絶望ミルク

北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」(@manbe_kun)が書いた絶望小説。
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NONE @NONENON111

よし!執筆作業オワタ!

2011-05-26 22:39:42
NONE @NONENON111

まんべくんの絶望小説お披露目してもいいッ?

2011-05-26 22:41:07
NONE @NONENON111

薄暗い森の中、一軒の家が建っていた。立派なお屋敷で、大きな庭もついている。そうミステリアスな感じの洋館だ。 その洋館には幽霊が住んでいる。そんな噂が立ち上り、この屋敷に寄り付く者は誰もいなくなってしまった。 ちなみにこの家の主は俺ッ!

2011-05-26 22:44:19
NONE @NONENON111

チャイムの音が鳴り響いた。お客さんが来たようだ。俺は食後のコーヒーをテーブルに置くと、玄関口に行った。 「あの……すみません」あどけなさを少し残す少女だった。不安げに俺の事を見つめている。「道に迷ってしまって」

2011-05-26 22:47:10
NONE @NONENON111

「それは大変ですね。とりあえずおい、上がれよ!」 「でも……」 男の一人暮らしと思われる家に少女一人で入るには勇気がいるんだろうな。彼女は少し躊躇した。 しかしよほど疲れていたのか、暫くすると彼女は会釈して家の中に足を入れた。

2011-05-26 22:48:25
NONE @NONENON111

「おい、飲めよ!(←ホットミルク)」 俺はレンジでチンをしたミルクに少し砂糖を加えて彼女に差し出した。彼女は遠慮がちに小さく頷く。 「どちらへ行こうとしていたのですか?」 吐息でミルクを冷ます彼女に、俺は問いかけた。彼女は押し黙った。

2011-05-26 22:51:42
NONE @NONENON111

「……わからないんです」 消え入りそうな小さな声だ。その身体は底知れぬ不安に小刻みに震えていた。 「私……名前も、何処から来たのかもわからないん……です」 今にも泣き出しそうな表情だ。俺はそんな彼女に不覚ながらに萌えた。

2011-05-26 22:53:32
NONE @NONENON111

「思い出すまでずっとここにいてもいいよッ!」 俺は勤めて優しくそう言った。彼女は少し安心したようだ。強張っていた顔の表情が少し緩んだ。 「それは悪いです」 「一向に構わんッ!」 彼女が断りを入れると同時に真剣な顔で瞬間的にそういうと、彼女はようやく承諾した。

2011-05-26 22:56:08
NONE @NONENON111

彼女を空き部屋に案内し、俺は再びリビングに戻った。何かいい事をした気分に浸っていた俺はそのままソファーの上で寝落ちしてしまった。...どれくらい寝ていただろうか。ふと彼女の様子が気になり、部屋のドアをノックした。ガシャガシャ...グワッ

2011-05-26 23:00:13
NONE @NONENON111

ノックを省略して半ば強引に突入した彼女の部屋...「!」おれは自分の目を疑った。...なんと誰もいないッ!!! っていうか家具もすべてなくなっていた!俺は何とも言えない感覚に下腹部に鈍痛が走る!嫌な予感...すかさず自分の部屋に戻ってみると...

2011-05-26 23:03:31
NONE @NONENON111

自分の部屋のものもすべてなくなっていた。「やりやがった...」彼女は新手のスリだった。糸冬 了

2011-05-26 23:05:50