- 6123Gomibako
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爆熱とは爆発的な燃焼のことで、一部分の燃焼により発生した熱が、その隣接部分を加熱して反応を開始させ、さらに次々と急速に伝播していく現象のことである。#火薬学
2016-11-23 12:28:17火薬類の爆発反応では、組成中の各元素は、最終的に次のような生成物になることが望ましい。 C→CO2、H→H2O、N→N2 Na→Na2O、NaCO3、またはNaCl K→K2O、K2CO3、またはKCl (続く) #火薬学
2016-11-23 12:55:13①1mol=12C=6.02×10^23= NA(アボガドロ定数) ②物質量n[mol]は、質量w[g]、モル質量M[g/mol]を使って次の様に表せます。 n=w/M ③1molの体積は、標準状態(0℃、1気圧)のとき22.4Lになります。 #火薬学
2016-11-23 18:58:56一般に、mある化合火薬類をCxHyOzNuとすると、その爆発反応は CxHyOzNu=xCO2+(y/2)H2O+(u/2)N2-(1/2)(2x+(y/2)-z)O2 となり、酸素バランスはもとの化合火薬類1g当り (-16(2x+(y/2)-z)/分子量g/g #火薬学
2016-11-23 20:37:59酸素バランスがプラスになれば一酸化窒素(NO)および二酸化窒素(NO2)が発生するが、酸素バランスがマイナスになれば一酸化炭素(CO)が発生する。また、火薬類の爆発威力は酸素バランス0付近で最大になるといわれている。(続く) #火薬学
2016-11-23 20:47:50(続き)これらの点を考え合わせ、産業爆薬については、酸素バランスが若干プラスになるように配合組成を決めている。 #火薬学
2016-11-23 20:48:43”火薬の力”は熱化学の創始者であるフランスのベルテローの命名によるもので、比エネルギーとも呼ばれ、通常”f”で表す。 #火薬学
2016-11-24 12:22:11火薬または爆薬の爆発生成ガスを理想気体と仮定すると、理想気体の状態式が適用できる。 1Kgの火薬または爆薬が爆発し、生成したガスの圧力をP1、その占める容積をV1、そのモル数をn、爆発温度をT1とすると、爆発直後の生成ガスでは、 P1V1=nRT1 (続く) #火薬学
2016-11-24 12:26:13(続き) ここで、Rは気体定数 この式の計算値が火薬の力fである。 P1,V1の単位をそれぞれPa、㎥とすると、fはPa・㎥=N・m=fの単位で表される。 R=8.314J・K^-1・mol^-1 であるから、 f=nRT1=8.314nT1 となる。 #火薬学
2016-11-24 12:32:35実用されている火薬・爆薬は、ほとんどすべてが混合火薬類であるが、それには次の3種類がある。 ①2種またはそれ以上の化合火薬類を混合したもの ②酸化剤と可燃剤およびその他の成分を混合したもので、すべての成分が火薬類でないもの ③化合火薬類と火薬類でない成文を混合したもの #火薬学
2016-11-25 12:43:50ニトログリセリンは、ダイナマイトの基剤である。ニトロセルロースでこう化してできる”ニトロゲル”の形で使用する。 #火薬学
2016-11-25 17:58:35ニトログリコールは、ニトロセルロースとのこう化速度がニトログリセリンより大きいので、ニトロゲルの製造工程を短縮することができ、また、ニトログリセリンと混合すると凝固点が低くなるので、ダイナマイトに不凍性を与える事ができる。 #火薬学
2016-11-25 18:33:22ニトロセルロースは、ダイナマイトおよび無煙火薬の成分として使用される。ダイナマイトには、窒素量12%付近のものを用い、無煙火薬には、窒素量の異なった2種類のニトロセルロースを混合して、役13%の窒素量としたもの(混綿薬という。)を使用するのが一般的である。 #火薬学
2016-11-25 19:29:06気泡剤とは、含水爆薬に配合される中空粒子やガス発生剤は非爆発性の物質であるが、これを混合することによって爆薬の中に微小気泡が含有され、鋭感剤としての役割をはたす。 #火薬学
2016-11-25 19:32:33酸化剤は一般的に酸素を含む物質で、反応に際し酸素を融資して他の物質を酸化し、自らは還元される。また、可燃剤は酸化剤により容易に酸化され得る物質である。 #火薬学
2016-11-25 19:53:52