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shingi_kensho
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774氏らのFGOパクリ認定デマについて
@shingi_kensho
【連続ツイート】お題： ｢ヴェールを被った幽霊｣の原型はどこから来たのか 少し長いです。のちほどTogetterに纏めます。
2016-10-04 23:20:35.
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# ｢2015年開始のスマホゲー『Fate/Grand Order』のゴーストは2015年の家庭用ゲーム『ドラゴンズクラウン』のゴーストに見てくれが大変よく似ている。パクリではないだろうか｣という主旨で一時騒然となった｢ヴェールを被った幽霊｣モチーフの由来を探ってみたいと思います。
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774氏らのFGOパクリ認定デマについて
@shingi_kensho
｢ヴェール幽霊｣の意匠自体は『ドラクラ』以前から古今東西の作品に登場するものです。 50年前開設の米国ディズニーランド『ホーンテッドマンション』花嫁幽霊の例を出せば、FGOゴーストへのパクリ認定は無理筋という結論で決着が付くでしょう。pbs.twimg.com/media/CsMWFWNU…
2016-10-04 23:29:36
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@shingi_kensho
【検証結果 まとめ 3/4】 ゴースト：一見似通って見えるが、ヴェールの構造、幽霊部分のパーツ構成は大いに異なる。 ヴェールを被った幽霊の一般イメージはディズニー『ホーンテッドマンション』に登場する花嫁幽霊か。 中世の芸術作品群「死の舞踏」と関連の可能性も。 pic.twitter.com/H859xGXgYn
2016-09-25 20:05:40
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@shingi_kensho
【検証補足 ゴースト骨格比較】 骨格に過度な誇張（デフォルメ）が加えられているのが『FGO』ゴースト独自の特徴です。 同作品のスケルトンや『ドラクラ』ゴーストとサイズを合わせて比較しても、長大化した両手指と背骨が際立ちます。 pic.twitter.com/thV27iMu18
2016-10-09 20:46:37
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@shingi_kensho
ですが、『FGO』『ドラゴンズクラウン』両作品のゴーストのヴェールの造形やゴースト部分の造形がほぼ別物であることを提示しても、｢ぱっと見が酷似しているように見える｣という視覚の既視感を理由に、疑いを捨てられない方もいらっしゃるのではないかと思います。
2016-10-04 23:30:36
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@shingi_kensho
まず、前提として2013年の家庭用ゲーム『ドラゴンズクラウン』は、 有名な絵画のパロディを筆頭に、古今東西のオマージュをふんだんに取り入れた作風であり、登場するモンスターの多くも古典をモデルに造形されていることを頭に入れておいて下さい。
2016-10-04 23:32:21.
『ドラクラ』内の名作パロディ解説はネット上に幾つか有りますので、リンクを以って説明に代えさせていただきます。
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『ドラゴンズクラウン』元ネタ紹介サイト
Dragon's Crown ドラゴンズクラウン 攻略まとめwiki@2ch 元ネタまとめ
https://www55.atwiki.jp/dragons-crown/pages/83.html
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This Dragon’s Crown Trailer is Full of Epic Homages
（意訳：『ドラゴンズクラウン』予告トレーラーは古典のオマージュで溢れている）
http://art-eater.com/2013/03/from-mickey-mouse-to-jesus-the-latest-dragons-crown-trailer-is-full-of-epic-homages/comment-page-1/
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774氏らのFGOパクリ認定デマについて
@shingi_kensho
さて、『ドラゴンズクラウン』でこのゴーストが登場するマップ｢死者の城の地下墓所｣は「疫病で亡くなった領主の城跡を改築した地下墓所」という設定の、 中世のペスト流行をモデルにしたと思われるステージです。
2016-10-04 23:36:14
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@shingi_kensho
『ドラクラ』にはトレジャーアートと呼ばれるCGが報酬に貰えるクエストが存在しますが、 『ドラクラ』の｢死者の城の地下墓所」ステージでは 中世のペスト禍を背景にした実在の芸術作品群｢死の舞踏｣を彷彿とさせる踊るガイコツのトレジャーアート、その名も『死の舞踏』が入手できます。
2016-10-04 23:37:02
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@shingi_kensho
トレジャーアート『死の舞踏』入手条件がゴーストとの面会、｢死者の城の地下墓所」のボスが鎌を持った骸骨の死神になっていることからも、 『ドラクラ』ゴーストのデザインやその背景に、ペスト禍や中世の芸術作品群｢死の舞踏｣の存在がある可能性が非常に高いと推測されます。
2016-10-04 23:40:02
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@shingi_kensho
実際の｢死の舞踏｣や、清教徒の墓などに見られる意匠（メメント・モリ ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1…）などの画像を幾つか提示します。 pic.twitter.com/qQL22WRA9m
2016-10-04 23:41:37
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@shingi_kensho
これらの意匠を半透明に透かせただけでも『ドラクラ』ゴーストのような｢透けた布を被った骸骨幽霊｣に近似することがお分かりになると思います。 死の舞踏 (美術) - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB…
2016-10-04 23:42:17
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@shingi_kensho
話を『FGO』に戻します。 『Fate/Grand Order』の原作『Fateシリーズ』にも、ペスト禍のような｢病｣と縁の深いサーヴァント(※『FGO』における戦闘ユニット)が存在します。
2016-10-04 23:44:22
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@shingi_kensho
成田良悟氏が2008年にプレ版を上梓した小説・電撃文庫『Fate/strange fake』に登場する、病魔や細菌の概念を擬人化したサーヴァント｢ペイルライダー｣です。 pic.twitter.com/m9xto4sgud
2016-10-04 23:47:01
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@shingi_kensho
『strange fake』におけるペイルライダーは人型の影に細菌を思わせる紋様が入ったデザインですが、絵画における｢黙示録の四騎士｣ ペイルライダーの一般的な容姿がこちら。 白い布を纏ったスケルトンの姿になっています。 pic.twitter.com/neB9bD2ld9
2016-10-04 23:48:36
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@shingi_kensho
『FGO』に登場するエネミーモンスターは概ねRPG定番の架空生物ですが、実装済み～実装予定の｢Fate｣サーヴァントに縁があるものも少なくありません。
2016-10-04 23:50:33
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@shingi_kensho
ギリシャ神話由来のFGOモンスター、キメラ・アマゾネス・ケンタウロスを例に挙げますが、キメラは英雄ベルレフォーンが倒した怪物（Fateメドゥーサの宝具「騎英の手綱」の由来）ですし、アマゾネスはヘラクレス、アキレウス、（アステリオスを討伐した）英雄テセウスなどに縁があります。
2016-10-04 23:51:29
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@shingi_kensho
ケンタウロスはそのまんま『Fate/Apocrypha』ケイローン先生の実装を見越して実装されたものでしょう。 pic.twitter.com/LpsiuikvmR
2016-10-04 23:56:02
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@shingi_kensho
『FGO』ゴーストは｢病(細菌)｣の概念を擬人化したFateサーヴァント｢ペイルライダー｣実装を想定してデザインされたものだと仮定すると、
2016-10-04 23:58:30
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@shingi_kensho
『ドラゴンズクラウン』も『FGO』も中世のペスト禍を背景にした芸術作品群｢死の舞踏｣や「メメント・モリ」をモチーフにしてゴーストエネミーをデザインしているという仮説が成り立ち、両作品のゴーストデザインが似通っている理由にもある程度スジのある説明がつけられます。
2016-10-04 23:59:21