だからちゃんと声優ってのは「原作を読んで、こういう声だろうかと想像して、キャスティングされたということは並み居る声優の中で最も適していると判断された人物なんだと自覚があって、このキャラクターならこういう声を出すだろう」ってやる人もいるんだよ
2016-09-27 06:15:38その為に音響監督がいて「彼ならこういうニュアンスで喋りそうじゃない?」とかっていうディスカッションが発生するんだ、現場でも
2016-09-27 06:16:34だからあらゆる創作物において声優のキャスティング妄想ってのは「このキャラはこんな匂いがする」「こういうものを食べる」「こういう仕草が癖」とかと同じで結構(作者の主観として)持っておくと急にキャラクターが生き生きとして、勝手に動き出す要素であると思ってる
2016-09-27 06:18:53血が通うともいうか。逆に、概念存在だったり怪物なんかが「それは複数の声を持つ生き物だった。ある時は老人のようで、ある時は子供のようで、ある時は若者のようで、女でもあり、男でもあり、そのどちらでもないような声を、まるで多数のスピーカーから別の音が同時に鳴るかのように声を発する」
2016-09-27 06:22:11まあババアのスタンスなだけなので人によっては「実在性のないイメージを(作者の主観として)崩したくないから声のイメージはしない」みたいなキャラクターの個体や創作スタイルもある
2016-09-27 06:26:25ババアはこういうのが楽しくて創作してるので、生活スタイルを考えるのに文化レベルや服飾や食べるもの読むもの眠る時間一日の流れ好きなもの嫌いなものってプロフィールを組み立てておくのが好きです twitter.com/27_san/status/…
2016-09-27 06:29:47お話として動かしたときに「こういう生活スタイルだから、相手にこう返す」というのがスッと出てくるからババアは文字で書くとき筆が早いんだよ
2016-09-27 06:30:48それこそキャラクター一人の為に大学ノート埋める(たまに一冊じゃ足りなくなる)んだけど最近はディジタル化して便利ですねかさばらねえことかさばらねえこと
2016-09-27 06:32:49例えばドライブの描写で好みの音楽をかけるキャラクターなのか特に特定の音楽を聞かないからラジオをかけるのか、同乗者はスマートフォンを取り出して勝手に好きな曲を車内に流すのか、というのとかね。ほら、生き生きするじゃんか
2016-09-27 06:35:32そしてドライブの描写として『運転している間、彼はタバコの火を絶やすことはなかった。昨晩のヤケ酒が抜けないのか時折頭を痛がる素振りをした青白い顔が一瞬こちらを向く。紫煙の指向性が僕へ向かって、戻った「なあ、そこのラックにまだ入ってるはずなんだ、タバコ。そこだよ、開けて俺にくれ」
2016-09-27 06:48:43酒とタバコの掠れた声だ。いつもより一段低いのは、やはり昨晩のウォッカのせいだろうか。それとも、灰皿をいっぱいにした吸殻のせいだろうか。
2016-09-27 06:50:04@27_san みたいなときに「どんなこえだろう?」って想像が働いてくる。読み手には自由だと思うけど、作者は前提として「このキャラクターは日常的に酒とタバコをやってる」という設定があるから、こういう文章が出てくるわけだナ
2016-09-27 06:51:15ババアの大学ノート一冊分かそれ以上の設定はキャラクターに血を通わせる為のものなので、ストーリーとして作ったときに不要な設定は出てこないんだから、その大学ノート一冊分の一割から三割がストーリーに直接出てくるだろうか?くらいのもんだわ
2016-09-27 07:01:43例えばさっきのドライブしてるタバコと酒の男、タバコをよく吸うから息切れしやすいと描写されて、受取手は「なるほど、運動が苦手なんだな」と思う。が、表出しない設定として『学生時代は運動部員だったから運動は元来得意』というものがあったときに、直接的には描写されなくても、
2016-09-27 07:06:28設定と設定が噛み合うのも楽しいよね。「タバコはその運動部員の悪い仲間に教わって、バレて退部に追い込まれたという設定も付加しようか?」みたいな反応が出てくるみたいなの。ていうかその例示のつもりで即興的に作ったタバコ男に愛着が湧いてきてしまったぞとうすんだよ
2016-09-27 07:10:27