- HayakawaYukio
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三俣蓮華岳山頂下の登山道分岐に,多量の火山豆石を含む砂礫まじりの粘土質テフラが泥炭中にある.鷲羽池からの噴火堆積物だ。このテフラの下5cmに鬼界アカホヤ火山灰があるというが、私自身は確かめられなかった。いまから思うと、あの標高に堆積物があることそのものが完新世噴火を証明してる。
2016-10-05 19:45:53三俣蓮華岳北東斜面にはガラス質の弾道岩塊が地表に散在している.三俣山荘ふきんには湿ったサージ堆積物がある.鷲羽池の火口地形は新鮮で,氷食作用を受けていないようにみえる.鷲羽池が完新世火山であることは疑いようがない。しかし、まだ誰も論文にしてない。
2016-10-05 19:47:42@HayakawaYukio 写真右上に鷲羽池火口。中央に赤い屋根の三俣山荘。下のもこもこは三俣蓮華の平底カール。左のみどりは雲ノ平溶岩台地。黒部川源流はどこへ行くのも骨が折れますが、氷河に地すべり、活火山と興味ぶかいエリアですね。 pic.twitter.com/8q73sBMVPT
2016-10-05 20:03:23じつは、鷲羽池の論文は、14年ほど前に書きかけた。奈良の高田さんとの共著になるはずだった。図の清書はすませた。たしか浅間山2004年噴火で飛んだのだと思う。ハードディスクを探索すれば、どこかに埋もれているはず。
2016-10-05 20:09:59鷲羽池といえば2003年に行った。鷲羽岳に登る人は多かったけれど、鷲羽池まで降りて行く人は珍しかったのだろう、私の他にはいなかった。 pic.twitter.com/n44fIfMgza
2016-10-05 20:59:21鷲羽池。どうやら南に分布軸をもつようだ.しかし東と北でのデータがないので確かなことはいいにくい.20cmの等厚線が24km2をおおうから,噴火マグニチュードMは3.7と計算される. pic.twitter.com/lOOcIjl5Gt
2016-10-06 10:09:32鷲羽池は立山と焼岳の中間、活火山がちょうど期待される位置にある。 pic.twitter.com/MnF7fc1gvK
2016-10-06 10:11:20基本層序:20cm泥炭/鷲羽池テフラ/5cm泥炭/鬼界アカホヤ。鷲羽池テフラの上下の泥炭の炭素年代は5.07/5.43ka.この時代の炭素年代は数百年若くでることがしられているから,鷲羽池の最後の噴火は6.0kaと考えられる.
2016-10-06 10:14:12北アルプス・鷲羽池から6000年前に噴出した火山豆石。三俣蓮華岳山頂下の登山道分岐で1994年8月17日に撮影。 pic.twitter.com/hdWhtZMgcg
2016-10-07 11:17:46もともと池(水)があったのか、残雪(積雪)を溶かしたのか。気になるところです。 twitter.com/HayakawaYukio/…
2016-10-07 12:40:38火山豆石をつくるためには、かならずしも地表水はいらないようです。地下水でできる場合もあるようです。そもそも、火口内がどういう条件だと火山豆石ができるかはっきりわかっていません。噴出するマグマに外から水が接触したときにできると漠然としか理解されていません。
2016-10-07 12:52:41直径7ミリの火山豆石がたくさんあることは、この地層が噴火堆積物であることを証明しています。その地層にそこで20ミリの岩片が含まれていることと、700メートル北東に50センチの弾道岩塊があることは、2キロ離れたところにある鷲羽池が噴火口であることを強く示唆しています。
2016-10-07 12:57:51年代。地層が残っていることがそもそも、後氷期であることを語っています。5センチ下にアカホヤ火山灰があることから、6000年前だと思われます。
2016-10-07 13:00:39