くみかおるの読書三昧

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ぜく @ystt

今日は本屋でディラックの伝記『量子の海、ディラックの深淵』を買ってきたんだけど、これがなかなか面白い。『2001年宇宙の旅』が大好きだったという記述を読んで、教科書の中の人物と接点を持てた気がした。

2010-10-24 01:08:02
uroak_miku @Uroak_Miku

1)こんな本があります。昭和45年刊行。新書系ビジネス本。もう何十年も前のですが、読み返してみて体が震えた。一級の英語交渉術本です。 pic.twitter.com/3vUznUtVxG

2016-09-26 23:59:36
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uroak_miku @Uroak_Miku

3)これです。「お世話になっております」を英語で言えますか?~ネイティブに伝わるビジネス英会話 デイビッド・セイン amazon.co.jp/dp/4816358080 タイトルがまぬけですが中身は違います。ビジネスコミックスの体裁で高度なことが学べる。

2016-09-28 14:07:00
uroak_miku @Uroak_Miku

6)もう一冊のおすすめはこれ。 日本語の外へ 片岡 義男 amazon.co.jp/dp/4480816003 随筆集。1997年刊行。五年がかりで編纂されたので日米貿易摩擦つまりバブル期の残照が色濃いものも多数。アメリカの討論番組に出演した日本人の英語がいかに奇妙に響くか論も。

2016-09-28 15:59:25
uroak_miku @Uroak_Miku

「片岡義男の英語指南書が掘り出し物」をトゥギャりました。 togetter.com/li/1030126

2016-09-28 16:08:03
uroak_miku @Uroak_Miku

話し言葉の日本史 (歴史文化ライブラリー) 野村 剛史 amazon.co.jp/dp/4642057110 「標準語」は東京山の手語を規範に国が作った説を否定。江戸時代にもう上方と江戸で共通の話しことば規範はあって、それが山の手への人材集中で再発見されたのではないか?説を提唱。

2016-09-30 18:05:45
uroak_miku @Uroak_Miku

手塚治虫が『新宝島』で画期をなしたといわれてきた「映画的手法」が実は戦前にほぼ完成していた論とどこか似ている。 twitter.com/KaoruKumi/stat…

2016-09-30 18:09:35
uroak_miku @Uroak_Miku

明治初期に一部のマイナー新聞ですでに「です・ます」体が使われていたという指摘は刺激的。ただ各時代の話しことばの記録が極めて少ないためこの本の主張全体が結局憶測と仮説の積み上げの上にある印象が拭えない。面白い内容だけにそこが目立つ。 twitter.com/KaoruKumi/stat…

2016-09-30 18:14:46
uroak_miku @Uroak_Miku

一六世紀文化革命 2 山本 義隆 amazon.co.jp/dp/4622072874/ ラテン語の権威がいかにして俗語に突き破られていったのかを論じた章が国語論としても実に刺激的。印刷技術の発達と出版の市場化が背後にあった。教皇権力からの各王朝の離反という裏テーマも。山本先生、神。

2016-10-03 06:17:27
uroak_miku @Uroak_Miku

漢文と東アジア――訓読の文化圏 (岩波新書) 金 文京 amazon.co.jp/dp/4004312620 ラテン語は実は口語。一方で漢文はもともと文語。前者は宗教的権威と表裏一体だったが後者はそうではなかった。

2016-10-03 06:21:23
uroak_miku @Uroak_Miku

世界の見方の転換 3 ―― 世界の一元化と天文学の改革 山本 義隆 amazon.co.jp/dp/4622078066 ケプラー3法則には実は0法則があった。惑星軌道は一定平面上にあるという指摘。これが引力の概念を数学的に提唱する決定打となった。後世のガウスもここを称えたという。

2016-10-03 06:28:10
uroak_miku @Uroak_Miku

自然への畏れの心(=テクノロジーはしょせん不完全という自覚)を山本義隆先生は訴える。311以後さらにそう。しかしながら経済的停滞と没落の恐怖が自然への畏怖心なぞ易々と凌駕してしまう私たちの怠惰な現実を彼はどう考えているのか。

