「赤城みりあ」ってお名前の発音、最初に元気よく「あ」から始まって「か」と「ぎ」の破裂音が二段続いて強勢を増したのちに、下の名前の「み」でクライマックスに達して「りあ」ですっと流していくの本当素晴らしいよねって話?
2016-08-27 16:20:52「あ」っていうのはもうそれそのまま明るく元気な始まりの音じゃないですか……それで「あ」の次に「か」が来るのもやっぱり道理で、頭の母音を揃えながら明朗闊達なkの子音を持ってきてそれで「赤」になって、この時点でもうかわいいんですけど、「か」から「ぎ」への発展もまた見るべきものがあって
2016-08-27 16:31:57五十音の順で次に進みながらも子音が強勢を伴う濁音に進む形の発展で、ホップステップってカンジの助走を用意してるんですよね……「か」から「ぎ」に進むときに自然と尻上がりに勢いをつけるような……それで下の名前の頭の「み」につながるときもその勢いがそのままついて、階段を上るみたいになって
2016-08-27 16:35:05「み」って発音するときに一回口を閉じなきゃいけないんだけどその間に「か」から「ぎ」に登った上昇感そのままに「み」が用意されてるんですよね……gからmへの子音の変化は翻るみたいなそれで、苗字三文字で溜めたパッションがここで一音において放出されることになって
2016-08-27 16:39:33そこから今度は自然に階段を降るみたいに「り」の音に続いていって、そのまま「あ」にするっとつながっていくけど、同時にこの「あ」が「赤城」の最初の「あ」と対になってて……iの音の3連続からまたaに還る変遷にもなってて、6音の中で一番さりげない音だけどそこに特別なアクセントが生まれてて
2016-08-27 16:43:23それで今度は名前の全体を見渡してみると苗字の「赤城」は言わずとしれた赤城山の縁とも通じる名前で、一方で下の「みりあ」は言うたら極めて現代的なオリジナリティの発露で、少なくとも一世代違ったら生まれなかっただろうそれで、平仮名の風合いがとても特別で不思議な間合いの名前で……
2016-08-27 16:52:13