GREE青柳氏の投資銀行入社～GREE入社まで

Naoki Aoyagi @naoki

18歳のときに、米国西海岸にシリコンバレーという場所があり、そこでスゴイことが起きているという話を知った。自分も、いつの日にか、シリコンバレーのスタートアップをやってみたい、という気持ちが芽生えたのは、大学1年生のときだったと思う。

Naoki Aoyagi @naoki

20歳のときには、インターネット関連のスタートアップをやってみたいという思いはあったものの、自分には何の取り柄もなく、プログラミングが得意というわけでもありませんでした。逆に、身の回りには、学生ベンチャーをやっている先輩や後輩がいて、彼らがとてもまぶしく、羨ましくも感じました。

Naoki Aoyagi @naoki

とはいえ、シリコンバレーのスタートアップへの憧れは捨てきれず、遠回りにはなるかもしれないが、まずは自分の強みを作ろうと思って、新卒では外資系の投資銀行に入ることにしました。面接では、「3-5年で辞めて、ベンチャーやります」なんて生意気なことを言ってました。本当にすみませんでした。

Naoki Aoyagi @naoki

新卒で入社したドイツ証券では、ハイテク・通信・インターネット関連の担当チームに配属してもらいました。これが本当に良かったです。半導体、通信キャリア、インターネット等の仕事にどっぷり浸かり、「競争に勝つためのコーポレートファイナンス」という考えのベースを作ることができました。

Naoki Aoyagi @naoki

投資銀行の仕事に没頭するなかでも、僕の気持ちを高ぶらせたのは、梅田望夫さんがCNET Japanで連載されていた「英語で読むITトレンド」のGoogleに関する記事でした。今の僕があるのも、元をたどれば、CNET Japan編集長をされていた山岸さん（グリー副社長）のおかげです！

Naoki Aoyagi @naoki

2004年にはGREE Nightというイベントがありました。現在の同僚である山岸さん、千原さんに初めて会ったのは、GREE Night 1.0だったと思います。日本でもソーシャルネットワークが来る！というのを肌で感じ、「やっぱり、ベンチャーやりたい」という気持ちが高まりました。

Naoki Aoyagi @naoki

2005年春には、ミクシィ笠原さん、ドリコム内藤さんともお会いする機会がありました。当時、僕は25歳だったのですが、彼らが自分と大して年齢が変わらないことに気づいて、衝撃を受けるとともに、かなりの危機感を感じたのを覚えています。これはヤバいぞ、自分は遅れてるぞ、と思いました。

Naoki Aoyagi @naoki

田中と出会ったのは、グリーがグロービスさんからの出資を受け入れる直前くらいのタイミングだったと思います。ただし、2人でちゃんと話をしたのは、その半年後のことでした。2005年12月30日に、2人でランチを食べに行く約束をしまして、グリーのオフィスに遊びにいきました。

Naoki Aoyagi @naoki

2005年末のグリーのオフィスは、ミッドタウンの近くのペットショップの横の小道を入ったところの雑居ビル（ランディック六本木ビル）の6階にありました。地下1階にキャバクラがあり、正面にSMクラブらしきものがあるという立地で、渋谷のマークシティの高層階にあったミクシィと対照的でした。