元原子炉解析担当者 孤艇 剛(@minazoko)さんの4月23日-25日のつぶやき
まぁタモリ倶楽部でも観て脳をとろかしては…(^o^;) @nekoguruma: はい、今日もこの時間になってまともなネタが思いついてません
2011-04-23 00:22:05原発作業者の被曝量、多い人は既に170を越えてるとの事。メーカー作業員はもう何回交代したか。待機棟は(写真では)綺麗に映っていたが実情は見た目清潔なスラム状態らしい。海王丸で休息がとれたのはほんの僅かだったという話も漏れ聞こえてきた。
2011-04-23 00:28:101F2の漏洩水は今の所処置無し状態らしい。組み上げては漏れを繰り返していて、とにかく近寄れないと。1F1は仕方無いとして1F2、1F3は何とか再循環系の復旧を祈りたいのだが、聞いた状況はどれも悲観的なものばかり。このままだと3機全てが水棺処理も充分にありえるという感触
2011-04-23 00:34:48幸いというか、1F2の漏洩水の海への流出は止まっている。アレバの循環装置の設置中に要員の交代・休息を行えないものだろうかと思ってしまうが、実際にはその作業にも人手が必要になる。まるで齋の河原の石積みだ。現場ではなにも終わっておらず、いつ終わるという道標さえ示されていない
2011-04-23 00:45:29やはり1F2はサプレッションプールに破損があると考えるのが妥当であろうか。あそこだと下過ぎて、水浸しになっているなら手が出せない。格納容器を取り囲んだ原子炉建家(建家自体が一種の密封用容器となる筈だった)は下側もコンクリで覆われているのだが、そこにも亀裂が入っている可能性が高い
2011-04-23 00:58:04武田教授の話を。またかと思われるかも知れませんが、今夜は批判ではありません。ここ暫くの彼のブログ記事を読んでいて気がついた…気づかされた事が2つあります。1つは、人々の関心や最も欲している情報はもはや原発の状態そのものでなく、漏洩した放射性物質の行方と対処だという事です
2011-04-23 01:05:07それを悪いことだとは思いません。大きな破壊を免れつつある(免れた訳ではありません。念のため)現状はこれ以上の事態の悪化を食い止められている証拠でもありますし。色々懐疑的な点もある東電ロードマップですが、人心の安定という意味では発表して良かったのかも知れないと思うようになりました
2011-04-23 01:09:22もう1つは、これから長期化してゆく事態(水棺方式を選択したことで1F1に関しては決定的となってしまいました)に対し、それらをネタとして生きている有象無象もまた原発自体から目をそらし、ひたすらに「放射能!放射能!!」と叫び続ける事になるであろうこと。叫んで消えるなら私もやりますが
2011-04-23 01:17:50これから、皆さんにとり長い戦いが続くことになります。なにが正しくなにがデマなのか… 右へなびき左へ引きずられながら日々を過ごさねばならないでしょう。ある程度のアドバイスは私ごときでも出来るでしょうが、所詮は蟷螂の斧、何も出来ないに等しいです。それを思うと気分が重くなります
2011-04-23 01:22:41その点で私は武田教授ほどあっけらかんと出来ませんし、無邪気に善意の花を咲かせる花咲爺にもなれません。正直、今の放射性物質への懸念は「明日の事故や事件を恐れ家から出ない、出たくない」レベルだと私自身は思っています。でもそれを他人に押し付けられない。死ぬも生きるもその人自身なのだから
2011-04-23 01:31:26だから最近とみにブログで「放射能への対処や心構え」を多く書き始めた武田氏を批判する気にもなれなくなっているのです。もちろん出鱈目書くなら別ですが、まぁ善意の上滑りだけはしてくれるなと願う程度です。そして1F1の水棺処理が決まった今、願掛けで剃らなかった髭も剃ろうと思っています
2011-04-23 01:37:33先日この知らせを聞いてから、何だか気が抜けてしまいまして。あとは仲間の無事を祈りたいだけの腑抜けオッサン状態ですね(^_^;) 世間の耳目が原発から離れても状況の推移には目を光らせてゆきたいとは思っていますが、今までのように元技術者の使命感みたいなものは底を尽きつつあるようです
2011-04-23 01:48:48皆さんへ。皆さんは技術者でもなければ必ずしも頭が良くないかも知れません。でも馬鹿ではありません。生き残る為の知恵は人の数だけあると私は考えます。よく見て、よく聞いて下さい。デマと真相の混ざりあった津波が襲ってきます。避難する、かわす、見切る、全ては皆さん自身の選択にかかっています