2016-10-03 06:34:30
uroak_miku @Uroak_Miku

没落の可能性は数値化できる畏怖の心はそれができない。となると誰だって前者に目が行ってしまう。@KaoruKumi

2016-10-03 06:44:56
uroak_miku @Uroak_Miku

数値化できないからこそ「畏れ」なのです。@KaoruKumi

2016-10-03 06:45:38
uroak_miku @Uroak_Miku

日本語を作った男 上田万年とその時代 山口 謠司 amazon.co.jp/dp/4797672617 再読。『小説手塚学校』と同じで語り口の上手さにのせられると著者が何を迂回しているのか見えなくなってしまう。標準語は明治政府が推進した説についても井上ひさしの戯曲しか論拠がないし。

2016-10-04 04:20:34
uroak_miku @Uroak_Miku

国語施策百年史 文化庁 amazon.co.jp/dp/4324076804/ 千㌻強の超大作。これにあたっても「標準語」を国が検討しだしたのは戦後のようです。

2016-10-04 04:24:57
uroak_miku @Uroak_Miku

「お世話になっております」を英語で言えますか?~ネイティブに伝わるビジネス英会話 デイビッド・セイン amazon.co.jp/dp/4816358080 再読。タイトルに偽りありの良書。詳細はこちらをどうぞ togetter.com/li/1030105 。オリヴィアが健気。

2016-10-04 04:30:14
uroak_miku @Uroak_Miku

本田恵子の読み切り短編『ティアドロップス』。地元の名門公立校合格間違いなしといわれていた優等生の女の子がなぜか不合格で、底辺校に二次試験を経て入学。転落なんだけど不良少女たちのマスコットとしてそれなりに楽しい日々を過ごす一方、リボンだけは違う色で通す…印象に残る。昭和末期の秀作。 pic.twitter.com/KZMOubhA9V

2016-10-05 11:01:55
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uroak_miku @Uroak_Miku

こういう女の子ひとりいました。一度も会うことはなかったけれど。@KaoruKumi

2016-10-05 11:06:44
uroak_miku @Uroak_Miku

忘れかかっていた、私自身がこれと重ならないでもない経験をしていたことに。マスコットにはならず、残ることも決断しなかったけれど。@KaoruKumi

2016-10-05 18:34:58
uroak_miku @Uroak_Miku

英語冠詞大講座 猪浦 道夫 amazon.co.jp/dp/4887245734/ 冠詞に絞った穴埋め問題集としては秀逸、というか便利。解説については多少いいたいことも。自分ならもっとすっきり説明するけどな、と思う箇所がいくつか。

2016-10-07 09:32:10
uroak_miku @Uroak_Miku

量子の海、ディラックの深淵――天才物理学者の華々しき業績と寡黙なる生涯 グレアム・ファーメロ amazon.co.jp/dp/4152091606 科学史の名著『光の場、電子の海』(吉田信夫)をディラック視点で語りなおしているようで極めて刺激的。

2016-10-07 22:46:58
uroak_miku @Uroak_Miku

『光の場~』がゲッチンゲン派の視点で貫かれているのに対し、本書は孤高の天才ディラックの視点から量子力学史を語っている。 twitter.com/KaoruKumi/stat…

2016-10-07 22:50:11
uroak_miku @Uroak_Miku

ディラックの数学的美意識の結晶たる px-xp=ih/2π は量子数というとんでもなく斬新な概念を伴う。その元ネタは学生時代に彼が没入したハミルトン(ハミルトニアンの発案者)の四元数だったという話には深く納得! twitter.com/KaoruKumi/stat…

2016-10-07 22:56:14
uroak_miku @Uroak_Miku

こんな面白い科学の本は『光の場~』以来です。速読なんてしたらもったいないからゆっくり読んでいこう。twitter.com/KaoruKumi/stat…

2016-10-07 22:57:34