#真田丸 真田丸が面白かったのは、真田昌幸がいたから。草刈正雄さんの硬軟織り交ぜた、戦好き、家族思いの親父を演じきったから。老いて気力が衰退していく昌幸を見るのがただただ辛く悲しかった。
2016-09-25 20:45:32#真田丸 孫がいじめられた時、孫に仕返しを教える昌幸。信繁に遺言で家康に勝つための兵法を伝え「負ける気がしない」と豪語する昌幸。戦好きとしての矜持を見せ、最後まで武田信玄を一途に慕う姿に、戦に強いお館様に憧れ目指していた人生であったことがわかる。
2016-09-25 20:46:52#真田丸 この物語における昌幸の父はお館様:信玄だった。お館様に憧れ、戦のことだけを考え、お館様を超えようと生きてきた生涯。そんな昌幸に憧れ、父の意志を遺言を継いで生きていくのが、幸の字をもらう幸村こと源次郎なのだろう。
2016-09-25 20:48:18#真田丸 お館様:信玄は三方ヶ原の戦いで家康を破り、昌幸は第一次・二次上田合戦で徳川勢に互角以上に渡り合い、幸村は大阪冬の陣・夏の陣で家康に苦汁を飲まさせる。徳川を追い詰めるのは常に武田の者なのである。
2016-09-25 20:49:23#真田丸 昌幸が死ぬ前に源次郎に家康打倒の兵法を教える話は後世の創作だと言われているが、源次郎から「場数が足りず、私から策を言っても聞いてもらえない」と言った点は、私が知ってる創作とも違っていて(むしろ昌幸から言われる)虚実を巧みに混ぜる三谷脚本の上手さに舌を巻く。
2016-09-25 20:50:51#真田丸 昌幸は信濃に上田に帰りたがったが、10年以上死ぬまで家康を倒す兵法を考え続ける男を、家康は死ぬまで許すはずはないのもわかる話。
2016-09-25 20:53:58#真田丸 昌幸が信之から孫子の話を聞いてから、10年以上兵法書を書き溜めておくという話も、軍略家としての昌幸の人物像も立つし、以前の展開を踏まえての描写なので、本当に上手いなぁと思う。
2016-09-25 21:08:32#真田丸 家康と秀頼の二条城での会見における両者と清正の機微が上手い。家康が清正に下がれと言っても聞かず秀頼とのアイコンタクトの上で、清正が家康側に座ることで、秀頼が上であることを示した。三成が清正に密かに語った意味「秀頼様を頼む」ことが分かる瞬間。
2016-09-25 20:52:12#真田丸 40年以上死んだお館様を思い続ける昌幸。昌幸の意志を継ぐ源次郎。30年以上源次郎を思い続けるきりちゃん。豊臣家の安泰しか考えなかった三成と清正。真田丸は一途過ぎる人物達の物語なんだなと。
2016-09-25 20:55:04#真田丸 徳川に対抗する策を話す時に「負けるがせん」と言っていた昌幸。第一次上田合戦の13話でも昌幸は「負ける気がせん」と言っていたのか。村どうしのいざこざといい、かつての上田の姿と今の九度山を重ねる展開になっていたのだと。
2016-09-25 21:14:16