岩手宮城調査110402-04

宮古/大船渡/陸前高田/松島/仙台港周辺 を4月2日から4日まで調査した際の記録です。
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SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

2日土曜日は新潟から盛岡へ。順調に移動ができたので少しだけでも状況把握をと宮古へ。R106は渋滞も道路の損壊もほとんど無く順調に市街地近傍までアクセスできる。閉伊川左岸に広がる市街地は、市役所より上流部分では浸水があるようだが建物倒壊はない様子。すでに片付けが始まっていた。

2011-04-04 20:15:58
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

宮古市役所手前を右折して宮古大橋を渡り藤原地区へ。磯鶏にかけてのエリアではかなりの被害がみられる。やはり低い部分が大きな被害というのはどこでも共通。ただし車中からの確認で詳細は不明。その後小山田トンネルを抜け右岸からR106へ。教習車も走行中。できることから日常に戻っている様子。

2011-04-04 20:20:02
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

17時前に宮古市街地を出発して盛岡駅西口へ。所要時間は1時間40分程度。@smiyake0308 さんをホテルでお待たせしてしまいました。すいません。

2011-04-04 20:21:13
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

4月3日は6時半に盛岡駅西口を出発。市内で給油を済ませ、盛岡南ICから北上IC経由東和ICで降りてR283、R107と経由して大船渡へ。道中は相変わらず地震があったことが嘘のように建物に被害はほとんどみられない。商店やGSも通常営業している。大船渡市役所までの道のりはスムーズ。

2011-04-04 20:24:51
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

大船渡市役所では入り口にボランティアの拠点となるエアテントも設置され、自衛隊による給水も。ボランティアがバスに分乗し出かけていた。役所3階に新設された災害復興局にて、1日に東北地整から着任された技監の方にお時間をいただき、現状の説明を受ける。その後、まずは旧三陸町を目指して移動。

2011-04-04 20:27:11
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

まずは吉浜へ。低い部分が津波であらわれているが、そこには民宿と数件の住宅しか無く、多くの住居は高台に。これまでの被災経験を踏まえた対策が奏功しているケース。低地部に降りる道に一昨年建立された碑を確認。その上3m程度の津波に襲われたとの記述。今回も同じくらいの高さだったのではないか

2011-04-04 20:30:18
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

大六山を回り込む沿岸部の道を通ろうとしたが不可能な様子だったので、R45で引き返し、旧三陸町の中心越喜来へ。支所の建物は残っているが内部にも大きな被害。三陸鉄道の軌道より高い部分に津波浸水危険区域の看板が。今回もその手前まで被害が生じている。ただし高台の住宅の被害はやはり軽微。

2011-04-04 20:33:15
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

県道209号線で浪板を通過して崎浜へ。防潮堤のすぐそばから集落が展開している。最も近い漁協(?)は建物は残っている。ただしここも低いエリアは甚大な被害。一方両サイドの高台にある住宅は被害を免れている。否が応でも今後のことを考えるとき、標高は留意しないといけないことを実感する。

2011-04-04 20:36:03
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

崎浜からは越喜来に引き返した後、県道9号線で綾里へ。小石浜などをみた後で白浜へ。ここも住宅は高台に建設していたことで住宅被害は無かった場所。やはり今回は、被害の無かった場所をしっかりみておくことが必要だろうと思う。被害が大きくあらわれている方が関心は高いと思うけど。

2011-04-04 20:41:39
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

赤崎地区も大きな被害を受けているが、ここは油(重油?)が流れ込んでおり、全体が黒ずんでいる。火災の影響もあって他の地区とは匂いも違う。ここは確か昨年5月の地域安全学会の見学会でも訪れたはず。記憶をたぐっておかないと。

2011-04-04 20:43:59
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

旧三陸町の集落被害は本当に濃淡があった。だからとにかく高台へというのもあまりに強引だとは思うけど、被害の少なかった集落を参考にしながら今後のことを考えることはとても大切だと思う。

2011-04-04 20:45:14
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

大船渡市役所で借りた図面を返した後、避難所になっているリアスホールへ。ボランティアが靴の配付をしていた。内部空間は比較的ヒューマンスケールで天井の高さなどが醸し出す寒々しさは少ない感じだった。現在は270名程度が避難されているとのこと。

