世界の名だたるレストランで舌の肥えた変人を相手に美食を追求してたら最終的にアマゾン奥地で究極グルメを見つけた人 #激レアさん

オオタさんは長野県生まれ。「料理の鉄人」をきっかけに料理人を目指し、高校生のときからお小遣いをためては東京のレストランで食べ歩きをしていた。
食がからむと、ずば抜けた行動力と鋼のメンタルになる“嵐の中でも飯食らう”を地で行く人

高校卒業後イタリアに渡り、あるリストランテで働きだしたオオタさん。
その店で出会ったのがメンタルに難ありの天才シェフ、マルコ。オーナーに「料理を少し変えた方がいい」と言われただけでトイレに籠ってしまうことが1カ月も続いた。他にも失恋すると休んでしまうシェフなど、メンタルが弱いイタリア人シェフたちの中で、オオタさんは勤勉に働きメキメキと力をつけていった。

オオタさんが25歳のとき、働いていたリストランテでデザート担当のシェフが突然スーッと退職してしまい、代わりにデザートを任されることになった。
するとオオタさんの作った卵の殻を器にしたプリンが大絶賛を浴び、一躍人気シェフの仲間入りした。
その評判を聞きつけてやってきたのがグルメマフィアのガウディオ。表向きは車の販売をしていたが、裏の職業は逮捕歴もある大物マフィアだった。しかしオオタさんはマフィアとわかった後も、それまでと全く態度を変えなかったためガウディオに激ハマり。

当時の首相ベルルスコーニとも面識があるほどの大物マフィアだったガウディオは、オオタさんがビザの期限が切れて日本に帰らなければいけなくなったとき「3か月間もお前のデザートが食べられないのか！」と、彼の口利きで翌日にビザが手元に届いて、なんでもありなマフィアの力を目の当たりにした。
ガウディオに連れられて星付きのレストランに通いつめ、様々な一流の味を短期間で吸収、ガウディオの肥えた舌を満足させるために超ハイレベルな料理が作れるようになった。