「創作平安王朝料理」をいただきました♪(2016年9月下旬)

京都市左京区にある京料理 六盛さんにて「創作平安王朝料理」をいただくオフ会を行いました。 どのお料理も美味しくいただきました。(*^-^*)
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なぎ @kakitutei

■創作平安王朝料理とは? いただいた資料より。 ”創作平安王朝料理は、今日まで受け継がれてきた平安時代の料理資料に、京料理の源を探りながら、現代の味覚にかなうように創意工夫を加え、創作再現したものです。” 完全な平安時代の料理の「再現」ではありません。お含みおきくださいね。

2016-10-03 16:34:29
なぎ @kakitutei

一進から十進までのお料理が登場します。(*^ー^)ノ 今回ご一緒にいただいた12名分の台盤(たいばん)が並んだ様子は壮観でした。✨ 茵(しとね)に座って銀の箸と銀の匙を使っていただきます。 pic.twitter.com/fsp9g8faYY

2016-10-03 16:39:05
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お部屋からは庭を見ることができて、室内には几帳(きちょう)檜扇(ひおうぎ)も飾られていたのでした。 pic.twitter.com/KttSsp0hSD

2016-10-03 16:41:38
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なぎ @kakitutei

一進 「祝菜(ほがいな)」 いわゆる前菜です。”お客様の健康と長寿を願い祝菜と呼ばせていただきます”とのこと。 中央に円筒状に高く盛り付けられているご飯は御物(おもの)と呼ばれており、食べ残してもよいしきたりになっています。(完食してもOK!) pic.twitter.com/uUwi37R9Bo

2016-10-03 16:50:10
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御物の周囲に並べられているのが「おまわり」で御物に合わせていただきます。 それぞれ、蘇(そ)・蒸鮑(むしあわび)・焼蛸(やきたこ)・脯鳥(ほしどり)・醢(ししびしお)・脯宍(ほじし)・楚割(すわやり)・脯魚(ほしいお)です。

2016-10-03 16:52:58

<誤字訂正>
×脯魚(ほしいお)
○[月昔]魚(ほしいお)・・・月+昔

なぎ @kakitutei

右側には、四種種(よぐさもの)と呼ばれる、酢・酒・塩・醤(ひしお)の四種の調味料が並んでいます。 これらの調味料を銀の匙ですくってかけて、各自のお好みでいただくのでありました。 では、蘇(そ)から順に見ていきましょう♪ pic.twitter.com/ogFs7IBQSR

2016-10-03 16:55:41
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<誤字訂正>
×四種種
○四種器(よぐさもの)

なぎ @kakitutei

一進 「祝菜」のひとつ 蘇(そ):乳を煮つめた物 風味が変わりやすいので最初に召しあがってくださいとのことでした。 あっさりしていてチーズのような感覚です。 pic.twitter.com/8PUVRPti6M

2016-10-03 16:59:11
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なぎ @kakitutei

一進 「祝菜」のひとつ 醢(ししびしお):このわた 海鼠腸(このわた)のしたには長芋が♪ 醢(ししびしお)は魚介鳥類の肉を和した醤(ひしお)。後世の塩辛にあたるそうです。 pic.twitter.com/ocxfuELCOy

2016-10-03 17:02:12
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なぎ @kakitutei

一進 「祝菜」のひとつ 焼蛸(やきたこ):たこ 蛸は弥生時代から蛸壺によってとられていたのだとか。 平安時代の頃は、まだ焼いて食するのみだったもよう。 pic.twitter.com/0P5uYnLpZi

2016-10-03 17:03:57
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なぎ @kakitutei

一進 「祝菜」のひとつ 脯宍(ほじし):いのしし pic.twitter.com/6kCVtM8cnb

2016-10-03 17:05:50
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一進 「祝菜」のひとつ [月昔]魚(ほしいお):きす 鱚(きす)の切り身です。下にある大根おろしと合いました。 [月昔]魚(ほしいお)は鰹節のように魚の肉を切って干したもの。 pic.twitter.com/ozZGpd5eBY

2016-10-03 17:08:48
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一進 「祝菜」のひとつ 脯鳥(ほしどり):きじ 奈良時代から中世にかけては野鳥がよく食べられていたのだとか。 鶴が食べられていたともお聞きしました。 こちらは雉(きじ)です。 pic.twitter.com/uI49TmByzp

2016-10-03 17:12:05
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一進 「祝菜」のひとつ 蒸鮑(むしあわび):あわび 貝類で特に貴重視されたのが鮑。薄く切って盛り付けられています。 pic.twitter.com/NjT5SoDCdY

2016-10-03 17:13:40
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一進 「祝菜」のひとつ 楚割(すわやり):かつを 割り干し。鮭、鯛、鮫が用いられていたのだとか。 こちらは鰹です。 pic.twitter.com/FsTaHZfD01

2016-10-03 17:15:20
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お酒がすすみます~。(*´Д`) (写真には天井の格子柄がうつっています) pic.twitter.com/cIsma8VmSf

2016-10-03 17:16:23
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二進 「羹(あつもの)」 饗宴の膳であっても料理は冷めたものでしたが唯一熱いものが汁物だったのだとか。 こちらは鱧と松茸の羹(あつもの)。平安時代にはまだ鱧は切って食べられていなかったはず!? ※いただける羹は季節によって内容が変わると思います。 pic.twitter.com/PuQAUQJ2N7

2016-10-03 22:59:55
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三進 「割鮮(かっせん)」 刺身のこと。平安時代の都では生の魚の身を食するのが最上のご馳走だったのだとか。刺身も高く盛り付けられています。 私は四種物の醤(ひしお)をかけたり塩をかけたりしていただきました。 pic.twitter.com/DhOCxHb6zc

2016-10-03 23:02:36
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<誤字訂正>
×四種物
○四種器(よぐさもの)

なぎ @kakitutei

四進 「炙(あぶりもの)」 平安時代は素焼きにするのが大半だったのだとか。 こちらは鯛です。焼いた石の上に朴葉をのせて鯛の切り身が並べられていました。 pic.twitter.com/DD9qbwqnFO

2016-10-03 23:09:04
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なぎ @kakitutei

五進 「調菜(ちょうさい)」 魚介に野菜、乾物の煮物や和え物が加えられるのは室町時代以降のことだとか。 pic.twitter.com/qZba2ovszP

2016-10-03 23:20:59
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なぎ @kakitutei

六進 「挙物(あげもの)」 平安時代に油で揚げたのは唐菓子と呼ばれる揚げ菓子だけでした。(唐菓子は十進で登場します) 揚げものが登場するのは室町時代からだそうです。 pic.twitter.com/KjZ5iCBWP7

2016-10-03 23:22:56
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なぎ @kakitutei

七進 「窪坏物(くぼつきもの)」 生ものは細かく切って酢で洗う程度で調理されることもあったのだとか。 私は四種器(よぐさもの)の酢をかけていただきました。 pic.twitter.com/ppvlPc7Mxo

2016-10-03 23:25:40
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なぎ @kakitutei

八進 「姫飯(ひめいい)」 湯漬けです。赤米は品種改良されていないので当時の味わいのままいただけます。 こちらは、わさびが添えられていてとても美味しかったです。何杯でも食べられそうw pic.twitter.com/7PV3J1NzSc

2016-10-03 23:28:18
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