原子力損害賠償法3条1項ただし書適用に関わる加藤先生を中心にした議論
異常に巨大とは関東大震災を相当程度(約3倍以上)上回るもの。>原子力委員会HP「免責事由(異常に巨大な天災地変)について」 http://bit.ly/h5C8hQ
2011-03-16 16:05:43異常天災免責について、下山委員「三倍といったときには、おそらく加速度をいったものであろう」>第3回原子力損害賠償制度専門部会議事要旨(案) http://bit.ly/i0KkQK
2011-03-16 16:07:39これですね。有難うございます。加速度3倍と言う観点だけなら未達ですね。>「1.地震直後の原子力発電所への影響」http://bit.ly/f8nkl1 RT @takachiko: 福島の加速度はbousai.go.jp の資料を見てください。
2011-03-16 16:45:59「異常に巨大な天災地変」を適用せざるを得ない、との観測記事。免責とは釈然としない。>【放射能漏れ】政府賠償1兆円超も 福島原発、被害者に - MSN産経ニュース http://t.co/MGqqnbp
2011-03-20 20:09:44@naonorikato 先生に絡んで頂いたので甘えてしまいますが、「異常に巨大」を適用し免責とした場合、過失相殺を抗弁する余地がその性質上で非常に限定されるのではないか、一方で東電側には相応の過失はあるではないか、
2011-03-20 20:29:50@naonorikato また、これまでの国会等の目安の議論上の経緯から軽々に適用できるとは言えないのではないか。 適用せずとも、保険外は国の支援が規定されており、被災者補償は問題なく、まずは、適用しない線で争うべきなのではと思った次第です。素人考えですのでご指導ください。
2011-03-20 20:32:27@shinjitwt 原賠法によりますと、ご存知の通り①原則無過失責任(ただし上限1200億円かつ保険強制加入。上限を超える部分は国が救済措置を取る)、②ただし、「以上に巨大な天変地異又は社会的動乱によって生じたとき」は一切制限がないという建て付けになっています。
2011-03-20 21:09:26@shinjitwt これは、東電の過失は無関係に、災害の規模が一定のラインを超えているか否かで、東電の責任額をゼロか1200億円かどちらかに決めるという、結構極端な制度であるように思います。(続く)
2011-03-20 21:15:13@shinjitwt それはそれとしまして、観測史上最大の地震について、「異常に巨大」と判断することは文理に反するとは言い難いだろうと思います。逆にこれが異常に巨大でなければ、どこに線を引くのかという議論が出るでしょう。(続く)
2011-03-20 21:18:45@shinjitwt 国会の目安の議論は詳しくはないのですが、TLで見た記憶では、地震の規模か何かで測っていて、今回はその指標はクリアしていたような。。この点は自信ありませんが、後日の判断の基準とするものにしては、議論自体、結構ざっくりとしたもののように思いました。(続く)
2011-03-20 21:25:15@shinjitwt 結局、本件は1200億円を東電の株主が負担するか納税者が負担するか、という次元の話と理解しておりますが、停電による賠償責任も今後問われかねない中で(これも頭が痛い問題)、東電に負担をかけないでおこうという政策判断があったのかもしれません。(次ラスト)
2011-03-20 21:35:36@shinjitwt 最後に制度の国際比較がこちらの記事の最後の方にあります。ドイツは無限責任らしく、電力会社倒産のリスクは高くなっています。 http://bit.ly/gakefl
2011-03-20 21:44:31地震規模はクリアならず http://bit.ly/hoI3Zo と 内閣府。 @naonorikato: @shinjitwt 国会の目安の議論は詳しくはないのですが、TLで見た記憶では、地震の規模か何かで測っていて、… (cont) http://deck.ly/~xhhRE
2011-03-20 21:48:55@naonorikato 先生、有難うございます!線引きの問題は経緯をざっくり調べておりましたが、確かに単なる例示で津波を想定せずに地震だけであり微妙。(一方で、例示上は目安超過しておらず”微妙”であることも事実かと。)。(続)
2011-03-20 21:51:00津波も、元禄大地震&貞観地震がシミュレーション済&チリ沖の経験あり、ゆえ、エイズ訴訟の「ベストプラクティス」からは巨大の判定は難しいかと RT @shinjitwt: @naonorikato 先生、有難うございます!線… (cont) http://deck.ly/~reHaP
2011-03-20 21:54:24@naonorikato 私見としては、単なる例示であっても国会等の議論上で相応の合意形成が見られることから争うべきではないか、と。 保険超過部分は公的資金にて国有化する等で被災者補償、電力供給を担保できると思います。但し、この点は置いておきます。(続)
2011-03-20 21:55:00@takachiko ありがとうございます。東電については、@takachikoさんのツイートも注目していました。
2011-03-20 21:58:03有難うございます。個人的には、東京電力をがチッソの二の舞をさけるかが課題かと。株式会社に、永久&無限責任と取締役免責はきついです RT @naonorikato: @takachiko ありがとうございます。東電については、@takachikoさんのツイートも注目していました。
2011-03-20 22:02:11@naonorikato 一方で、ご見解をお伺いしたいのは、免責適用の場合に、無過失・無限責任から転換し、過失責任に戻るとして、そもそも極めて強力な不可抗力を認めている中、過失相殺を抗弁できる余地は果たしてあるのでしょうか。もし、あるのなら、着地点のひとつと思うのですが。
2011-03-20 22:03:12RT @shinjitwt: @naonorikato 一方で、ご見解をお伺いしたいのは、免責適用の場合に、無過失・無限責任から転換し、過失責任に戻るとして、そもそも極めて強力な不可抗力を認めている中、過失相殺を抗弁できる余地は果たしてあるのでしょうか。もし、あるのなら、着地点のひとつと思うのですが。
2011-03-20 22:04:05@takachiko 原発の安全性をどこまで確保すべきかについて、原発の寿命を約40年と見積もって、一体何年に一度の大地震と津波なら耐えられるようにすべきか、という線引は容易でないように思います。東北電力はうまく乗り切ったのをベストプラクティスというと東電は厳しいですが。
2011-03-20 22:12:17