第48回衆院選予測Ver.2&野党共闘についての雑感~改憲勢力宿願達成の見込み
- hokuto_antifa
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前回からすると、内閣支持率と政党支持率に変動がありましたのでそれを加味しました。ただし、算出はある程度機械的に実施しました。
2016-09-29 22:56:16今回もあくまでも発表時(Ver.2は16/09/29現在)に選挙をやった場合の結果予測に過ぎません。今後の動向次第で予想や実際の結果は異なることが十分にあり得ますのでご注意願います。
2016-09-29 22:57:30小選挙区の予想(野党側の議席のみ) 38~53~67(中央値は前回▲36議席) 比例区の予想 50(前回▲13議席)
2016-09-29 22:59:15というわけで極めて厳しい計算を出した理由ですが、要は内閣支持率が2014年12月よりも上昇し、野党の政党支持率が逓減傾向にあるからです。
2016-09-29 23:00:25北海道・東北と東海地方そして沖縄はそれでも半数程度の議席を得られる可能性がありますが、政党の基礎票が低下したと看做したため、前回接戦区と判定したところの多くが与党優勢の判定に変わりました。
2016-09-29 23:02:07それでは、今後の見立についてコメントします。 「ネット軍師」になりたいとも思いませんので、あくまでもそういう見立もあるくらいにしていただき、心中はご遠慮くださいませ。
2016-09-29 23:05:451.民進党は方向性を示すべき 残念ながら、民進党は方向性がよくわからない状況にあります。近時の重要問題…憲法だけでなく社会保障もですが…について一貫した態度をとれていないとみております。
2016-09-29 23:07:04社会保障の充実に関して、どういうルートで行くのか?税収を増やしたいのはよくわかりますが、それは消費税に頼るべきなのかどうか、自民党が延期を繰り返すことにも原因はありますが、民進党は何を目指すのでしょうか?
2016-09-29 23:07:57この点共産・社民は方向性が明確です。だからこそ、共闘する際に「野合」という印象を強めているのかも知れません。
2016-09-29 23:08:502.都知事選の総括について 本来はまとめてコメントを発表して欲しかったところですが… 選挙期間中の戦略については指摘できると思います(動く回数の少なさあたり)。ただ、宇都宮氏を立てれば当選できたかというとそれも確証はないと思います。
2016-09-29 23:11:073.社会保障政策 本来は、主流が消費税×規制緩和×経済成長というキーワードで動いていますから、野党は成長という前提からの脱却×非消費税×ルールある市場×再分配に徹するという点を主張するのが妥当でしょう。民進党はこの辺はもう一度検討して欲しい。
2016-09-29 23:15:214.TPP これはまずい点は確実についていくべきでしょう。これだけはどうやら与野党できちんと対立構図が出来そうな余地がありますからチャンスは無駄にしないことでしょう。まあチャンス云々以前に農業や医療問題でいろいろ瀬戸際なんですけど。
2016-09-29 23:20:005.野党共闘から自由になるべきなのか? さて、今回の試算は野党共闘をしても改憲勢力3分の2到達を止められない公算が強まっているという結果でした。これは、野党共闘が不要になったという意味なのでしょうか?
2016-09-29 23:21:31これについては、個人的には違うと思います。 仮に、野党がそれぞれ違う政策を立てて選挙を行った場合、候補者の乱立で票割れが出るのが1点。
2016-09-29 23:22:36後は政策で争うにしても、与党は選挙前になると野党が出す政策を出してくるでしょう。それ自体が全て間違いというわけではありませんが、選挙においては争点の抹殺という致命的な現象が発生します。2度あることは3度ある。
2016-09-29 23:23:42なので、社会保障で争うんだ!といっても恐らく与野党で差がつかないでしょう。また、TPPも若い世代を中心に三世が多いように思われますので、反対すると与党に利するという可能性も(東北などは例外として)。
2016-09-29 23:24:50そうすると、憲法関連以外の政策で争うのは例外が一部あれど基本的にあまり得策ではなく、票がそれ以上伸びるという展開は考えにくいと思います。
2016-09-29 23:26:39一旦野党共闘から自由になって考えてみても、結局はもう一度戻るというのはそれほど最悪な選択肢ではないと思います。 確かに支持はされていませんが、野党票をまとめるだけでもいいんですから。全体の2割でも今の投票率ならきちんと投票に行けば3割くらいにはなるでしょう。
2016-09-29 23:28:10いずれにしろ、基礎票が伸びるという方策は現時点では見出すのはなかなかレベルの高い話だろうと思われます。しがみつくのはいけませんが、野党共闘をやめれば…というのもあまり自覚的な発言のようには思われません。
2016-09-29 23:29:40ついでに、「世論は経済社会政策を求めているんだ」という声を見かけまして、確かに現状はその通りかと思われます。
2016-09-29 23:32:39