茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第1962回「フローの階段を上り続けること」

脳科学者・茂木健一郎さんの12月6日の連続ツイート。 本日は、感想です。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート1962回をお送りします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2016-12-06 06:32:02
茂木健一郎 @kenichiromogi

チクセントミハイの言う「フロー」状態は、最高に集中していて、しかしリラックスしていて、その中で最高のパフォーマンスが生まれる。行為自体が報酬となるから、やっていることが楽しくて仕方がない。そのような境地になれれば、仕事をやること自体が蜜の味になる。

2016-12-06 06:33:22
茂木健一郎 @kenichiromogi

フロー状態になるためには、「課題」と、自分自身の「スキル」が高いところで一致していなければならない。課題<スキルだと、退屈する。一方課題>スキルだと、不安になる。課題に不安を覚えるときには、スキルをアップしていかなければならない。

2016-12-06 06:34:26
茂木健一郎 @kenichiromogi

では、どうやって、スキルをアップしていくのか? 高いレベルでのフロー状態に至る、上り坂をどのようにすればいいかという問題は、学校での学習者から、ビジネスの現場まで、さまざまな人が直面する普遍的な課題である。

2016-12-06 06:35:08
茂木健一郎 @kenichiromogi

オススメは、「遊ぶ」ことだ。スキルをアップさせていくプロセスは、つい、つらいもの、苦しいものと認識されがちだが、その場合でも、そのスキルのレベルにおいて、一種の低レベルフローを起こすようにすれば良い。そのためには、そのスキルレベルでの「遊び」をすればいい。

2016-12-06 06:36:04
茂木健一郎 @kenichiromogi

英語で言えば、少ない単語数でも、その単語数の中でセンテンスを組み立てたり、歌ったりと遊べばいい。listeningでも、わからないならそれなりに、例えば部分的に繰り返すなど、遊んでしまえば、それで、小さなフローを持つことができる。

2016-12-06 06:37:36
茂木健一郎 @kenichiromogi

理想の学習プロセスとは、どんなスキルレベルでも、そのレベルに合わせたフローの状態がつくれて、ずっと遊んでいるように、そのことに取り組めることだろう。そのようなかたちで自分の学習ステップを設計することが、フローの階段を上りつづけるための秘訣となる。

2016-12-06 06:38:27
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート1962回「フローの階段を上り続けること」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

2016-12-06 06:39:07