蟲の少女の生殖行為

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スラマイマラス🔞 @slimymars

下半身を無数の蚯蚓のような蟲に解けさせながら、彼女は目を蕩けさせる。「ワタシが、ワタシと、混ざりあって、絡みあって、卵産んで、孵って、愛しあって、食べあうの、すごく気持ちいいの。どんどんワタシが殖えてくと、どんどんきもちいいのが増えてくの」そして、既に蟲で絡め取られた、彼女がヒト

2016-11-27 20:57:36
スラマイマラス🔞 @slimymars

であった頃、親友と呼んでいた少女に、ゆっくり、上半身だけがこちらへ擦り寄ってくる。「怖くないよ。あなたもすぐにわかる。すぐにワタシにしてあげるから」そして、熱い息を吐きながら、彼女の口へと、自らの口を近付けてくる。涙を流しながらも、四肢を蟲で拘束された彼女は逃がれられない。無理矢

2016-11-27 21:01:52
スラマイマラス🔞 @slimymars

理、奪われた。途端、彼女の口内へと、悍しいナニカが侵入してくる。それは恋人同士のような熱い交わりを目的とせず、しかしさらにその先へ、そして大量に殺到する。口は離されず、彼女は嚥下する他なく。胃へと、それは雪崩れ込んでいく。その行為は、彼女が気を失うまで続いた。力無く崩れる彼女と、

2016-11-27 21:08:14
スラマイマラス🔞 @slimymars

蟲の少女との唇の間には、その熱い交わりを示す、とろりとした粘液が糸を引いた。そして彼女の唇の間から、ちろりと見えた蟲は、空いこまれるように奥へと引っこんだ。倒れた彼女の腹は大きく膨らみ、かつ、ぼこぼこと蠢いていたが、やがて小さく縮んでいった。血流に乗り、彼女の身体の隅々まで行き渡

2016-11-27 21:12:24
スラマイマラス🔞 @slimymars

り、彼女の細胞を貪り、それを栄養として、蟲同士で交尾し、産卵し、殖える。その光景を蟲の少女は、自らの身体を自ら抱き締めるように手を交差させる。彼女の体内で無数に繰り広げられる生と繁殖の喜びは、本体である少女にも余すところなく伝わるのだ。「アナタの中でワタシがどんどん殖えてく……お

2016-11-27 21:15:27
スラマイマラス🔞 @slimymars

いしい!あたたかい!きもちいい!あはははは!」その前で、彼女の身体はびくびくと震えつづける。体表には無数の太い紐のようなものが、ぼこぼこと蠢いている。卵巣が蹂躙され、造り変えられ、蟲の卵を造る器官へと変えられてゆく。子宮が無数の蟲を暖かく守る器官へと変えられてゆく。そしてついに、

2016-11-27 21:18:58
スラマイマラス🔞 @slimymars

体内のあらゆる場所で造られた卵が、彼女の脳内へと侵入した。暖かく、静かなそこで、まもなく孵化した。蟲は灰色の細胞へと取りつくと、その複雑な繋りを見て、しかしそっくり同じ形へと入れかわった。彼女の体内の蟲が殖えれば殖えるほど、血流に混じる卵が増え、そして脳へと巣つく卵も、蟲も増えた

2016-11-27 21:23:39
スラマイマラス🔞 @slimymars

。ついにその蟲が彼女の脳を食らいつくしたとき、彼女の痙攣はぴたりと収まり、むくりと、起き上がった。しかし開く瞳はそのままだが、しかし中は全て蟲が詰まっている。肌一枚残した下は、最早人の臓器など残っていない。蟲が混ざりあい、混じりあい、繁殖している。彼女がくすりと笑った時に見えた口

2016-11-27 21:27:41
スラマイマラス🔞 @slimymars

内は、蟲を詰めた壺の中のようだった。ぺろりと覗くのは、赤い舌ではなく、悍しい蟲の塊。そして身体のあらゆる場所で行われる生殖行為の信号は、蟲へと変じた脳がきちりと解釈し、彼女にも、伝わっていた。「おねえさま」目の前の蟲の少女、----とはいえ、今や彼女も蟲の少女ではあるが----へ

2016-11-27 21:31:25
スラマイマラス🔞 @slimymars

と跪いた。「このような、素晴しい躯をありがとうございます」と。

2016-11-27 21:32:13