台湾e ラーニング・デジタルアーカイブプログラム(TELDAP)について
今日はアート・ドキュメンテーション学会関西地区部会研究会に参加。台湾のe ラーニングとデジタルアーカイブズプログラム(TELDAP) http://teldap.tw/ の概要と、事例として故宮博物館の提供しているデータについて紹介。 http://bit.ly/laEFg1
2011-05-14 22:46:00TELDAPは、デジタルアーカイブ系のプロジェクトNDAP( http://bit.ly/jcKzI9 参照)と、e-ラーニング系のプロジェクトが統合されたプロジェクト。期間は2008-2012年。2010年以降についてはまだはっきりしないらしい。
2011-05-14 22:51:15台湾の民族的、歴史的、生物学的な多様性を利点として、文化的、歴史的、生物学的な遺産のデジタル化を進めている。台湾内だけではなく、海外(日本を含む)に所在する台湾関係の資料もデジタル化。
2011-05-14 22:54:14一方で、デジタルリテラシーの向上による国際競争力の強化と、eラーニング産業の育成を目的とした、eラーニングに関するプロジェクトも推進。
2011-05-14 22:56:23この二つの流れが、2008年からTELDAPで合流。2008-2012の合計予算が292,400,000米$。博物館、図書館など、様々な機関が、デジタル化、技術開発、ソフト開発、産業振興、eラーニング、中国言語、国際化、といった各プログラムの下で活動。
2011-05-14 22:59:26中心になっているのは中央研究院(Academia Sinica)。デジタル化、データベース構築の他、技術の使用料、特許などで収益も。プロジェクトの結果、eラーニング産業が倍の市場規模に。
2011-05-14 23:04:23今年の国際会議は2011年3月16日から19日に開催。 http://collab.teldap.tw/teldap2011/ 来年も開催予定とのこと。その後は未定とか。
2011-05-14 23:11:10英語版ポータルDigital Taiwan-Culture & Nature http://culture.teldap.tw/culture/ 中国語版ポータル http://digitalarchives.tw/
2011-05-14 23:15:17TELDAPではデジタル化のためのガイドラインを作成。中国語版が12、英語版は3あり。線装本のデジタル化ガイドライン http://bit.ly/mRumN5 こうしたガイドラインに従って各機関がデジタル化を実施。
2011-05-14 23:21:46ただし、メタデータや解説については、以前からあるデータをそのまま使用している場合と、TELDAP以降されたものがあり、画質などが異なっていることもある模様。また、解説については、精粗の差が激しい。
2011-05-14 23:24:12画像は高精細のものは有償であったり、eラーニングのコンテンツも海外からはアクセスできない場合もあるなど、利用については様々な形態がある模様。
2011-05-14 23:25:54質疑では、台湾大学等での全文テキスト化の進捗と比較しての日本の状況の話や、Frickrなどの活用をしているケースがTELDAPではあるが日本では…とか、TELDAP2011ではマイクロソフトの人が発表していたとか。
2011-05-14 23:30:02日本のデジタルアーカイブが、文化財の保存と地域振興を前面に押し出したことの問題点といった話もちらりと。台湾のウェブアーカイブに関連して「海外動向との対比からみた日本のWebアーカイビングの課題と展望」 http://bit.ly/myHhel に言及も。
2011-05-14 23:35:32@tsysoba ありがとうございます。勉強になります。電子化のガイドライン、中国語版 http://bit.ly/kgYSpR がでているのは知っていたのですが、英語版も出ていたのですね。
2011-05-14 23:45:35懇親会では、発表されたお二人も、ハワイでのAAS-ICASに参加されていたことが分かり、AASはでかい会議だった、という話で盛り上がったり。きっと会場のどこかですれ違ってたんだろうなあ。ちなみに立命館からは9名?が参加されていたとのこと。
2011-05-14 23:45:45@tsysoba ちなみにこちら http://bit.ly/lykvR2 に各機関が各プロジェクトでどのように電子化していったかを報告したものが掲載されています。これらの報告がベースとしてガイドラインがまとめられたのかもと思ったりします。
2011-05-14 23:48:24@kzakza 適当なメモで申し訳なし。ガイドラインは、他に陶器と絵画が英語版ありですね。 http://bit.ly/k0BvNd
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