2011-04-04 20:47:01
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

そこからは車で大船渡駅周辺の中心市街地へ。かつて泊まったホテルも甚大な被害。といってもRC造などの建物は倒壊する程ではない。住宅などはかなり大きな衝撃を受けた破壊の状況が見られる。再建手法は面的事業でいくつか可能性はあるが、本当にどうするのかは今後しっかり議論がいるだろう。

2011-04-04 20:50:07
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

3日の宿泊先北上に向かう前に、R45で南下し、被害状況を確認した自衛隊が「壊滅的被害」と報告したとされる陸前高田へ。途中の高台はどこでも同じように被害は軽微。しかし平野部に広がる市街地はいくつかの建物を除いてほとんど何もない。衝撃だった。

2011-04-04 20:52:07
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

R45は、迂回路や仮設橋などによって通行が確保されていたがかなりの縦隊が生じていた。ただし、気仙大橋以南は通行できない。警察によってR340へ行くように指示をされる。

2011-04-04 20:53:41
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

高田高校は耐震補強を済ませた様子がうかがえる。現に建物は残っている。しかし津波が建物を襲った痕跡は割れたガラスなどで明らか。一番奥まった位置にあるこの建物がその惨状。当時の状況を想像することすら難しい。。

2011-04-04 20:55:10
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

結局高田小学校の手前まで倒壊家屋が続く。小学校より高いところでは住宅は軽微な被害。日常生活では多少不便だったかもしれないがここでも高台に立地していれば被害が少なかったということ。とはいえ、住宅が無事だった人々も眼下に広がる状況を見てこの地で住み続けるかを考えざるを得ないと思う。

2011-04-04 20:57:09
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

第一中の手前にある酔仙酒造は、醸造タンクが流出するなど、ここも壊滅状態。もう一度お酒をつくるというのは相当困難があるはず。左党の私には酒造りに関わる人の心中を察すると本当に悲しい。。

2011-04-04 21:03:01
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

R340で北上に向かうが、竹駒町でも流された船などがある。大船渡線の線路も若干盛り土がしてあるがかなりの被害。気仙川河口から2キロはあるはず。津波被害を的確に想像できるほど津波被災地での研究をしているわけではないこともあり、まさに驚きの被害だった。。

2011-04-04 21:05:41
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

北上駅西口のホテルルートインは、災害復旧関係の人々ばかりの様子。中越地震以降しばらくの間、長岡市内の宿がこんな感じだったなあと思い出す。みなさんがんばってください。

2011-04-04 21:08:46
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

北上の夜、2軒目のお店で酔仙がメニューにあることを確認。お店の人にうかがうとやはり今後の入荷予定はないとのこと。ぬる燗で心していただきました。切れのあるいい酒でした。

2011-04-04 21:11:12
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

4月4日は北上を出発後、東北道で大和ICまで下り、松島へ。何度か来たことのあるこの場所も、60cm程度の浸水があった様子。お土産物屋さんなどでは片付けが始まっていた。ここも少し標高が上がったところはほとんど被害がみられない。とはいえ、遊覧船なども岸壁に打ち上げられている。

2011-04-04 21:15:13
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

松島の後は塩竃、多賀城経由で仙台へ。リアス式海岸沿岸部ほどではないが浸水被害は低地部ではほとんど。このあたりからガソリンスタンドの休業が目立つ。一方ですでに石灰が巻かれている土地もある。3週間経過しているのだから本当はそれくらいの対応が進んでいる時期なのだとはっと気がついた。

2011-04-04 21:18:03
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

R45で南下し、仙台港周辺で県道10号線へ。アウトレットモールがある周辺も自動車などが酷く壊れたまま残されているなど、被害は大きい。高砂橋から南へと行こうとするも警察によって止められる。がれきの撤去などが本格化しているため、緊急車両標章があってもできれば迂回をとのこと。

2011-04-04 21:23:42
SAWADA Masahiro:澤田雅浩 @KTR220

一旦R6に戻り、七北田川を渡った後、再度沿岸に近いエリアへ。このあたりは泥が一面を覆っており、道もその泥を側にどけているだけなので車両通行は難しい。結局ある程度中を通行した後、R6に戻り、仙台東部道路で亘理へ。その後白石ICまでR4で南下し、新潟へと戻りました。

2011-04-04 21:26:14