小便的不安たち

@murekujira

戦術的小便とはどうやって小便をするか、つまり立ってか座ってか捻ってか真っ直ぐか。そして戦略的小便とはいつどこで小便をするかを地理学的に気候学的に解決する方法。いずれにせよ小便は戦争だ。

@murekujira

紀行文で必要なのは登場人物がいつどこで小便をしてどこで苦しんだかという経験談であり、旅行本に必要なのはいつどこで小便をすべきかという戦略的視点だ。

@murekujira

東浩紀さんのモテ系著作はあまり好きじゃないんだけど『小便的不安』だけは共感できた。

@murekujira

東浩紀氏はその『小便的不安』の中で「遠足の帰りのバスの中での尿意が、幼少期の私の最大の不安事項だった」と書いて小学生の絶大な支持を得た。

@murekujira

ちなみに鯨的最大な「小便的不安」は、中３のときに米原から大阪に向かう普通列車で尿意に襲われしかも琵琶湖畔で震度４の地震発生で徐行運転、ほぼ満員で身動きとれずに鼻血出るという状態のとき。二位は小５のときの遠足の帰りのバスが渋滞に巻き込まれたとき。

@murekujira

琵琶湖畔の惨劇からずっと旅行時の小便的不安を拭い去れず（トラウマ化）、必ず空き時間があるときは小便へ行くようになり、トイレ搭載型車両か否かをあたかも護衛艦がヘリ搭載型か否か級の情報として希求するようになった。

@taxxaka1964

駄目だ(笑)。小便的不安にはまり中‥ RT @murekujira: 琵琶湖畔の惨劇からずっと旅行時の小便的不安を拭い去れず（トラウマ化）、必ず空き時間があるときは小便へ行くようになり、

@murekujira

だから昨今の旅行本がホテルや旅館の朝食に重きを置いていて、公衆便所の位置や体を冷やす名産品の情報など小便についての戦略的考察に欠けていることに鯨は小便的不安を隠せない。

@murekujira

だからコミティアや文学フリマのときも鯨は（よく観察していれば分かるが）必要もないのにトイレに3回くらい行く。（冬場はもっと増える）それは危機的状況に陥る前に小便的不安を回避しようと膀胱に刻み込まれた本能なのだ。だから西瓜鯨油社にとり売り子のいない即売会は考えられない。

@murekujira

「ならば水分補給量を抑えればいいではないか」と貴君等は思うかもしれないが、それについて、つまり渇望的不安について語り始めると幼稚園の思い出からまた十数ツイートを積み重ねることになるので言わない。要は鯨は常に何かを飲んでいないと落ち着かず、ゆえに小便的不安とは鯨にとって宿痾なのだ。

@murekujira

鯨とカフェへ行った者ならば分かるだろう鯨は珈琲を飲むという自殺行為をやってのけ渇望的不安のために最後の一滴を十回くらい飲む。そしてカフェから出るとすぐさま小便的不安に襲われる。また珈琲と並んで西瓜糖は利尿作用があり小便的不安の象徴である http://bit.ly/aHLjPC

@murekujira

というわけで一時間前にも行ったのだが、また小便へ行ってくる。夜は小便的不安を拡大させる。なので風呂前と風呂後と寝床読書後の小便は欠かせない。しかも厄介なのは風呂前と風呂後の水分補給も欠かさないことだ。しかし逆に見れば小便的不安は儀式的小便により解消されるのである。

@murekujira

ふぅ…。最も小便的不安に襲われるのは映画館である。なので鯨はいつも予告編直前に小便へ行くのだが、先日観たカラバッジョでは長丁場ということもあり途中で小便に立った。あの暗い中を幾場面かを見捨てて映画館脇のトイレに駆け込むのは屈辱ではある。しかし小便的不安よりはマシである

@murekujira

儀式的小便とは一種の礼拝である。起床時、食前食後、出発時、帰宅時、風呂前後、就寝時など１日の決まった時間にトイレへ行くことで小便的不安を洗い流し、自己の精神に安寧をもたらすものである。

@murekujira

最後に、一番好きな公衆便所は品川駅のトイレである。

bonulo @bonulo

@murekujira 僕は上映中二回小用に立つ必要があります。最近それが軽度のパニック障害であることを知りました。

@murekujira

おお、パニック障害ということもあるんですね。小便的不安も医療的解決を見込めるのかも QT @Bonulo 僕は上映中二回小用に立つ必要があります。最近それが軽度のパニック障害であることを知りました。