2011-04-23 01:56:37この戦いは長丁場になります。神でない以上、一人の人間が全てにおいて正しい指標を示してはくれません。誰が、どの点について正しいことを言い、どこから先は希望だの願望だの妄言だのを言っているのか、自分に出来る限りでもいいので見極める努力をして下さい。複数の意見を聞けるよう訓練して下さい
2011-04-23 02:03:12私も皆さんと一緒にそうしてゆければと思います。…なんか今夜はまるでツィート終了の御挨拶みたいになっちゃいましたが(^_^;)、んな事はありませんから。また呟きます。では今夜は休みます。明日が今日よりもチョッピリいい日でありますように。オヤスミナサイ
2011-04-23 02:06:02返信遅くなりゴメンナサイ。返答は難しいです。水棺にしておけば安全という訳ではなく、あくまでも冷却材による密封で熱溶融と放射性物質の拡散をこれ以上起こさない為の処置なのです。燃料が再臨界を起こさなければこのまま穏やかに冷却されてゆくでしょうが(続きます) @ykrin2010
2011-04-23 14:55:25ロードマップを実現するには何らかの循環システムを追加する必要があるでしょう。詳しい情報はありませんがそういう動きはあるようです。一番怖いのは圧力容器内での水素爆発と、再臨界の発熱で容器の底が抜けることですが、客観的に見て日々、その可能性は低くなっています @ykrin2010
2011-04-23 14:59:47よほど現場がヘマをしなければ、時間はかかりますが終息へと向かうと考えます。心配なのは過労から現場作業員がミスを犯さないかという点ですが、東電関連社員もメーカーの応援も現場は歯をくいしばって作業しています。ご心配でしょうが信じてやって下さいm(__)m @ykrin2010
2011-04-23 15:04:06返信が遅くなりごめんなさい。あの例えは避難圏外を指しています。ハッキリ言えば首都圏ですね。放射性物質の拡散は必ずしも同心円状ではありませんから、避難圏外とはいえ県内の方々は首都圏を上回る被曝量にさらされていると考えるべきでしょう。ですから福島は含みません @Umedameu
2011-04-23 15:09:08核兵器と原子力発電が実用化されてから今日まで、私達日本人はかなりの量の放射性物質にさらされてきています。累積被曝による健康被害は確率論でしか語れないのが悲しいかな現状ですが、大量被曝と違い即座に絶命という性質ではありません。そういう意味で発言しました @Umedameu
2011-04-23 15:14:16皆さん、ご自分や家族を心配なされると思います。至極当たり前のことです。何ら非難や誹謗中傷にあたりません。ですからそれが可能な方々は、粛々とどこかへ移られるなり身を寄せるなりされればと考えます。ただ全ての人がそう出来る訳ではなく、私もここで踏ん張る覚悟です @Umedameu
2011-04-23 15:18:00私は元技術者ですが、放射線に関する知識は基礎的なものに限られますので、専門家ほどの判断は出来ません。書いたとしても「誤善」になってしまうでしょうね。知っている範囲で書けば、屋内待避は全くの無駄ではないという事くらいでしょうか。放射線は遮れませんが放射性微粒子はある程度防げますから
2011-04-23 15:26:00つまり防護服と同じです。微粒子を極力吸い込まず躰に付着させない。「放射能と花粉を比較するな」という発言を見ますが、対処法としては似かよっています。もちろん完全気密ではないので100%とはゆきませんが「我が家の防護服化、クリーンルーム化」は出来る範囲で試してみる価値があります
2011-04-23 15:33:31私は首都圏にいます。今日は雨。この雨にもそこそこ放射性物質が混じっていると思います。濡れてみました(^_^;) ほんの僅かとはいえ、これで私の健康リスクも高まったでしょうか。技術者としての贖罪にはちと少ないでしょうね。いや実は傘持たずに娘を迎えにいっただけですがm(_ _)m
2011-04-23 15:41:21水棺についてもう少しだけ。今災害で「想定外」という言葉が随分と議論されました。私はこの言葉を言い訳にしてはならないと考えます。少なくとも原発関連技術者は。想定外を言い訳にしない為には、二重三重のバックアップ・不測自体への対応体制しかないと思うのです。そこまでして尚、自然は強大です
2011-04-23 15:50:41