「ニューカラー」って言葉を巡って(3)

 ニューカラーの話から、みんなでマニアックな写真年表を作る話が持ち上がっています。実現するといいですね。楽しみにしています。その過程をまとめました。
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福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真関連メモ。奈良原一高『ヨーロッパ・静止した時間』(1967年 ただしカラーとモノクロ混合)http://totodo.jp/SHOP/M5-0103.html

2011-05-07 13:57:41
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真関連メモ。土門拳「古寺巡礼」シリーズ。1950年にカラーで撮影。1960年代以降は主にカラーで撮影(要検証)。

2011-05-07 14:08:10
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

金子隆一さんのテキスト「ニュー・カラー・フォトグラフィー カラー写真の新しい展開」は『パリ・ニューヨーク・東京 つくば写真美術館'85』所収。まだ「ニューカラー」なる言葉は一人歩きしていません。カラー第一世代のエルンスト・ハースに対して第二世代の作家(エグルストン等)を列挙。

2011-05-07 14:17:07
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

この写真(1907年)もルイ・リュミエール(Louis Lumière)だったはず。【The Oldest Color Photograph: 1872- Vintage Color Photo: Autochrome】http://p.tl/SPRI

2011-05-07 14:27:44
rachiakira @rachiakira

エルンスト・ハースがコダクロームで色彩写真(原文ママ)を最初に手掛けたのはLIFE(1952/09/15)に掲載したニューメキシコ。その後ニューヨークを撮影したのが「魔法の都市のイメージ」| 以上、瀧口修造「エルンスト・ハース」より。

2011-05-07 14:51:01
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

.@rachiakira 昨日、古書店で500円で買った『ライフ写真講座 カラー』(タイム ライフ ブックス編集部)という本では、ニューヨークが先で1952年になってます。が、ライフ社の編集なのにミスのようですね。やはりメキシコが先 → http://p.tl/SLVz

2011-05-07 17:49:48
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

.@rachiakira そしてそれが転載されたのか、ときの忘れもののサイトもニューヨーク(Images of a Magic City)が1953年ではなく1952年になってます。【エルンスト・ハース Ernst Haas - ときの忘れもの】http://p.tl/AjvG

2011-05-07 17:54:04
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真メモ。古屋誠一さんのカラーは1970年代後半から(しかし、スタイルとしてはモノクロと混合)。山崎博さんの「HELIOGRAPHY」「水平線採集」「CRITICAL LANDSCAPE」は1981年から。

2011-05-07 18:00:18
rachiakira @rachiakira

瀧口によれば、モホリ=ナギは渡英前のオランダ時代に色彩写真の実験に没頭したそうです。「私にとって色彩写真の唯一の問題は自然の色を越えることだ。ーーなぜなら化学反応や人工光線と自然光線の混合が常に現実を歪曲するからだーーということが私にはわかってきた。」(モホリ=ナギ).@n291

2011-05-07 18:31:25
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

サロン系。シリアス・カラーからは遠そうですがメモ。http://www.midorikawayouichi.jp/ RT @yuki_tomi 「色の魔術師」といえば緑川洋一です

2011-05-07 19:33:48
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真メモ。どちらかというと広告系だと思いますが、三好和義さんの写真集『RAKUEN』は1985年。第11回木村伊兵衛賞受賞。

2011-05-07 19:50:50
rachiakira @rachiakira

1993年に都写美で行われた「時代をひらいた写真家たち 1960-70年代」のチラシに「ニュー・カラー」という表記がありますね。参加作家がどのような意図で括られているのかいまいちわからないのですが…http://j.mp/j8KHsv (pdf.)

2011-05-07 20:39:49
HAYASHIDA Arata @arata1002

ニューカラー話。ニューカラーそれ自体を問題にしてもあまり意味はない。そうしたラベル付けが背後にはらんでる他者といかに差別化しようとしているのかに目を向けないと。(オールド)カラー、(オールド)モノクロ、ニューモノクロが差し当たり想定可能。

2011-05-07 20:46:20
rachiakira @rachiakira

同93年続く「はるかな空の下で 日本の現代写真」(すごいタイトルだな…)のチラシには大島洋さんのカラー写真がオモテ面に。チラシを見る限りでは、ほかの作家はカラーではない。

2011-05-07 20:49:58
ものをへらすぞ~ @yuki_tomi

ニューモノクロとは? RT @arata1002: …ニューカラーそれ自体を問題にしてもあまり意味はない。そうしたラベル付けが背後にはらんでる他者といかに差別化しようとしているのかに目を向けないと。(オールド)カラー、(オールド)モノクロ、ニューモノクロが差し当たり想定可能。

2011-05-07 20:58:23
ものをへらすぞ~ @yuki_tomi

シリアス~っていうのもねじれた言い方だよね……

2011-05-07 21:02:00
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

確かに。ただ、「シリアス・カラー」という言葉はシャーカフスキーが使っているはず。彼が言い始めた言葉かどうかわかりませんが。シリアス・フォトグラフィーからの言い換えなんでしょうけども。RT @yuki_tomi シリアス~っていうのもねじれた言い方だよね……

2011-05-07 21:11:31
rachiakira @rachiakira

それは当然という態度の上で情報出してるんだとばかり!QT @arata1002: ニューカラー話。ニューカラーそれ自体を問題にしてもあまり意味はない。そうしたラベル付けが背後にはらんでる他者といかに差別化しようとしているのかに目を向けないと…

2011-05-07 21:15:45
ものをへらすぞ~ @yuki_tomi

@n291 シリアス、という言葉を持ちだすこと自体の政治性はありますよね。たぶん、お金目当てでなく作品をつくるという態度の、矜持をささえる言葉でもあり。日本では、森永純さんがカメラ雑誌でよく言及されていたのを見かけました。1970年前後。

2011-05-07 21:22:49
K.S. @jaro050

「ニュー」「シリアス」「ポスト」どれも差別化の対象に回収されるリスクをはらんでますよね。 RT @rachiakira: それは当然という態度の上で情報出してるんだとばかり!QT @arata1002: ニューカラー話。ニューカラーそれ自体を問題にしてもあまり意味はない。

2011-05-07 21:25:07
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真メモ。ジャン・マルク・ビュスタモント(Jean-Marc Bustamante)の「タブロー(Tableaux)」シリーズは1978年から(撮影開始は1977年)。

2011-05-07 21:28:27
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真メモ。ジェフ・ウォール(Jeff Wall)の「The Destroyed Room」は1978年、「Picture for Woman」は1979年。

2011-05-07 21:30:06
rachiakira @rachiakira

はい。差別化のリスクを孕む要因のひとつですね。これが"理解"を助ける要因のひとつにもなりうるので厄介なのですが… RT @jaro050: 「ニュー」「シリアス」「ポスト」どれも差別化の対象に回収されるリスクをはらんでますよね。 @arata1002

2011-05-07 21:54:24
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真メモ。ダン・グレアム(Dan Graham)の「Homes for America」は1966-1967年(撮影は1965年から)。パフォーマンス等の記録写真を除くとやはりこのあたりが最古なのかもしれません。やっぱり偉大です。

2011-05-07 21:56:34
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

カラー写真メモ。ブルース・ナウマン(Bruce Nauman)の「Eleven Color Photographs」は1966-1967年。さすが!というか、やはり何でもやってますね。ダン・グレアムとどちらが先なのか気になるところです。

2011-05-07 22:01:58