アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、チエちゃん奮戦記26話脚本：年下に背中を押される、無邪気な中高年

まきもgpfb @makimogpfb

カイジが好きというだけで手を出してしまった、カイジのシリ構、高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。 今回はチエちゃん奮戦記26話脚本。 前回は同作24話脚本 togetter.com/li/1052289 他 togetter.com/id/makimogpfb

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26a 2部作の前半。興業師となった地獄組ボス(1期で活躍)が再登場。今度はコケザル(テツの鑑別所時代の友人の息子)の誘いで、お化け屋敷を企画。冒頭、入道雲のアップ・間がある(特徴:自然=キャラ)。年の差コンビが夢を語るのが、カイジ2期脚本とシンクロ pic.twitter.com/Iwpg46g0aZ

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26b 地獄組ボスが夢を語る場面が何か情緒ある。散々夢をテツや西萩連中に潰された地獄組ボスだが、コケザルのお化け屋敷企画で元気を取り戻す。カイジの沼攻略企画で再び奮起するカイジ2期脚本と通じるものがある。石を池に投げる場面がベルばらコンテとシンクロ。 pic.twitter.com/DmCeHoYfuA

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26c コケザルはマサルを誘い、表向きの、お化け屋敷企画者にする。マサル母の強引な誘いを断れず、チエやヒラメも、お化け屋敷に参加することに。二人は、かき氷を食べながら、その事を愚痴る。特徴の飯テロ。カイジ2期脚本と比較。 pic.twitter.com/mXnQtV3Xn5

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26d 猛暑ということで、おバァはんが、チエ家に扇風機やスイカを持って来る(特徴:贈り物)。 特徴である、物のアップ・間が出て来る。 また、スイカを落としてしまっても、おいしく食べる食いしん坊なのも特徴。 pic.twitter.com/SD1efrhhx3

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26e 一方、地獄ボス達とコケザルは、喫茶店で、お化け屋敷の計画を語りあう。ここも、カイジ2期脚本13話とシンクロ気味。今回は、ヤクザを賞金で釣って集め、テツを使って絶対に通り抜けさせず、参加費だけを集める作戦。沼もスケール違うが大金獲得計画 pic.twitter.com/8gwZSNpYsQ

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26f お化け屋敷でヤクザから大金を巻き上げる陰謀を語る場面、カイジ2期脚本で班長達が陰謀を語る場面とシンクロ。 コケザルの後を追ったチエは、裏に地獄組ボスがいることを理解する。また、お化け屋敷をテツが嫌がるので、チエは怪しむ。過去に何かあるようだ pic.twitter.com/mtl3nf5joA

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26g 計画にはテツの協力が必要なので、コケザルがミルク金時を持って、テツとの交渉にあたる。 またしても飯テロ。カイジ2期脚本と比較。ちなみにチエ1期でも、高屋敷氏脚本にて、かき氷を美味しそうに食べる場面がある。 pic.twitter.com/fU9SO4pFe2

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26h 何としてもお化け屋敷に行きたくないテツは、ヤクザを脅かす役を引き受ける。かき氷屋の間(特徴)が、カイジ2期脚本とシンクロ。 テツは就職したと嘘をつき家を出るが、拳骨は、テツが手の込んだ嘘をついたことに感心する。ここで次回へ。 pic.twitter.com/6Pfu6zSM59

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめa 今回はカイジ2期13話脚本とのシンクロが多く、比べると面白い。地獄組ボスも、カイジのおっちゃん(坂崎)も、何度も夢破れているが、親子ほど年の離れた少年・青年から、具体的な勝算のある野望を聞き、再び奮起する。 真夏の入道雲が見守るのも同じ。

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめb 冒頭、地獄組ボスが夢を語るが、コケザルが「まだ便所の豆電球一つ買うてない」とつっこむ。これも、具体的な勝算がある野望を持つコケザルと、漠然とした野望を持つ地獄組ボスの差。具体的な野望を持つカイジと、オカルトに頼ったおっちゃんに通じる

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめc 地獄組ボスは、フランク・シナトラのディナーショーをプロデュースしたいなどとも夢を語るが、コケザルに、「目の前の金儲けの事を考えんと」とも言われる。そんなコケザルを、地獄組ボスは「クールなミラクルボーイ」と評する。この場面も、何か渋い。

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめd 年下が年上に生きる気力を与える話も、高屋敷氏の作品には多い。ルパン3期・はだしのゲン2・カイジ脚本など。監督作忍者マン一平でも、一平の優しさに触れた魔法使いの老人が、一年生から再出発する話がある。また、生きる=生き甲斐の特徴が出ている。

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめe 高屋敷氏は、少年や青年の成長を描く一方で、少年・青年から背中を押される中高年の再起も、よく描いている。これもデビューまわりの、ジョー1脚本の段平・丈がルーツなのかもしれない。ジョー1脚本は無記名だが、ジョー2脚本でも、それは色濃い。

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめf 地獄組ボスは、チエ1期の高屋敷氏脚本でも大活躍した。特に、竹本家や西萩の人々の異様さを説いた大演説は名場面。ジョー2脚本の経験からか、テツをボクサーにしようとした地獄組ボスに愛着があるのかも。今回も、地獄組ボスの不屈の精神が描かれている。

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高屋敷氏脚本チエちゃん奮戦記26まとめg ワンナウツ脚本でも、オーナーの犬であることを捨てる監督の話がある(結局、渡久地の犬になるが)。高屋敷氏の作品には、演出・脚本とも可愛いおっさんがよく出る。夢を諦めない姿が無邪気だから可愛いのかもしれない。とにかく地獄組ボスが可愛い回だった