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  • kakifly
    暇だから世界史の話でもするかな。さんたくんの嘘フレンチポテトじゃないけども
  • kakifly
    世界史で世界の一体化のきっかけは紛れもなくレコンキスタが完了したポルトガル・イスパニア両国の香辛料を求めての大航海時代の競争によるもので、ヴァスコ・ダ・ガマがインドのカリカットに到着したことで東周り航路の開拓に成功で世界史の教科書的にはめでたしめでたしでおしまい。
  • kakifly
    でもこれじゃ世界史の表層しか理解したことにならない。本当の面白さは香辛料ルートの熾烈な争いがこれ以降も続くけど、それは教科書には出てこない。ここがわかると本当に面白いし、世界史的な視点や動きが把握できるし、日本史とも実は関連してくる。
  • kakifly
    香辛料のルートは東南アジアの香料諸島でインド商人が買付→海路でイスラム商人の手を経る→オスマン商人→ヴェネチア商人→欧州の商人。これだけの手を経るので中間マージンが高くなり、金と等価交換するほどの価値を生んだ。香辛料は食肉保存の贅沢な嗜好品。
  • kakifly
    インドに到達すると今度は原産地である香料諸島で直で取引をしようと考えるのが世の常。そこでさらに東、香辛料の中でも特に高価な香辛料の原産地をスパイスアイランド(香料諸島)と名づけ、インドネシアのモルッカ諸島に進出する。
  • kakifly
    1511年にポルトガル人のアルフォンソ・デ・アルブケルケが香料諸島に到達。金にも勝る価値を持つと言われたナツメグ、クローブの原産地の航路開拓はポルトガルに多大な利益をもたらす。これに対して西回り航路でイスパニアも遅れること10年、1521年にマゼランがフィリピンに到達。
  • kakifly
    マゼランの目的は、東回り航路はポルトガルに押さえられていたので、西回り航路から香料諸島に進出して足場を築くこと。別に世界一周することが目的ではない。当時は商売敵の敵国船は、即拿捕か撃沈なので東回り航路は危険だったからだ。
  • kakifly
    モルッカ諸島は地理的にはインドネシア東部とフィリピン西部の間あたりの小島の諸島。主要な島はクローブの産地であるテルナテ島、ナツメグ、ナツメグの元となる種子の皮を乾燥させたメースの産地であるアンボン島。進出以前はイスラム商人や中国商人が交易していた。
  • kakifly
    話が前後するが、1494年にポルトガルとイスパニアはトルデシャリス条約を結んで東回りはポルトガル、西回りはイスパニアと世界を二分して互いの航路で香料諸島を目指した。ポルトガルは1510年にインドのゴアを占拠し、1511年にはマラッカを占領し、香料諸島の航路を確保し、先に到達した。
  • kakifly
    当然富を生み出す産物のある場所に権力者が不在のはずもなく、テルナテ王国が存在した。ポルトガルは最初同盟を結び、イスパニアの進出に備えて砦を築き、マゼランによりフィリピンに到達する航路を得たイスパニアは隣の島のティドレ島に進出した。
  • kakifly
    香料諸島を抑えたポルトガルの進出の勢いはすさまじく、1517年には広州で明と貿易開始、1543年には種子島に漂着(鉄砲伝来)、1549年にはザビエルが日本に宣教師として布教開始。1557年には倭寇退治に協力してマカオに居住権を得て東洋にまで勢力圏を拡大する日の出の勢い。
  • kakifly
    そんな中、テルナテ王国のスルタンを廃嫡したり、宣教師による強引な布教をして1575年に住民の怒りを買い、島から追い出される。この頃からポルトガルの衰退が始まる。理由はオランダ・イギリスの参入。小国なのにあまりにも広い交易圏を独占しようとして軍事費等無理しすぎた成人男子が足りない。
  • kakifly
    地理で東ティモール問題でポルトガルが出てきたり、マカオがポルトガルの植民地であったりするのはこういう歴史的背景がある。歴史的背景がわかれば自然と理解できるので暗記は不要になる。
  • kakifly
    ポルトガル海上帝国は、1580年からはイスパニア国王フェリッペ2世がポルトガル王を併合されてしまい、イスパニアが日の沈まない帝国として世界の海を制覇する。しかし、フェリッペの即位に反対し、1581年にネーデルランド北部諸州(オランダ)が反乱を起こす。
  • kakifly
    オランダを間接的に支援したのはイングランドのエリザベス女王。イングランドは海上での台頭の機会をうかがい、エル・ドラコ(悪魔の権化)と異名を持つ海賊のフランシス・ドレークに私掠許可を与え、イスパニアの交易船や西インド諸島の街を襲わせ、国庫の歳入を上回る金銀財宝の献納に爵位を与えた
  • kakifly
    イスパニア王フェリッペ2世はオランダと間接支援するイギリスを叩くため、アルマダ(無敵艦隊)を派遣した。アルマダは短距離で破壊力のキャノン砲を中心、密集隊形で切り込み拿捕を得意とする正攻法をとる不敗艦隊。ドレークは火船攻撃で陣形が混乱→射程外から長距離砲を撃ち込む戦術で敗北させる。
  • kakifly
    1588年のアルマダ海戦以後、イギリス・オランダの海上進出が活発化して海上覇権はこれらの国に移り、イスパニアは衰退を始める。
  • kakifly
    明け方書いた世界史はまた時間見てポストしますお。一応完成させたい。まだ前編が終わったとこだ。受験生には出題されない細かすぎる知識もたくさんあるけど、世界史を学ぶ上では知っておくと理解して覚える上では役に立つので参考にしてみてください。俺は頭を整理したいだけなんでポストしてるだけw
  • kakifly
    今日の海洋世界史の前半の話で参照した本は『大航海時代とモルッカ諸島―ポルトガル、スペイン、テルナテ王国と丁字貿易 』(中公新書) (新書)です。これ読むと面白いですお。丁子はクローブです。
  • kakifly
    後半はオランダイギリスの香料諸島を巡る熾烈な争いについてまたポストする予定です。
  • kakifly
    俺が出題者だったらこういうテーマで大問つくるけどな。東大なら600字論述とその他論述問題。私大なら穴埋め記述やマーク問題。
  • kakifly
    間違えちゃいけないから年は確認してます。ただ1543年と1549年は覚えないといけない必須年号。世界史は1492年。世界史は年号暗記は出題されない。世紀と前後関係さえ間違えないように覚えれば問題なし。RT @moni_a @kakifly あの流れはともかく年号も全部そら?
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