだ。日本語は、まず最初に音があり後から輸入された漢字に当てはめていったものだからだ。たとえば「至徳」は「いきほひまします」と読む。「いきほひ」は「力」の意味で霊力、神通力、呪術力を示す。音をわかっていなければ意味は取れない。

アネザイチカ @nomoretakuan

天災や飢饉や疫病やそれらよりももっと民衆を苦しめた過税・過吏の存在をよそに「でかい仏像を造れば国が治まる」とか「入道(出家者、僧侶)」を皇位に就ければ治国平天下」と為政者が考えていた時代より今のほうがわれわれはもっとずっと「自由」なはずだ。もっと「縛られない生き方」が可能なはずだ

アネザイチカ @nomoretakuan

それには「知ること」「仕組みを知ること」がとてつもなく有効だとわたしは思う。この世で一番大事なものだと人間が決めた「カネ」の流れを追いさえすれば「これは誰がどんな意図で誰のためにしかけたのか」がすぐわかる。神も仏も天皇すらも、そうやって「うつろう」ものだったのだから。

アネザイチカ @nomoretakuan

たぶんわたしの主張は右からも左からも怒られそうだ。だが徹底したリアリストであることと「大自然が豊富に顕現・内在させている神秘」を知り敬虔になっていくこととは本来イコールな精神活動のはずだ。どちらも「事実を知っていくこと」だから。「本当はどうなのか」を徹底的に見ていくことだから。

アネザイチカ @nomoretakuan

皇室というのはわたしたち日本人の「有名な代表例」のひとつとして誰でもが観察可能だし誰でもが参考にしていける。いい悪いの取捨選択は各自に一任されている。

アネザイチカ @nomoretakuan

そして今上から「今一度皆で考えてもらいたい。天皇とは何か象徴とは何か。自分は自分が理想とする象徴を懸命に追い続けた。心から信頼する皇后と共に。そして重病でも未成年者でも皇位についたら命ある限り天皇なのだ」とお言葉がくだされた。いいチャンスなのだろうと思う。

アネザイチカ @nomoretakuan

「日本が終わる日」が来るとしたら「きっとどうにかなるだろう」「誰かがなんとかするだろう」「どうせ自分には関係ない」と御神体である国土を「悪者」が蹂躙するに任せた結果だろう。 「日本」を殺すのは「無関心」だ。

アネザイチカ @nomoretakuan

天皇位は「現在の人間のルールに従えば」必ず一度は現東宮におりることになっている。神々の出した結論は「……そして皇統は弟宮と若宮様に移される」だ。それをあせって改悪させようと狙うのは「悪人」だ。悪人は人間のルールで裁かれなければならない。なぜならここは文明国だから。法治国家だから。

アネザイチカ @nomoretakuan

人が利用できるレベルの神と、決してたちれないレベルの神とがあるのですよ。政治利用、宗教利用、利権利用、小さい小さい。あなたが懸命に心寄せて崇敬を寄せている「その神」の「素性」はなんですか？「人間」の内面から生まれてきた金儲けの神じゃないんですか？