saijotakeo氏の津波被災地支援のコツ まとめ
今日は「お役所の壁」というのを目の当たりにした。小さな地区だから、本部にいっても大丈夫かもしれないと思ったが、なかなか難しいところもあった。個々人は良い人だし、「おお、それはよい話だ」となるのだが、役所なので上がどうとか係の人がどうとか色々出てくる。
2011-04-02 23:04:27主被災地はとにかくガソリンがない。ガソリンは間違いなく喜ばれる。それを手みやげにいろいろ話が進むということもある。
2011-04-02 23:05:31ボランティアにいく人は、携行缶をできる限り集めて、ガソリン入れて、それをビニール袋に何重にもくるんでもっていくとよい。それか必ず重宝される。
2011-04-02 23:08:43「物は足りてないけど、本部で仕分けができないから、受け付けないことにしているのです」といっていたのは驚いた(その人良い人です)。漁業などを中心としている街では元々マネジメント力が高い人材はあまりいないのだと思う。それを念頭においていく必要がある。
2011-04-02 23:13:18南三陸町ではマネジメントできる人たちはいたが、そういう人がみんな亡くなったらしい。最後まで「津波から逃げてください」と町内放送し続けた女性は、そこの3階で津波にのまれた(これはテレビでもやっていた)。力のある人は役所で役割を果たし、亡くなってしまったのだ。
2011-04-02 23:15:30今日は、実効性のある物資支援のコツがよりはっきりわかった。北川さん(@TKHDKTGW)とともに開発した方法をツイートします。北川さん随時補足してください。
2011-04-02 23:21:22【東北の津波主被災地のマイナー避難所の支援方法】1)まず現場で「今」求められているであろう支援物資を集めます→http://p.tl/mLiX 2)現地にバンか何かに搭載して自力でもっていきます(大きな行政を介せば介すほど末端には届きません)。
2011-04-02 23:24:22【東北の津波主被災地のマイナー避難所の支援方法】1)まず現場で「今」求められているであろう支援物資を集めます→http://p.tl/mLiX 2)現地にバンか何かに搭載して自力でもっていきます(大きな行政を介せば介すほど末端には届きません)。
2011-04-02 23:24:223)そのとき支援チームにある程度土地勘のある人がいた方がベターです(僕の場合は父が宮城県の道はほとんど知っている、そして昨日は三浦さん)。というのも普通の道がなくなっていたりするのでナビがあまり役に立たないからです。
2011-04-02 23:26:28父はパソコンとかはまったくできないのですが、僕らがない能力(土地勘、訛り、人脈)をもっていました。多様な人材でチームを組んだ方がよいです。北川さんは旧ソ連特殊部隊で採用されていたシステマのインストラクターなので万が一何かあっても大丈夫という安心感がありました。
2011-04-02 23:28:05地元的な人を一人チームに入れるのはコツです。これはMBAでは認められないかもしれないけど、田舎でスムーズに受け入れてもらえるためにはかなり重要なことです。
2011-04-02 23:30:29誤解があったようなので補足すると、南三陸町の役場では「トップと若い人は一部だけ生き残ったけど(屋上の柱にしがみついてどうにか助かった)、そこをつなぐ中間の実質的なマネジメント力を発揮する人が死んでしまった」と地元の人がいっていました。つまりほとんどの人がなくなったのです。
2011-04-02 23:35:00だから余計役所は機能しないのです。しかも未曾有の災害です。何をすべきか、何をしたらよいかわからないのです。それはボランティアも同じです。だから、想像力と頭を働かせて、行動して柔軟に進めていかなければならないのです。
2011-04-02 23:36:13主被災地支援のコツ3)現地に着いたらこの人は良いひとそうだなと思う人に話しかけてみましょう。それでとにかく「現地の生の情報」を集めるのです。それはテレビにもネットにも載っていません。父はすぐ話しかけていました。都会と違って田舎の人はそれが普通です。
2011-04-02 23:38:45臆することは何もありません。どんどん話しかけましょう。父は第一村人に話しかけて、「ああ、その人はどこどこに避難したよ」と安否がわからなかった友人が生きていることを知ることができました。田舎のネットワークはすごいです。
2011-04-02 23:41:15主被災地支援のコツ4)世話好きそうな人がいたら、事情を話して各避難所(特に物資が行き届いていないところ)を案内して貰えうのが一番の近道です。道にも迷わないですし、知人が必ずいるので警戒心もなく受け入れてもらえます。
2011-04-02 23:43:27主被災地支援のコツ5)その辺一帯の本部(主避難所)を活用する方法。まずそこに支援物資を届けにきましたとはいわない方がよいです。足りてますからと追い返されます。
2011-04-02 23:45:40浜松からきた支援物資をもってきた人が追い返されたのをみたひとがいて、「せっかくきてけったのに、いくらなんでもどうがとおもったや」といっていました。メジャー避難所にもっていってはいけません。
2011-04-02 23:46:25津波主被災地支援のコツ6)。あ、その辺一帯の本部(主避難所)を活用する方法を話していなかった。まず本部で「親戚がこの辺の避難所にいるのはわかっているんですが、どこかわからないので、各避難所が書いてある地図をもらえませんか」と聞きます。
2011-04-02 23:49:33津波主被災地支援のコツ7)できれば、案内してくれる人をつかまえられるといいです。地位はなくとも地元で信頼されている人がベスト(例、南三陸町の三浦さん)。次には「役所」に毒されていない10代後半から20代の若い人。柔軟だしメールやパソコンのリテラシーが高い。
2011-04-02 23:51:47津波主被災地支援のコツ8)若い人がキーマンになります。今回雄勝でキーマンになってもらったら高校生でした。行政を通すと==ということになるから、君がここの窓口になってね」といったら、「はい、わかりました」と。
2011-04-02 23:55:23津波主被災地支援のコツ9)要するに現地の一つの避難所で、純朴で(こういう人は東北人に多いからふつうそうです)柔軟に動いてくれる人とネットワークをつくれれば、その後の支援がかなりやりやすくなります。友達になってその人を媒介にあらゆる支援をすればよいのです。
2011-04-02 23:56:54津波主被災地支援のコツ10)顔や雰囲気をみて判断しましょう。暗い感じの人はダメです。エネルギー低いのでネガティブな反応が多いです。リーダーは信頼されている人か、疲れ切っている人ですが、後者の場合は効果的な支援はできません。明るい雰囲気の人、目尻のしわが深い人がよいです。
2011-04-03 00:01:22津波主被災地支援のコツ10)案内してくれる人か地図を頼りに物資をもって避難所にいきます。そこで「こういうのがあるので必要なものがあれば必要な分だけもっていってください」といいます。するとみんな大喜びでもっていきます。
2011-04-03 00:04:33津波主被災地支援のコツ10)必ずしも避難所のトップを介さなくてもいいです。一人の人間が一人の人間に対して、「欲しいものがあれば使ってください」というだけです。できるだけ組織構造をシンプルにすること。それが機能的な組織の条件。これはドラッカーが言っていることです。
2011-04-03 00:07:02