昔の海女さんは殆ど素っ裸だった。

それがなぜ「裸ではなくなった」のか、『外国からそうは思われたくないと言う考え方』に基づく、と言うものだったらしい。 今は漁法の進化で白装束からウェットスーツを着るようになりました。
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書肆ゲンシシャ/幻視者の集い @Book_Genshisha

岩瀬禎之(1904~2001)による「海女の群像」。千葉県出身の写真家。1931年から1964年にかけて海女の写真を撮影し続けました。「海に生きるヴィーナスたち」の群像です。書肆ゲンシシャでは写真集を扱っています。 pic.twitter.com/0ECxWWaPQi

2016-09-05 14:08:16
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4番目の写真の海女さんがつけているものはサイジというものらしい。

サイジとは、能登半島より北の沖の舳倉島(へぐらじま)の海女さんが着用していたふんどしのことである。

以下のページの真ん中部分に詳細が書かれている。
http://wadaphoto.jp/nikki0610.htm

wikipediaに海女の服の項目があり。
明治初期または大正のころまでは、上半身裸姿に、腰には木綿の布(磯ナカネという)を巻き付け、頭髪は頭頂にワラや布で髪をまとめて結う「磯マゲ」をする者が多かった。三重県の志摩地方では英虞湾などでの真珠養殖を欧米人に見学させる際に上半身裸では問題があるとされ早くから着衣が広まったが、能登地方では1960年代前半まで「サイジ」という独特のふんどしを穿いていた。

書肆ゲンシシャ/幻視者の集い @Book_Genshisha

岩瀬禎之(1904~2001)による「海女の群像」。2000年の歴史がある海女たちは、海外では「最後の人魚」とも呼ばれています。伝統の包括的な記録でもある写真集です。書肆ゲンシシャでは写真集を扱っています。 pic.twitter.com/RH0XlBuNjr

2016-09-05 14:10:51
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加藤AZUKI @azukiglg

差別用語じゃないけど、#綺聞抄 に海女装束の変遷の話がちょろっと出てきてた。 漁法が未発達だった時代の海女は「赤い湯巻き(腰巻き)」のみだったのが、明治大正に真珠取りで世界的に海女が知られるようになり、「赤い腰巻きに上半身裸というのは蛮風で恥ずかしい」となって、変わっていった、と

2016-09-07 15:26:25
加藤AZUKI @azukiglg

ただこの「蛮風で恥ずかしい」は海女達自身から出た羞耻心ではなくて、「帝国日本が野蛮な後進国と思われたくない」という先取先進な世論(新聞など)によるものだとかで。 海女の腰巻きが赤かったのは、海底で目立つから(船底が赤いのと同じ)で、鮫などを近づけないという俗信なんかもあったとか。

2016-09-07 15:28:16
加藤AZUKI @azukiglg

白い帷子で全身を覆い、水中眼鏡などを付けるようになったのはそうした海女自身以外からの「恥ずかしい格好を世界に晒すな!」という批判に沿う形での変化だったらすい。

2016-09-07 15:30:02
加藤AZUKI @azukiglg

裸の素潜りで魚介を採る海女の姿はやっぱり見世物にされてた時期もあるんだけど、見世物に身を窶さなくても海女は稼ぎが良かったとかで、「貧民だから裸身だった」ということとはまったく関係ないし、裸でいることを強いられて炊いた賎民ということでもなかったらしい。

2016-09-07 15:30:50
原田 実 @gishigaku

で、ミキモトが海女実演をショー化することで海女装束のイメージが完成、と。 @azukiglg

2016-09-07 15:33:53
人見広助 @hirosuke2010

@gishigaku 外国のモンドドキュメンタリー映画では上半身裸の海女は常連でしたね。

2016-09-07 15:37:12
原田 実 @gishigaku

乱歩の「盲獣」で犠牲者になる海女さんたちなんか皆ふんどしだけです。 @hirosuke2010

2016-09-07 15:38:43
人見広助 @hirosuke2010

@gishigaku 地方によっては腰巻きじゃなく、ふんどし姿の海女さんも実際にいたみたいですね。

2016-09-07 15:41:24
リンク 鯛の里日記 あまちゃんの舞台 久慈市小袖 - 鯛の里日記 小庵 鯛の里には「海女」という写真集があります。 昭和53年12月1日にマリン企画から発行されています。 当時でも9,500円という高価な代物です。 カメラマンは中村由信、解説を宮本常一が書いています。 この中に、あまちゃんのドラマの舞台と...
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