被災地、被災者救護に全力を～小菅信子@nobuko_kosugeさんの連続ツイート

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

日本の国際的信頼を根幹から揺るがす原発事故のために、国内の関心がそちらに向き、被災者のかたがたの置かれている悲惨な窮状への配慮が、後回しになりがちです。しかし、今後の日本の復興と社会的結合の再生を考えれば、被災地と被災者救護に、「いま」全力をあげなくてはなりません。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

原発事故が起きている周辺のかたがたへの「差別」など、けっしてあってはいけないことです。風評被害はいうまでもなく、科学や学問を差別の根拠にしてはいけません。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

被災地や被災者のかたがたへのいたわりと思いやり、そのための「共苦の政治」、そして、それを具体的に「政策化」し、実施していくことが緊急の課題です。そのうえで、はじめて、時間はかかっても、広域大災害後の日本で、人と人、地方と地方の、心の絆を結びなおすことができるのです。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

首相がバラ色の未来を、きれいな言葉をつかって作文し、記者会見で発表することも、国家の「秩序」と「士気」を維持するためには、必要なのでしょう。しかし、いまなお苦痛をなめ、未来どころか、現在起きていることすら、認められないかたがた、死に直面している人々が大勢いるのです。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

帰る家がない、家族が見つからない、放射能に怯えて暮らしている……こういう人たちが、今の、この日本にいるのです。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

50年後の未来のビジョンを描くことも必要ですが、来週の、来月の、半年後のビジョンを描き、数年後の見取り図を描くことが重要なのです。まだ、災害は、進行中なのですから。「明日をもしれない」不安なかたがおおぜいいるのです。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

この日本の、同じ国内に、ついこのあいだまで普通に暮らしていたひとたちが、「明日をもしれない」不安と、苦痛と、死に直面しているのです。民間の努力に感謝するのは当然ですが、では、政府は、「明日」のために、1週間後のために、1カ月後のために、何を具体的にすることができるのですか。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

限界状況におかれている人々のために、「今」、何か有効な政策を次々と打ち出せなければ、首相が空想するようなバラ色の未来など、日本にはこないかもしれません。むしろ、長期に渡って、不信と感情的な摩擦が、国民のあいだにくすぶり、残りつづけるでしょう。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

首相も、官邸も、マスメディアも、自分たちが描きたい「被災者の物語」に、被災者全てをはめこんではいけないと思います。「復興」を語るなといっているのではありません。そうではなく、「復興」どころか、3月11日以降の悲惨すぎる出来事を、いまだ実感できない被災者のかたもいるのです。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

首相は未来のビジョンを語る資格がないといっているのではありません。そうではなく、もっと短期・中期の、具体的な見通しを示していただきたいのです。そのさい、日本のような先進国で、非人道的な状況におかれている被災者のかたがたの救護と保護に、「いま」、全力をつくしていただきたいのです。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

テレビの取材にも応えられないほど打ちひしがれ。手記を寄せることもできないくらい途方にくれた被災者のかたがた。こうした「声なき声」を、テレビや新聞に紹介される被災者の声とともに、耳を澄ませて聞きとっていこうとすることが大切だと思います。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

ご同意ありがとうございます。 RT @hori_shigeki: 首相会見ビデオを視聴。烈しく同意！RT @nobuko_kosuge 未来のビジョンを描くことも必要ですが、来週の、来月の、半年後のビジョンを描き、数年後の見取り図を描くことが重要。まだ災害は進行中。･･･

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

日本では、元来、人道とは思いやりや相憐の情を示す言葉です。一方、苦痛の軽減や悲惨な状況を改善することが、いわゆる赤十字などの国際人道組織のいうところの人道です。被災者を思いやる気持ちだけでは、人の命は救えません。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

思いやりをもって、悲惨な状況の改善に尽力し、すこしでも成果をあげていく。これが、現代における、災害救護のリーダーシップの態度であり、実践であると思います。実践のないところに、状況の改善はありえないです。100点満点がとれなくてもいい。努力をかさねることが重要です。

小菅 信子 Nobuko M KOSUGE @nobuko_kosuge

民間でないとできないことがある。でも、政府でないとできないこともあります。