注目してほしい小さな出版者 【北海道編】

マスコミに取り上げられにくい小さな出版社について、いくつか紹介します。 残念ながら、既に倒産・解散している出版社もありますのでご注意ください。
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じーさん @GAS474

小さな出版社についてのツイートが反響を呼んでいるようですので、実例をいくつか挙げたいと思います。 ただし、これら実際の出版社ですが、既に倒産しているものもあります。 資金不足から、目的の出版を終えたから、後継者がいないから、と解散する事もあります。 #小さな出版社

2016-10-19 00:57:06
じーさん @GAS474

北海道の出版者数(書店数:売り場面積を公表した) 2015年 32(688) 2000年 31(399) 1985年 31(724) 1970年 11(365) 1955年 15(340) 人口1万人当たりの書店数(売場面積) 2015年 1.27(147坪) 出版ニュースより

2016-10-23 16:24:42
じーさん @GAS474

北書房』 株式会社 1952年創立 3名 戦前綴方教室事件で、特高に弾圧され教団を追われた入江好之(前代表)と同じ教師たちが戦後資金を出し合って創設した異色の出版社で、長らく文化・教育にしぼった出版活動を続けてきた。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 01:20:01

× 教団
○ 教壇

じーさん @GAS474

『北書房』(2) 1990年入江代表老齢により現代表に移譲。それ以降経営再建にあたり、出版物は委託販売をやめ買切制とする。年間出版点数は10点前後にしぼり発刊している。この他情報集約機関を併設し企業に提供している。 『地方・小出版事典』より #小さな出版社

2016-10-19 01:23:05
じーさん @GAS474

『北書房』(3) 代表 中野英一  銀行~公務員を経手欧州遊学。帰国後建設会社経営。後、入江前代表の委任を受け代表就任。1990年腐敗のひどい札幌市再建のため市長選に立候補、全く単独で14万票を越す大量の票を得るも落選。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 01:27:36
じーさん @GAS474

(解説)  小規模出版社では、委託販売(=返本制度)を廃止して、買い切り制をとる場合も少なくありません。  書店に取ってリスクが高まりますが、その分、卸値を割り引いたりします。それでも、返本分の資金を確保する必要がなくなる分、出版社にもメリットがあります。  #小さな出版社

2016-10-19 01:31:31
じーさん @GAS474

(解説) また、いくら委託販売と言っても、当の出版社が倒産してしまった場合には、返本できず、書店側の不良在庫となってしまいます。  倒産リスクの高い小規模出版社が相手なら、買い切り制は書店にとってもメリットが大きくなります。  #小さな出版社

2016-10-19 01:33:10
じーさん @GAS474

(解説) 出版社代表とは、だいたいが世間へ何か言いたいことがある人がほとんどです。 特に地方自治体、地方議会においては、出版社代表が立候補するというのも珍しくはありません。  #小さな出版社

2016-10-19 01:35:32
リンク kyodo-bunkasha.net 共同文化社 - 今、地方の出版社がおもしろい! 北海道の地域に根ざした書籍を刊行 株式会社共同文化社 - 今、地方の出版社がおもしろい! 北海道の地域に根ざした書籍を刊行|北海道の作家や北海道に関わる内容の書籍を刊行している、地域に根ざした出版社
じーさん @GAS474

共同文化社』(1) 北海道札幌市 株式会社 1980年創立 1名 現代表・木野口功氏が地域文化の発展に貢献すべく創立。以来商業ベースには乗りにくいが、世の中に伝えたい両署の掘り起こしに力を入れる。 北海道在住画家の画集出版。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 01:58:29
じーさん @GAS474

『共同文化社』(2) 『小谷博貞作品集』 抽象画の第一人者とされる作家の作品と画家人生を振り返った記録などで構成。北海道在住画家による大型画集第2弾。 JaGra文化典最高賞受賞。図書館協会選定図書。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:02:01
じーさん @GAS474

『共同文化社』(3) 『慟哭の谷 : 戦慄のドキュメント 苫前三毛別の人食い羆三毛別羆事件のドキュメント 『春告獣 -エゾヒグマ』 江尾ヒグマの生態、文学、事件などを写真や図解で紹介。 図書館協会選定図書 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:04:17
じーさん @GAS474

(解説) 地方出版社の設立理由の多くが商業ベースに乗りにくい本を出版したい。地元の良さを発信したい。というものです。 『慟哭の谷 』 「射殺される熊が可哀想」と発言する前に読むべき書 共同文化社は営業中です。 kyodo-bunkasha.net #小さな出版社

2016-10-19 02:14:23
じーさん @GAS474

JABB出版局』(1) 北海道札幌市 1980年創立 1名 映画館JABBHALL設立される。 雑誌の発行を行う。1990年倒産後も、雑誌の刊行を続ける。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:22:26
じーさん @GAS474

(解説) 事業経験を活かした出版物を出版するために、出版部門を設立するということは良くあります。 しかし、映画館が出版社を兼ねるというのは、私は他に聞いたことがありません。珍しいと思います。 #小さな出版社

2016-10-19 02:26:30
じーさん @GAS474

空知民衆講座出版部』(1) 北海道札幌市 1982年創立 2名 空知民衆史語る会を1978年に作り、翌年、空知民衆史講座に改組。会員たちと、タコ労働・強制連行された朝鮮人の労働と犠牲の実態を発掘調査し出版する。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:30:49
じーさん @GAS474

『空知民衆史講座出版部』(2) 代表 森岡武雄 国民学校准教員、電信第四連隊、6か月後敗戦、軍を脱走、学芸大学入学、中学高校の教師、大学講師を経て、研究執筆活動に入る。 『霧の中の祖国』 『学習資料北海道近代のあゆみ』など 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:42:51
じーさん @GAS474

(解説) 同人サークル(=市民グループ)が出版社になってしまったという事例です。 #小さな出版社

2016-10-19 02:44:26
じーさん @GAS474

八戸ファームウェアシステムHFS出版部』(1) 北海道札幌市 1989年創立 株式会社 5名 パソコン用の周辺機器メーカーとして創立し、研究開発者システム構築ツールソフトウェアを開発販売する。 パソコン解説本などを出版する。 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:50:45
じーさん @GAS474

『八戸ファームウェアシステムHFS出版部』(2) 『DOS/Vパソコンによる科学計測入門』 『使ってみませんか?Windows3.1』など 『地方・小出版事典』1997年刊より #小さな出版社

2016-10-19 02:51:56
じーさん @GAS474

(解説) IT企業が出版部門を設立するということもしばしばあります。 しかし、パソコン関連本はどこの出版社も同じ内容になりやすく、小規模出版社の新規参入は厳しいでしょう。 #小さな出版社

2016-10-19 02:54:19
リンク www.jurousha.com 寿郎社ウェブサイト
じーさん @GAS474

寿郎社』(1) 北海道札幌市 2000年創立 1名 北海道の話題でも、普遍的な内容にまで高めることができれば、全国で売れる本だと思い出版する。 代表一人で一代限りの出版社。 どんな本を出すかは、独裁で決まる。 『小さな出版社のおもしろい本』2015年刊 #小さな出版社

2016-10-19 03:06:11