異世界チートについての所見

汝、翼を与える＠ばってん先に翼ばくれんね イベント・・（parody） @ryunosinfx

異世界転生無双物があるわけだけど、あそこに太陽電池で動くノートPCにWikipedia全部入っている状態で降臨したらどうなるだろうと夢想する。それは当然、転生先に存在しないアイデアがわんさと詰まったヤバい代物。一気に1940年ごろまで科学技術を後押しできそうなぐらいに。

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もちろん、現実にその伝播出来るだけのリソースをかき集められるかどうかはその転生先で長に話の渡りをつけられるかにかかっている。たとえはビンランドサガの暗黒中世に降り立ってあの暴力渦巻く世界観で知識をひけらかすのは良しとされるのかという。ヘタすれば即座に捕まって奴隷として売られると

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成功するには、その端末を隠して自分の性格にあった人物の真似をしつつ、病気を直すとか、機械を修理するとか会計を手伝うなどで存在をアピールしつつ、印刷技術と出版社技術を確立するしか無いように思う。次は冶金で製鉄技術を、鉄道や蒸気機関の開発か。そしてハーバー・ボッシュ法を手にして

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大規模火力線の時代へ。と。しかし、転生者本人が生きている間にこれらの偉業をなしとげられるだろうか。仮にこの先進知識を以って唯一神の現人神の地位についたとしてもだよ。多分モデルが違う。こうヨーロッパぐらいの広さで戦乱を起こさせるのが速い。各国首脳に知識をばらまくのがいいな。

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結局領域国家の支配権を握ると支配者としての責務と正当性がついて回って、その道を踏み外せば打倒されて最悪命を落とす。しかし、コレが小規模のスイスのような山岳国家にあって、無駄に支配を広げず互いのパワーバランスを考慮しつつ競わせるというのはいい。各国の運営の責任は各政府のものだし

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悪政を責められるのは政府で、打倒されるのものその政府だし。なにより自分自身の目的のために技術取得に熱心に取り込むだろう。この他国より上位に立ちたいと願うその手に役立つ知識が渡ればとても効率よく世界に伝播してくだろう。もちろんそれは信じられないほどの戦争を伴うだろうが。

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で、ふとその知識の所々に現れる、存在が強く示唆される転生元の世界では存在したであろう国家や書物、偉人の存在が気をつけないとなにかつける隙になりそうな気がする。こう、悪魔と取引していると思われても仕方ないだろう。なので自身の独立はなんとしても守らなければ信じる世界の破壊者は殺される

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理想は書物で流出する知識の数歩前を実用化して武装して攻めこませさせないなど。相手は弓矢しか無いのに自動小銃持ってるとか。相手は伝令がウロウロしてるけど電信があるからとか、鉄道で部隊の高速集結が可能であるとか。そんな差が攻め込ませないと。あとその地では識字率は100％で先進国の気概

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気概があって他国に対する一致団結感がっても強いとかね。ここまで行くには転生者本人が初代ローマ皇帝とかぐらいにできた人間じゃないと難しい。転生先にその知識の価値を認めて統括してくれる初代ローマ皇帝とかがいればまた話が違うか。とにかく世界は人力、如何に人間を増やせるかだと思う。

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森を開拓し、山を削り、川をせき止め、石炭を掘って、鉄を作り、何をするにも蒸気機関ができあがるまでは、全て人力。多分公衆衛生と食料増産がうまく行けば・・・（Civ脳）

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例えば、黒死病が流行ってる世界で感染症を食いとどめるにネズミの駆除とアルコール消毒を徹底させるとか。なんにせよその信じてくれる人間、シンパを作る、ある意味新興宗教を作るか、既存の宗教の威を借りるなどする必要がありそうな気がする。一気に社会主義とはイカンだろうし。

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じゃあ、ありがちなパターンは？そもそも印刷機作れません的な。その資材を買うお金がないとか。印刷したいんだけど漢字圏で文字多すぎて死ぬとか。そもそも紙に相当するものが少なくて死ぬとか。あまりにも貧しい世界で食ってくだけで精一杯だとか。

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なにより、転生者本人が不器用でこうした工作が一切できない、そもそも文明の伝播など埒外の世界観の持ち主で世界に馴染んで終了とか。

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ファンタジー警察にとりしまられるぐらいの作品は書きたいものである。

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まだ、コメも芋も無い世界に、何故か八百屋で自炊用に買った玉ねぎとじゃがいも数種類、ついでに近所にもらった稲穂のセットで異世界転生して、なぜか図書館で園芸本を借りているというというチートではいかがだろうか。

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当然、コメも芋もそれなりに育つ上に、異世界には病害虫が居ないものとする。もちろん、ほとんどの生き物がソラニンで死ぬ優しい世界。ついでにサツマイモもつれていけるとチートっぷりが増す。それも激甘なやつ。すぐに焼酎にできそう。

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ただ、そんな世界はもし、人間と同じ寿命の人間であった場合、はたして主人公はチートを繰り出す前に寿命が来たりしないのか。すでにチートを組織的に効果的に発揮するだけの準備が整っていない場合はやはり、初代うんたらで終わってしまいそうな気配がのうこう。

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こう、赤軍が異世界に行ってチートするにはやはり国ごと、組織とその作源地帯と指導層と補給とドクトリンがあってこそだろうし。じゃあ人が一人チートな作物を持って現れた程度ではやはり無意味。多分に人的資源が足りなさすぎる。ここで凄腕プロマネとアーキテクトと植物学者と先見の明社長がほしい。

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理想的合理主義者の集合体で国家運営をシュミレート出来るモデルは有るのだろうか。 なんかもう、バッサリでいいんで

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結局の所、チートをチートたらしむものを書こうにも知識が足りない問題が有る。知識を身に付ければ、知識の組みあがった法則を超えた発想は難しくなる。

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さて異世界チートに話を戻すと、異世界住人のライフサイクルが人間を相当上回らないと個人がチートはちと難しいのでは、機会主義のご都合主義に収まっていしまうのではないかと。もちろん俺の屍を越えてゆけまで短くなくてもいいんだけど、一日が④時間の世界で住人は猫のサイズなら物理法則はOKだ

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ただし、あからさまに主人公は目立つし、一部の人が大好きな恋愛ネタも難しいような気がする。ほら、猫のおっぱいは膨らみはないし、毛むくじゃらだし。でも彼らはあっという間に増えるし、訓練された兵隊になるし、官僚にもなるし、こう立ち位置をわきまえておけば宇宙文明までチートできそう。

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それは、例えば知識をあやかる神様みたいな地位に立っておけば、知識の連続性を自分の寿命でチートしつつ、すぐに代替わりする細かい連中をあやしていけばいい。うまくSNSのようなシステムを組み上げきれれば。ねぇ。細菌、細胞、周波数、元素、分子、地動説、ここいらまで抑えておけばね。

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たぶん、エニグマ相当の機材と電信と其れを運用できる部隊編成、官僚組織があれば全然違うのではないか。水と道路と通信と情報伝達を制覇できれば、他の蛮族を追い抜けるし、そこに作物チートが加われば最強。民主主義のような局所最適解とハリウッドのような文化侵略が可能であればね。

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もしも、もしもだ、7.62のカラシニコフで至近着弾しても壊れなくて、方向によっては100tプレスにも耐えられるスマホがあるとしたらどうだろうか。こう、考え方によってターミネタ−並に人命救助に寄与する話が出来ると思わないかね。ええ、もちろん助かる側がラッキーマンであったとしても。