- yukikazemaru
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この際、できるだけ正確な数値がよいが、概略の状況を知る為なのでこの際きわめてかんたんに各項目双方10点評価での合計点数表で見分ける
2011-03-05 14:58:18イギリス保護領マラヤ=マラヤ連邦 マレーシアの原型となった国での共産革命に対しマレーシア政府軍+英連邦(政府ではなく)と革命勢力で起きた戦争。 ちなみに共産革命型。指導者はライ・テック。1948年から60年まで。革命側勢力の原型はマラヤ共産党(MPC)とマラヤ抗日軍(MPAJA)
2011-03-05 15:20:091、保有指導力 双方の指導層の影響力、組織力等を評価。 マラヤの反乱を例にとると『組織があり熱烈だが、未経験かつ指導者の変節の為混乱』のため政府に対し優位にあるとは言えない。よって革命側と反革命側は5対5のイーブンである
2011-03-05 15:02:272、保有兵力 どちらのほうが質量に優れているかを配点 再びマラヤを例に挙げると、革命側は安定しないものの政府側に対し約1.5倍の兵力。 革命側と反革命側は7対3
2011-03-05 15:05:233大義名分 人をどれだけ集められるか、支援をどれだけ受けられるかにつながる。 マラヤの場合だと『独立』が大義名分。問題は国の半数を占めるマラヤ人がこの大義名分に賛同する様子はないこと。理由はMCPの構成要員の90パーセントが中国人だから。
2011-03-05 15:33:214地政学的な位置。 国や革命地域の位置。 マラヤの場合だとタイとシンガポールにはさまれているが、左右が海であるため、北部国境地域を除き支援を受けられる見込みがない。
2011-03-05 15:35:105 組織構成 革命側や反革命側の組織の構成について評価。マラヤの場合、革命側の構成員の9割が中国人であるため、政府が介入する余地は低い。地域化困難
2011-03-05 15:39:556 国境 国境の向こう側の勢力は友好的か否か。 当然だがタイ政府はイギリスには向かうようなまねなどしないので、革命側はタイ国内の反政府勢力や政府の目をかいくぐった支援しかできない。 2対8
2011-03-05 15:42:24風土 寒さや暑さとかそっちの要素。 マラヤの場合だと亜熱帯。まあ凍死や脱水で死ぬことはまずないので厳しい環境に比べればゲリラ戦がしやすくもあるが、政府にも言えることなので 6対4
2011-03-05 15:50:24国内人口 人口やその集中の程度。 マラヤだと人口小にして居住区は散在しているので政府側が守らなければならない拠点は少なめ 2対8
2011-03-05 15:53:08経済 いわずとも分かるが貧困が激しかったりすると革命側に優位 マラヤの場合、割と高度発展してるので 2対8
2011-03-05 15:54:40体制の安定度 政府機能の強さというべきか? マラヤの場合はイギリスの植民地政府ではあるが、富裕階級がその背後にあり、合憲的手段による独立を期待できる。 革命側が食い込むところが少ない 2対8
2011-03-05 15:58:11政府行政機関 そのまま マラヤの場合だと強固な行政機構を持つが植民地政府なので独自政策の経験はほぼない
2011-03-05 16:03:04政治構造 社会主義方式とか独裁形式とか王朝系とか民主方式とか。 マラヤの場合だとも宗主国がジョンブルのおかげで「民主制」法などもせいびされた注意深い民主方式。であるが、民主方式であるが故の弱点もある。『共産主義を選ぶ自由』もあるから。 6対4
2011-03-05 16:05:59警察 警察の能力 汚職が蔓延してたり国に忠誠心ないと革命側に優位 マラヤの場合警察は『諜報優秀、忠誠心固し』ただし数において弱体 5対5
2011-03-05 16:09:15敵の軍隊。 革命側の敵となりうる軍隊すべてを評価。国外から来たのも含む。 マラヤの場合。政府軍+グルカ+インド兵+ジョンブル。熟練し忠誠心厚く、革命側に比べれば無尽蔵の資源がある 0対10
2011-03-05 16:12:44外部支援 革命側が受けられる外部からの支援。 マラヤの場合保障されるものは何一つない。 共産諸国からの論理的政治的支援は期待できる。がそれだけ。 1対9
2011-03-05 16:14:34さて、これらを総合評価してみよう。革命側65対反革命側105か。 まあこれらの要約は正確な数字を出す為ではなく、おおよその要約を見る為のものなので注意。
2011-03-05 16:16:59この表はアーサー・キャンベルが1969年に提唱したもの。 ベトナム戦争やってる最中であるのでナム戦の研究はされていないがおおよそ参考程度には使えるかと。
2011-03-05 16:20:15暇な人はリビアに応用してみたり、さらに暇な人は日本の革命(反政府)勢力と政府側の点数評価をみて日本で人民革命を起こすことの難しさを数字化してみても面白いかもしれない。学生運動がはやった時期ですらry
2011-03-05 16:22:46