心に響くアンパンマンのことば

シナリオライター島田満さんの「アンパンマン」と「やなせたかし」さんに関するツイートがとても素敵だったので、まとめました。
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島田満 @soramona2000

先日、久しぶりにアンパンマンのシナリオを書きました。原作者のやなせたかし先生は戦場で第二次世界大戦を経験し、大勢の人々が命を落としていくなかで、正義とは何か、長い間考え続けたといいます。そしてたどりついた答えは「正義とは、おなかがすいた人に食べ物をさしだすこと」だと。

2011-03-16 14:38:23
島田満 @soramona2000

そして先生はアンパンマンをうみだしたんです。おなかがすいた者を助け、いたわり、自分の顔をちぎってさしだすアンパンマン。どんなときも勇気をもち、自らの体をさしだす無償の行為でみんなを支えるのです。いま東北で食糧がたりず都内でパンが消える非常事態に、アンパンマンの正義を思い出します。

2011-03-16 14:38:33
島田満 @soramona2000

@casterhigh ワンピースのサンジも同じ意味のことを言っているんですよね。「敵だろうが味方だろうが、そこにはらを減らしてるヤツがいれば飯を作って出す。それがコックだ」と。サンジもカッコいいです(*^_^*)

2011-03-16 14:50:54
島田満 @soramona2000

@gesukapper 今回、書いたのがちょうど、パンの話なんです。やなせ先生がパンを通して伝えたかったことは何なのか、沢山、考えたあとだったので、今回のことが胸にしみました。

2011-03-16 15:13:30
島田満 @soramona2000

@samomiz 「何のために生まれて何をして生きるのか、答えられないなんて、そんなのはいやだ」アンパンマンのマーチ、深いですよね。困難なときはシンプルなメッセージが心に迫りますよね。

2011-03-16 19:37:23
島田満 @soramona2000

@ksroro やなせ先生の弟は特攻隊で戦死しているそうです。アンパンマンのマーチの二番「時は早く過ぎる 光る星は消える だから君はいくんだ どこまでも」に弟さんへの思いが…私たちは短い命を精一杯、熱い勇気をもって生きようというメッセージがこめられているのかもしれません。

2011-03-16 20:15:30
島田満 @soramona2000

@inui_jun やなせ先生の言葉「悪人を倒すのが正義ではない。困った人を助け、献身することです。しかし正義を行うことには必ずリスクがあり、自分を犠牲にしたり、深く傷つくこともある。それでもやらなくちゃならないことがある、というメッセージをこめています」

2011-03-16 20:31:57
島田満 @soramona2000

アンパンマンがおなかがすいた人に自分の顔をちぎって与えるという行為には、第二次世界大戦を経験したやなせ先生のこんな深いメッセージがこめられていのです。

2011-03-16 20:32:04
島田満 @soramona2000

@jet_su ありがとうございます!泣けてきます。ジャムおじさんはいつも言います。「パンをねる時、手のひらのぬくもりが生地に伝わるんだよ。だから食べてくれる人のことを考えながら笑顔になぁれ、元気になぁれ、と真心をこめてねるんだ。それが一番、大切なことなんだよ」

2011-03-16 21:17:45
島田満 @soramona2000

@inui_jun 異常事態で不安な気持ちになれば、買いだめしたくなるのは自然ですよね。でも気持ちに余裕があれば、他の人にもとっておいてあげようっていう気持ちをだれでも持っているような気がします。こんな時に気持ちに余裕を持つのは難しいけれど、そうでいられたら…と思います。

2011-03-16 22:14:38
島田満 @soramona2000

やなせたかし先生の言葉「本当のスーパーマンは、ほんのささやかな親切を惜しまないひとだ」

2011-03-17 19:13:28
島田満 @soramona2000

@enokibayashi 被災地で子供たちを元気づけているというアンパンマンのマーチ。他にもアンパンマンの人気曲を集めたCDが沢山出てるんですが、コレが‼どの歌も熱いパワーや笑いがあふれていて、脳内から元気物質が分泌。おとなもハマっちゃうんです。詩はすべてやなせ先生なんですよ。

2011-03-18 21:05:21
島田満 @soramona2000

やなせたかし先生から被災者に向け、メッセージが発表されました。「地震と戦うことはできないけれど、自分自身のなかにある弱い心をやっつけてしまいなさい」http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110317k0000e040036000c.html

2011-03-20 09:36:36
島田満 @soramona2000

@chi_hiro_e 三歳と一歳のお子さんのお母様なんですね。アンパンマンは赤ちゃんが一番最初に興味を持つアニメのようですね。丸い顔と赤いほっぺが赤ちゃんのハートをわしづかみにするのかも!実はアンパンマンの顔にひげと髪をつけると、ジャムおじさんになるんですよ~(*^_^*)

2011-03-22 21:45:36
島田満 @soramona2000

@Sora_rubyred やなせたかし先生の自伝「アンパンマンの遺書」、本当に味わい深い名著ですよね。先生は関東大震災を幼少期の記憶に持ち、こども時代には父親を亡くし、実母と生き別れてしまいます。青春時代に第二次世界大戦が勃発。中国大陸に出兵、そして弟さんを特攻隊で失うのです。

2011-03-23 20:49:30
島田満 @soramona2000

終戦後、高知新聞の記者時代に恋をして結婚。上京して漫画家をめざすのですがなかなか芽がでず、苦しい迷いの時代が長く続くのです。ついにアンパンマンが生まれて、アニメ化され、脚光を浴びた時、先生は70歳になっていました。けれどその喜びのさなか、最愛の奥様を失ってしまうのです。

2011-03-23 20:49:38
島田満 @soramona2000

そんな激動の人生を、先生はさりげなく謙虚に、時にはアイロニーを込めて書いていらっしゃいます。その先生はいま92歳。今回の震災の被災者に向けた「昨日まで生きてこられたのなら少しくらい辛くても、明日もまた生きられる」という言葉が胸に響きます。「アンパンマンの遺書」おすすめです。

2011-03-23 20:49:46
島田満 @soramona2000

@kenchan2008 アンパンマンの遺書、絶版ですか!やなせ先生と交流があった、いずみたく、永六輔、手塚治虫など沢山の才人も登場し、昭和の文化史の側面もある名著だと思うんです。もう読めないなんて、残念すぎるーっ‼(T ^ T)岩波書店に再販リクエストしたいですね。

2011-03-23 21:23:12
島田満 @soramona2000

@kenchan2008 先生は自然体で、気負った言葉は一つも書いていないのに、生きていくということを深く考えさせられる自伝です。小学生でも13歳でも、心に残ることが沢山あると思います。ぜひ、見つかるといいですね!

2011-03-23 21:45:22