【アフ鉄】モザンビークの鉄道（鉱石資源輸送インフラ関連）

　Tete 州で生産された石炭の大部分は船舶による海外への輸出が計画されている。現在モザンビーク国内で生産される石炭の輸出のために、利用および計画されている石炭輸送インフラは、表5-1 および図5-1 のとおり港湾3 港、鉄道5 ルートがある。また、一部石炭についてはトラック輸送が実施されている。
　現在供用可能な港湾設備は６Mtpa の能力を持つBeira 港のみである。また、Beira 港までの輸送ルートはSena 鉄道の年間3Mtpa と50Mtpa のトラック輸送がある。その他のルートについてはNacala Corridor が建設中、Zambeze Corridor がコンセッション申請中、Mutuari Corridor がFS 策定中、Macuze Corridor がこれから国際入札を実施する予定という状況である。

『モザンビーク国石炭開発振興のための情報収集・確認調査最終報告書　平成25 年3 月（JICA）』
（　http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003674.pdf　）より引用

『モザンビーク国石炭開発振興のための情報収集・確認調査最終報告書　平成25 年3 月（JICA）』
（　http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003674.pdf　）より

ナカラ回廊（ナカラルート）

『モザンビークにおける炭鉱及び鉄道・港湾インフラ事業への出資参画』2016/9/30　三井物産
（　http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2016/__icsFiles/afieldfile/2016/10/04/ja_161003_moz_ppt_1.pdf　）より

• 区間　　モアティゼ～マラウイ領内～ナカラ港
• 総延長　912km（ナカラ回廊鉄道）
  （新線218km・既存732km／新線230km、復旧682km）
• 鉄道線　ナカラ鉄道（CFM）・（CEAR）
• 能力　　30Mt/y-40Mt/y
• 段階　　改修・建設中（2015年内完成予定）

ナカラ鉄道から分岐する路線（建設中）の記事はコチラ↓↓

ベイラ回廊（セナルート）

『モザンビーク国石炭開発振興のための情報収集・確認調査最終報告書　平成25 年3 月（JICA）』
（　http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003674.pdf　）より

• 区間　　モアティゼ～ベイラ港
• 総延長　575km
• 鉄道線　セナ線・（マチパンダ線）
• 能力　　6Mt/y - 20Mt/
  　　　　（セナ鉄道：年間3Mtpa、トラック輸送：50Mtpa）
• 段階　　供用中

『モザンビーク国石炭開発振興のための情報収集・確認調査最終報告書　平成25 年3 月（JICA）』
（　http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003674.pdf　）より

Mutuali回廊

• 区間　　Mutarara～Mutuali
• 総延長　不明
• 鉄道線　不明
• 能力　　25Mt/y（推定）
• 段階　　FS中（中国開発銀行・モザンビーク政府）

詳細不明・セナ線とナカラ線を接続する路線

Macuze回廊

• 区間　　モアティゼ～Mutarara～Macuze（港湾整備）
• 総延長　525km（鉄道）
• 鉄道線　不明
• 能力　　25Mt/y - 50Mt/y（推定）
• 段階　　PreFS・Concession中

詳細不明・詳細未公表

ザンべジア回廊

• 区間　　チウタ～ナカラ港
• 総延長　約1200km
• 鉄道線　不明
• 能力　　25Mt/y - 100Mt/y（推定）
• 段階　　FS・初期Study終了
  　　　（中国開発銀行・モザンビーク政府）

詳細不明

中国開発銀行（国家開発銀行）

国家開発銀行（こっかかいはつぎんこう, Guojia Kaifa Yinhang）は中華人民共和国における 中国輸出入銀行、中国農業発展銀行とならぶ中国の3つの政策性銀行の一つである。
Wikipediaより