福島原発事故・レベル7の報に接した方の懸念( #genpatsu )
- nekoguruma
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ニュースジャパンにて澤田教授の解説を聞きながらツィート。1Fの事故レベルが国際基準でレベル7に引き上げられた一報を聞いた時、私の胸をよぎったのは「政府が完全に逃げの姿勢に入ってしまった」という危惧でした。正直な所、レベル幾つだろうとそんな事はどうでもいい。今は他にやる事があるのだ
2011-04-13 00:02:00レベル認定が何の為に成されるのか? それは国内、国外に向け客観的評価基準を示すと共に、後世へ向けてのデータとして提示されるものです。レベルが幾つになったからといって何も変わりません。良くも悪くもならない。技術者から見ればただの看板でありネオンサインと変わりません
2011-04-13 00:09:53では私が何を危惧したか?…これは一種のプロパガンダではないかという事です。1Fの現状は、作業の邪魔だった高濃度汚染水の除去にやっと目処が立ち始め、制御機器と施設、そして何より冷却に最も重要な再循環系をどれだけ復旧出来るかという、今回の事故の最も核心の部分にとりかかろうという所です
2011-04-13 00:15:31この段階でまたぞろ呪文のようにチェルノブイリの名を出し、しかも上限一杯のレベルを当てはめ、内容では比較にならない程悲惨だったあの事故と「肩を並べさせる」ことにより、この事故はもう収拾不可能だ、冷却は諦めとっとと封印するしかないと国民に印象付けようとしているのではないかという点です
2011-04-13 00:21:56何度も書きましたが、現時点で冷却を断念(正しくは冷却系統の復旧を断念)する事は、不安定な注水による「冷却もどき」を今後長い間、恐らく数年~10年以上続けなければならない事を意味します。その間、漏洩する希ガスや水により継続的に汚染を避けられません。冷温停止こそ最重要ミッションです
2011-04-13 00:31:20確かに作業員の健康被害も考慮しなければなりません。復興や、それに伴う保証を考えれば非難ばかりが集まる原発にいつまでもかかずりあっていたくはないのかも知れません。しかし今ギブアップしては後世に大きすぎる禍根を残してしまいます。冷温停止から時間をかけ解体処分、それが最短の解決です
2011-04-13 00:35:35先日、東芝の原発廃炉ロードマップについて呟いた際、幾人かの方々から「その程度ですむとは思えない」という返事を頂きました。私も、実際はプラスもう数年はかかるのではと思っています。でもこれは事故の規模から言えばかなり早い収束なのです。もし封印の道を取れば…100年でも無理かも、です
2011-04-13 00:42:14石棺方式は、一見して安全そうですが実は何も手出し出来ぬまま放置しているのです。燃料の残骸がいつどうなるのか、誰にも予測すら出来ません。更なる悲劇を防ぐには炉の解体しかないのですが、それすら着手出来る目処も立っていません。チェルノブイリは事故そのものがまだ終わっていないのです
2011-04-13 00:46:46水棺方式は石棺より幾分かはましです。冷却水の注入管理が出来るだけ多少なりとも冷却効率はいいですし。でもキッパリ言って「それだけ」です。外側、恐らく格納容器の外部からいくら水を入れても、それが圧力容器にまで入ってゆく保証などありませんしモニターすら出来ません。ただ注水、それだけです
2011-04-13 00:53:43土葬か水葬かの違いだと書いたら身も蓋もないでしょうか。不謹慎な例えだとも思います。それでもこうして書くのは「1Fはまだ死んでいない、死んだと確認もされていない」からだと考えるからです。冷温停止から最短での事態収束には再循環系の復旧以外はあり得ないのです。現場は諦めていません。
2011-04-13 00:59:53まだ復旧の可能性は残っています。ギブアップには早いです。事前の検討の必要はあるでしょう(最悪に備えるのも危機管理の原則です)が、私には今の流れが封印へ傾いているように思えてなりません。それは最後の最後まで使ってはならない方法です。辛いですが今はまだこの程度で済んでいるのですから
2011-04-13 01:07:46少し感情的だったかも知れません。放射線に怯える方々の事を考えれば一刻も早い事態収拾を考えるのは当たり前です。謝罪しますm(_ _)m それでも、今の放射線量を懸念して、この状態がいつ終わるともなく続く未来を選ぶより、いかなる手段を用いても冷温停止する事こそ必要だと私は信じています
2011-04-13 01:15:05