• 震災下の #HRTF 待望論再び?米海兵隊幹部が日米共助協定の推進を提案

    ■議論の背景

    東北大震災が起きて20日後、現役の在沖縄米海兵隊幹部ロバード・エルドリッジ氏が、「日米災害共助支援協定(仮称)」締結に基づく共同訓練の実施する提案を共同通信を介してジャパンタイムズに寄稿した。

    「日米共助協定を結ぶときが来た」
    Time for a Japan-U.S. mutual assistance treaty
    http://search.japantimes.co.jp/print/eo20110330a4.html

    エルドリッジ氏は、2005年当時、大阪大教授であったときにも、現国防次官補のウォレス・グレグソン太平洋海兵隊司令官(当時)との共著で、日本の防衛専門誌『セキュリタリアン』に大規模自然災害への対応を想定した、日米共同派遣構想に関する論文を寄稿していた。

    「人道支援と救援活動への対応 海上拠点による日米共同派遣の将来構想」『Secutarian(セキュタリアン)』2005年、4、5、6月号連続掲載、共著

    ・ロバート・エルドリッジ米太平洋海兵隊司令部客員研究員(在沖米海兵隊外交政策部G5次長)
    ・ウォレス・グレグソン米太平洋海兵隊司令官(現国防次官補)
    ・ジェームズ・ノース第III海兵遠征軍米海軍分析センター代表

    原文(英語)
    http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/Articles/2005/USJjointdep.pdf

    寄稿論文(画像のみ)
    http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/Articles/2005/Securitarian%201.jpg

    今回の提案も、その流れを組んだものだろう。

    2005年の論文では、海上拠点を設けて共同基地とするという発想だった。これは、同時期にエルドリッジ氏が持論として発表した与勝人工島基地構想の流れを組んでいると見るのが妥当だろう。

    「沖縄の基地問題への実効性のある、包括的かつ長期的な解決および日米同盟の真の強化へ」
    http://www2.osipp.osaka-u.ac.jp/~eldridge/Articles/2005/Special%20Recomendation%20Japanese%20version.pdf

    この案は鳩山政権時代に普天間基地移転の政府案の一つ、いわゆる「勝連案」として再浮上し、そしてまた消えた。米海兵隊幹部や太平洋司令官が動いても政策が実現しなかったのは、それなりの反対勢力が日米の双方に存在したからだろう。

    しかし東北大震災を受け、日本は未曾有の大被害から、在日米軍への協力を要請せざるを得なくなった。そして今日では、日米共同作戦が展開されている。だが、政府各省の協力が十分得られているとは言い難い。そこですでに「教訓」から学習するという形で、今回の共助協定の提案がなされた。

    少しこうした背景に触れながら、再び日米共同の人道救援任務部隊HRTFについての議論を始めてみた。また議論が続けば随時付け足してゆく。

    これまでの議論の経緯は↓
    http://togetter.com/li/27806

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    by tkatsumi06j
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コメント

  • tkatsumi06j
    最新の #HRTF 関連のツイートを追加しました。米NBR(全米アジア研究所)提供の元米太平洋軍司令官のインタビューや、「トモダチ作戦」の詳細なクロノロジーのリンクを追加。
  • Usekm
    大学のとき講師としてこられていたエルドリッヂ先生の近況を探していたらヒットした。数年前まで阪大におられた人で、ほとんど完璧な日本語をしゃべり、沖縄史の著作もある知日派。普天間がらみではずいぶん大変だったようだがお元気そうで何より。
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