元朝日新聞軍事記者・田岡俊次氏 リビア情勢語る その2(3.26パックイン)
- gryphonjapan
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キンキン「自分はCNNをできるかぎり見ているんだけど、CNNも何かの力が働いているかな、とはすに見てます。でもカダフィってさ、何十年も・・朴はふと、いい独裁政権ってあるかもとかつい思っちゃうけど、利権とか、何十年も独裁者じゃねえ。じゃないと民衆が立ち上がらないよ」
2011-03-26 15:54:38田岡「カダフィって前半と後半はまるで違うんです。最初は反イスラエルでナセル信奉者で。でもアメリカに爆撃されてすいませんでした、テロ反イン引き渡します、核辞めますで英米べったりになっちゃった。英国が抱きこんだんですけど。英米仏に都合のいい独裁者になっちゃったから嫌われた」
2011-03-26 15:56:22田岡「結局今回は騒ぎになると、英仏はカダフィとうまくやってたから、逆に国内政治上(独裁者との癒着はまずいから)カダフィけしからんやっつけろというわけです。で、東部に石油があるんです。だから本音は分割だと思いますよ。西はカダフィにまかす、石油のある東には来るなよと」
2011-03-26 15:58:30田岡「むかし、もともとリビアは3勢力なんです。東、西、南の首長の連合王国でした昔は、ベンガジなど東は国王の土地。それをカダフィが革命・・・クーデターで東の王様倒して、西の遊牧民出身のカダフィが中心になって、それで東が不満で・・・源平合戦みたいなもんですよ」
2011-03-26 16:01:01田岡「だから東の勢力が持ちこたえれば英仏の傀儡政権ができましょうから。彼らは石油が取れる、それだけのことで。・・・、まさにね、もろにね、彼ら(西欧)は・・・原発より、もっと怖い(笑)のは石油が欲しい彫りたいとと。そうすると、あっさり何万人殺しますからね、簡単に。(笑顔で)」
2011-03-26 16:03:52誰かが質問「エジプトとかの状況とは違うわけですね」田岡「違うと思います。若干は似てますけどね、独裁だから。」キンキン「独裁政権が長く続く中で、もうちょっとみんなの代表が議会を作りたいとかじゃないんですか?」田岡「それもありましたでしょうが部族対立の面もありますからね」
2011-03-26 16:06:14キンキン「エジプトも?」田岡「エジプトは・・・もちろんそれもあるけど、。前の政権が親米政策取りすぎたから。それはアメリカがイラクで実際上負けて。下がりだしましたから。アメリカの威信が低下したから親米のベンアリやムバラクがひっくり返るのは当然。カダフィも親米だからそういう面も」
2011-03-26 16:08:25田岡「それはソ連がアフガンで負けたら東欧で革命が起きるのと同じ」。質問あり「結局落ち着き先はリビアの東西分割?」田岡「それで目的は達成できるでしょう。油田取れるから」キンキン「カダフィの命は狙わないと言ってるね?」田岡「でも早く終わらすには殺したいでしょ。でもなかなか殺せない」
2011-03-26 16:10:48キンキン「じゃあ西はカダフィ、東は石油利権の、英米の支援国家ができると」田岡「そもそも東西に広いんですよ。1200kmもあるんです。片方がせめるったって補給大変でね。」
2011-03-26 16:12:45田岡「ロンメルがずーっとトリポリからリビア横切ってエジプト近く・・・アレクサンドリアにまであと100kmまでいくんですけどね、補給が続かなくて。今回もずっと補給を続けるわけにいかないから」質問「親米政権が倒れてっるってアメリカの中東支配って後退してるんですか?」田岡「もちろん」
2011-03-26 16:16:04質問「じゃあイスラエルはどうするのかですね。問題大きいですね。軍事力あるし。アメリカの支援も減りつつある」田岡「彼ら最後には核に頼ろうとしてるんですよ。イラクが核持とうとするって叩くのにイスラエルには放置、むしろ援助してるようなもんだし」質問「独裁者が倒れても危険は増すんでは」
2011-03-26 16:18:17田岡「カダフィはチャウシェスクに似てるかもしれない。やや親米の独裁者で、少し粘ったけど最後には倒れる」キンキン「ところでリビアと日本との関係は」田岡「悪くは無いです」・・・これで時間が終わり、尻切れトンボで終了。食い足りない感じでした
2011-03-26 16:21:01