西條剛央による被災地ボランティアレポートとそのあり方提言
- ittokutomano
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昨日支援物資を送ってくださった皆様、今荷物届きました!(ゆうパック)。これから必要としているところに責任もって届けてきます。
2011-04-01 09:26:13しかしそうした中、松前さんが地元の勇士の魚屋さんと知り合いになり、孤立していて物資が行き渡っていない避難所を案内してくれることに。これほどひとをつなぐ力がある人には会ったことがないと思っていたが、僕らが最も必要としている人とつなげてくれた。この人は天才だ。
2011-04-01 22:33:17そのひとは三浦さんという人で、すべて白黒の廃墟の中で、唯一カラーで未来が語られていた。鉄骨と瓦礫の建物の前に「ふんばろう!力をあわせて一歩ずつ。南三陸町」という看板が。
2011-04-01 22:37:12僕らが思っていたように、メジャーな避難所には物が溢れているが、孤立している避難所はまだまだあり、そこにはまったく物が行き渡っていない。用意したものの多くは初めて手に入りましたととても喜ばれた。
2011-04-01 22:38:44サンタクロース作戦と思って、子どもが喜びそうなオモチャや雑貨を350点ほど用意していった。子ども達がほんとうに嬉しそうにはしゃいでいる姿をみて、すべての疲れがふっとんだ。しゃぼんだまが空を舞っていた。
2011-04-01 22:40:43大人が最も目を輝かせたのはお酒だった。しかし少なすぎた。十倍は持って行くべきだったと思ったが、今後集めればよいだろう。不自由極まりない避難所において、お酒やたばこは必需品だ。しかし被災者はそういうものを要求してはいけないと思って、いえないんです、といっていた。
2011-04-01 22:43:03本当に物資を必要としている避難所とネットワークを作ることができたので、必要な物を必要な分、もっとも効率的に配ることができるつながりをつくることができた。これを活かしてかなりのことができると思う。
2011-04-01 22:44:52今もって大好きな伯父さんは行方不明。子ども(いとこ)は震災翌日から現地でずっと探し続けている。伯母さんや伯父さんの妹(母)は病院や遺体安置所を回っている。
2011-04-02 09:42:22グランディ21の遺体安置所。首や手足ももげた遺体が多いため、直接遺体をみることはできない。だから遺体と持ち物の写真が貼られている。
2011-04-02 09:44:26仙台市消防局の兄は、カラスが集まっているところを捜索するといっていた。だから遺体は陸上海中にかかわらずいろいろな動物に食べられている。酷い話で書いているだけでも胸が苦しくなってくるが、これが現実。
2011-04-02 09:46:18タバコや酒はよくないと考える人がいるかもしれないが、現地の人の気持ちをわかっていないと思う。ストレスがかかっているときに、そういうものが少しあるかないかではまったく違う。自分だって飲みたいのに、なぜ被災地の人には禁止するのか。
2011-04-02 09:49:24テレビでやっているようなメジャーな避難所の人は困っていない。むしろ物が余っているのだ。何にマイナーな避難所には回ってこないらしい。賞味期限が二日切れたおにぎりだけがくるといっていた。佐藤さんは、昨日はじめて「サバの缶詰を食べて、うまかったなやぁ」といっていた。
2011-04-02 09:51:28仙台市には怒りを覚える。仙台市のメジャーな避難所には物が溢れているのだ。それで東京都庁で物資の受け付けをやっていて物凄い集まっていたのに、仙台市はもう要りませんと断ったのだ(それで都庁も募集をやめた)。なぜ同じ宮城県で困っている地域に分配しようと考えないのか。
2011-04-02 09:53:07現地のボランティアが余っているなどというのは幻想だ。今回は余震や原発の関係もあってボランティアはまったく足りていない。特に僕らが回った6箇所の避難所には1人のボランティアもいなかった。
2011-04-02 09:55:00ただ、公式のボランティア登録とかすると、メジャーな避難所にしか割り当てられず、自由に活動することができない。今、物も人も一部に偏っている状態なのだ。南三陸町だけじゃなく、実質上孤立していて本当に困っている避難所はたくさんある。
2011-04-02 09:56:27有志が支援物資を持って現地に行った方がよい。そこの人と話をして、物資のないところを案内してもらえばよい。間違ってもテレビで報道されたメジャーな避難所にもっていってはいけない。そこは空から陸から物資は補充される。
2011-04-02 09:57:37テレビに惑わされないで欲しい。物資も人もまったく足りていない。テレビに映っている人たちは恵まれている人たちなのだ。田舎には高齢の人が多い。若い人は少ない。漁師さん達がやられている。ネットで情報を集めるなどということはそもそも発想にすらない。
2011-04-02 09:59:59ネットできることもある。しかし、今回の津波に襲われた主被災地の多くはネットとは無縁だ。現地に行って直接話を聞いてはじめてわかることがあまりに多い。ボランティアをしたいという人は万全の準備を整えてぜひマイナーな避難所を探して行って欲しい。必ず力になれる。
2011-04-02 10:04:00これをみている人はネットができる強みを活かして欲しい。ぼくらは現地に行って、そこの地域の人々に信頼されている魚屋さんとつながりを持つことができた。その人に窓口になってもらい、僕らはネットで必要な物資の募集をかけて、全国からそこに送ってもらう。
2011-04-02 10:07:51仙台市の行政は何を考えているのだろう。この期に及んで、必ず役所を通してください、食中毒になったら困るのでとかとぼけたことを言っている。苦情の電話が殺到しない限り変わろうとすることはないだろう。
2011-04-02 10:14:00これをみた人は、仙台市の行政に電話して「形式主義はやめて、東京都からの物資を受け付けて、仙台市のことばかり考えてないで、本当に資源の足りないマイナーな避難所にボランティアを通して届けるように」と働きかけて欲しいと思う。保身組織はそうした外部からの圧力に弱いはずだ。
2011-04-02 10:17:42昼過ぎには物資募集かけましょう。RT @TKHDKTGW みうらさんの避難先の近くにあるヤマトの営業所が生きているので、営業所留めで物資を届け、みうらさんに配ってもらうという約束をする。そのためのサイト「ふんばろう南三陸プロジェクト」は今日スタートする予定。
2011-04-02 10:20:09考えてみて欲しい。津波で壊滅した地域は、家もお金も何もないのだ。物資が足りているわけがない。缶詰やレトルト食品など日持ちがするものはいくらあっても困ることなどない。あるリーダーの女性は「靴も逃げてきたとき履いていたこれしかないから困っている」とおっしゃっていた。
2011-04-02 10:23:11