【視覚過敏対応】人のぬくもりの心地よさの無い部屋で育ったジョニーの話−心の哲学で考える発達障害【パート1・2合体版】

“普段は育児から妖怪まで縦横無尽に語るなんさん @nankuru28 。一部ファン待望の(?)発達障害と哲学思想実験シリーズ・第1弾。”(パート1概要より) ※このまとめは、「人のぬくもりの心地よさの無い部屋で育ったジョニーの話−心の哲学で考える発達障害」のパート1・2を1本にまとめて視覚過敏者向けの低刺激デコレーションをほどこしたものです。 パート1(すかいゆきさん編集)>http://togetter.com/li/1032422 パート2(Cook編集)> http://togetter.com/li/1033346
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  • このまとめは以下の2本のまとめを1本にまとめ、視覚過敏対応デコレーションを施したものです。通常視覚向けのデコレーション版をご希望の方は元のまとめをお読み下さい。
まとめ 人のぬくもりの心地よさの無い部屋で育ったジョニーの話−心の哲学で考える発達障害 普段は育児から妖怪まで縦横無尽に語るなんさん @nankuru28 。 一部ファン待望の(?)発達障害と哲学思想実験シリーズ・第1弾。 ※ 続編はこちらです。Cookさんがまとめてくださいました。 人のぬくもりの心地よさの無い部屋で育ったジョニーの話−心の哲学で考える発達障害・パート2 http://togetter.com/li/1033346 30544 pv 139 14 users 11
まとめ 人のぬくもりの心地よさの無い部屋で育ったジョニーの話−心の哲学で考える発達障害・パート2 “普段は育児から妖怪まで縦横無尽に語るなんさん @nankuru28 。 一部ファン待望の(?)発達障害と哲学思想実験シリーズ・第1弾。”(パート1概要より) ※このまとめは、「人のぬくもりの心地よさの無い部屋で育ったジョニーの話−心の哲学で考える発達障害」の第二部です。 まずは下記リンク先からお読み下さい。 http://togetter.com/li/1032422 ※パート1とパート2を1本にまとめて、視覚過敏対応の低刺激デコレーションをしたまとめはこちらです。>http://togetter.com/li/1033827 10112 pv 79 3 users 3

前置き


佐川・抜け首・なん @nankuru28

発達障害者と、定型発達者って「二択」には、イラつくんだが、だからといって、どう表現するのがいいのかの唯一無二の模範解答が見つけられない。「それぞれの文脈で」使い分け、読み取るようにする、ぐらい。 感覚処理障害の苦痛を一般化比喩にすると、苦痛を卑小化する気がするし、逆もそうで。

2016-10-03 19:36:05
佐川・抜け首・なん @nankuru28

独我論的に言うなら「彼の苦痛を想像するのも私の脳内の幻想」ってのもあるわけで、それでも「いわゆる社会適応しないと、稼げなくて死ぬ」って予想への「出来る対処はある!」って信仰に頼らざるを得ない。反証が不可能な成長と教育論は信仰だと思う。各宗派の祈りのカタチ。

2016-10-03 19:41:37
佐川・抜け首・なん @nankuru28

「成長または発達の話」には「時間の概念」がくっついている。一般的には過去→現在→未来と認識される。「今、こうなのは、過去がこうだったから。今、こうすれば、未来はこうなるはず」と。でも違うかもしれん。「今、こう感じているから、過去がこう見え、未来がそう見えているだけ」と。

2016-10-03 19:48:34
佐川・抜け首・なん @nankuru28

「過去→現在→未来」と「過去←現在→未来」の矢印の向きの違いは、ある程度の年齢にならないと想像不能な気もする。「あの時は辛かったから、生まれたくなかったと過去を思った。今はそこそこ悪くないから、あの辛さも必要な事だったかもって思える」的な、解釈の変化は時間と年齢で起こる。

2016-10-03 19:54:32
佐川・抜け首・なん @nankuru28

私が長い前置きで「解釈の多様性による、各々の痛み」への言い訳をしたくなる理由の一つはもちろん加害者になりたくない!欲で、もう一つは「そこで止まるのがメンドクサイ、次に行きたいのよね」欲で、他にもあるんだろうけど自覚に至ってない。とりあえず、そういう見方もあるのねは欲しい。

2016-10-03 20:10:27
佐川・抜け首・なん @nankuru28

そんな前置き《言い訳》を置いてから、「発達障害のあれこれを哲学の思考実験で考えるシリーズ」みたいのをやってみたい。初回は「メアリーの部屋と、抱っこについて」からだな。

2016-10-03 20:20:44

佐川・抜け首・なん @nankuru28

発達障害と哲学思想実験シリーズ・1「メアリーの部屋と感覚過敏」 「メアリーの部屋」は、クオリアを考える時の思考実験だ。 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1… この実験では「色」だが、感覚過敏で「抱っこの安心感から遮断された状態」に、応用してみたいんだ。

2016-10-03 20:28:48

メアリーの部屋 - Wikipedia

メアリーの部屋は1982年に哲学者フランク・ジャクソンによって提出された思考実験である。思考実験の内容は以下の通りである。

(以下、文章と画像は上記記事より引用)

白黒の部屋で生まれ育ったメアリーという女性がいる。 メアリーはこの部屋から一歩も外に出た事がない。 つまりメアリーは生まれてこのかた 色というものを一度も見たことがない。

メアリーは白黒の本を読んで様々なことを覚え 白黒のテレビを通して世界中の出来事を学んでいる。

メアリーは視覚の神経生理学について世界一線レベルの専門知識を持っている。 光の特性、眼球の構造、網膜の仕組み、視神経や視覚野のつながり、どういう時に人が「赤い」という言葉を使うのか、「青い」という言葉を使うのか、など メアリーは視覚に関する物理的事実をすべて知っている。

さて、彼女がこの白黒の部屋から解放されたらいったいどうなるだろうか。 生まれて初めて色を見たメアリーは 何か新しいことを学ぶだろうか? 仮にメアリーが何か新しい事を知るとしたら、定義よりそれは物理的な事実ではない。 その場合 唯物論(物理主義)は偽である。

佐川・抜け首・なん @nankuru28

この実験ではメアリーは色に関しての知識は持ってるけど、色の無い白黒の部屋に閉じ込められてる。抱っこに変換してみる時は「人間の発する、体温、湿気、触感等々から、快い刺激を得るとの知識はあるが、得たことが無い」とする。一般的な母子の抱っこは「不快な刺激にしかならない」感覚過敏。

2016-10-03 20:40:32

なんさん考案:ジョニーの部屋

人のぬくもりの心地よさのない部屋


佐川・抜け首・なん @nankuru28

メアリーの部屋、ここではジョニーにしよう(^◇^) ジョニーには感覚過敏があって、「ぬるい温度で、ぬるい圧力をかけられると、どーにもこーにも不快に感じる」から、ジョニーは抱っこされると泣く赤ん坊であった。ママの抱っこは不快刺激。ジョニーは「人のぬくもりの心地よさ」を知らぬ。

2016-10-03 20:45:57
佐川・抜け首・なん @nankuru28

ジョニーが「人のぬくもりの心地よさの無い部屋」に閉じ込められたまま、動き回るようになったらどうなるか?あるいは、その後言語や論理に関して全く問題なく「完璧な知識を得ていく」時、ジョニーがどうなるか?を予想する思考実験。どうなるだろう?誰か一緒に考えてーー。

2016-10-03 20:52:34
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