或る名探偵の選択にまつわる思考実験、おまけでドラマ『火村英生の推理』関連
元凶はこの投票でした
自分で投票作っておいてつらい、だって火村はそういう理由であろうと殺人は許さないでしょ、でも自分が人を助けるためならやるかもしれないんだ
2016-12-02 12:10:26例えば刃物だったら使わないかもしんないけど銃って距離の設定とか直接触れないとかそのあたりで絶妙にこの問いがやりやすい凶器なんだよな
2016-12-02 12:32:25これは今まで考えもしなかったなぁ…。 「もちろん犯罪だけど社会的には肯定されうる」犯罪をするかどうか迷って、結局しなかった火村が、今度は「法律上肯定される(そしておそらく社会的にも肯定される)」犯罪(ちょっと語弊のある言い方ではあるが)をするかどうか? これは難しい…。
2016-12-02 12:24:44もちろんロジデスやドラマ最終回という似たような状況でそれでも殺さない道を選んだ先例はあるけど、他の誰かが死ぬかもしれない、という条件が付いてくるとあまり参考にはできなくなってくる。 あれはあくまで自分だけのことだったからあそこまでできた、という部分があるからなぁ。
2016-12-02 12:28:12火村シリーズはどういった作風か、の観点から
私は撃たないを押した 理由は、火村シリーズは火村が犯罪者を断罪する「だけ」のシリーズではない、と思ってるから。 この状況で火村が撃たない、撃てなくても、アリス森下さん鮫山さん大阪京都府警諸々が「火村に撃たせない」方向に動く、だろうと考えてる。しかし、物語の構成が虚淵的に→
2016-12-02 16:20:15→「火村が撃つか・撃たないか」以外の選択肢を選べないように展開していく場合は、先に挙げた「火村以外が火村に撃たせない」ルートは白紙に戻る。 果たして有栖川先生が「火村による徹底断罪」(逆に言えば火村がどこまで断罪し得るかを火村自身に突きつける)展開を描くだろうかとも思う。
2016-12-02 16:23:24虚淵さん式エンタメと有栖川先生式エンタメは種類が違うと思ってるので、私自身は火村が狡噛になるパターンには懐疑的なんだよなあ。 犯罪学者として地に足をつけて十数年間やっている人が、最終的に内戦国でゲリラ化するまで行っちゃう事にはならないような…(狡噛さん今どこに居るのかな)
2016-12-02 16:26:41設問に抜け道があるのでは?
めっちゃ難しいけどそうしないと助けられない状況だと判断したなら撃つんじゃないかなぁ。火村自身の問題だったロジデスと違って他人の命がかかった状況なら信念よりそっちを優先するんじゃないだろうか。その結果死なせてしまったらその後どうなるかはわからんけど…
2016-12-02 16:29:43そういえばナチュラルに「撃つ・撃たない=殺す・殺さない」で考えてたしそういう意味の質問と解釈してたけど「手足などすぐに命に関わらない場所を撃つ」という選択肢もある訳だ… でも先生、銃への恐怖心はなくとも、正確に人間の手足を狙うのは無理だろうからやはり一番狙いやすい胴体になるよね
2016-12-02 16:36:27銃を撃てるかという問いが相手を殺してしまうかもしれないリスクを背負ってまで他人を助けられるかということなら火村はできると思う(なに言ってるかわかんなくなってきた)
2016-12-02 16:49:35「銃は撃つが致命的な部分は避けるなどして相手が死なないように努める」、かな…。誰も死なずに済む可能性がある選択にベットすると思う。ロジデスのときの対応だって不確実だけど両方助かる道を選んだ
2016-12-02 16:51:29後だしじゃんけんをする出題者の屑
元ネタがほぼ撃つか死ぬかしかない状況だったので、素人が銃を思い通りに撃てるわけない+命を奪わなければ止められない=手足を撃って動きを止めることはほぼ不可能な状況とお考えください。原作でそれやるかどうかはともかく(まあ少なくとも完結まではやらんだろう……)
2016-12-02 16:54:45誰が相手かにもよるのでは?
殺されそうな相手で違う反応はとりそうでもあるし、たとえ犯罪者とて生きて司法の裁きに引き渡せが信条の火村だしなという思いもある、火村はどこまで世界の人間に公平なのか、残酷な天秤の秤り手たりうるのか(は原作でもまだわかんない!)
2016-12-02 16:57:35作風の話つづき