- uchida_kawasaki
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引用:政府の地震調査委員会は22日、臨時会を開き、鳥取県中部の地震は「これまで知られていない長さ10キロ以上の断層がずれて起きた」とする見解を示した。
2016-10-23 14:25:24引用:調査委は今年7月、中国地方の活断層を対象に、今後30年以内にマグニチュード(M)6.8以上の地震が起きる確率を公表。同県など北部区域の確率を40%と高く算定していた。
2016-10-23 14:25:26引用:北部区域にはM7以上の大地震を起こす恐れがあるとされる長さ20キロ以上の主要活断層はないが、M7級の鳥取県西部地震も同様に地震前に断層の存在が知られていない場所で起きた。
2016-10-23 14:25:28引用:委員長の平田直・東京大地震研究所教授は「地表に活断層が現れていなくても、被害を及ぼす地震が起こる可能性は全国どこでもあるが、中国地方の北部区域はその典型的な例といえる」と話した。
2016-10-23 14:25:30「地表に活断層が現れていなくても、被害を及ぼす地震が起こる可能性は全国どこでもある」それはそうだ。でもまあそうすると基準地震動って何か意味あるのみたいな話にならないといけないんだけど、ならないのが現在の日本。
2016-10-23 14:25:33と、基準地震動には「震源を特定せず策定する地震動」というのがちゃんとあって検討してるんだよ、的エアリプをいただいたので、一応。
2016-10-24 19:21:48nsr.go.jp/archive/jnes/c… 震源を特定せず策定する地震動に係る 評価手引きというものがある。
2016-10-24 19:21:50これはそもそも大きな問題を抱えた代物で、「現在までに観測された、 それまで断層が知られてなかったところで起きた地震」を対象に個別に検討す る、となっている。
2016-10-24 19:21:52つまり、これまでの数十年に起きた地震に耐えればいい、となっている。これではもちろん100年もまてばもっと大きな地震が起こるわけで、安全性を担保するものにはまったくなっていない。
2016-10-24 19:21:55しかし、もちろん(というわけでもないが)問題はそれだけではなく、実 際のこの評価手引きの運用がザルなのがさらに問題である。
2016-10-24 19:21:57例えば、 tohoku-epco.co.jp/news/atom/1191… 女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査における基準地震動の追加評価について(震源を特定せず策定する地震動)をみてみる。
2016-10-24 19:22:00以下のように書いてある: Mw6.5 以上:2地震 1.2008年岩手・宮城内陸地震 2.2000年鳥取県西部地震 地質・地質構造の違い等により地域性が異なることから、地震観測記録の収集対象外(考慮の対象としない)
2016-10-24 19:22:02まあ要するに、考慮すると基準満たせない大きな地震は理屈をこねて対象外にしました、ということで、これはもちろん「震源を特定せず策定する地震動」を考慮する意義を限りなくゼロにするものといえる。
2016-10-24 19:22:05資料
(別紙) 女川原子力発電所2号機 新規制基準適合性審査における基準地震動の追加評価について(PDF/282KB) tohoku-epco.co.jp/news/atom/__ic… pic.twitter.com/mclVWlXZ2Z
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