ウェイリー版 源氏物語「ゲンジ皇子は、その輝く美貌からシャイニング・プリンスとか、ヒカル・ゲンジと呼ばれ…

源氏物語を英訳→再和訳した源氏物語ウェイリー版の紹介
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

🦝を崇めるのだ。サックス🎷練習中。 アイコン:ヤナギバさん(@yanagibaaa) ヘッダー:ラクナイさん(@procyonlotor_3)

預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

これはすごい源氏物語なのだ。元が英訳されたもので、その雰囲気を残しつつ和訳しているのだ。出だしからして「あるエンペラーの宮廷での物語でございます」とかぶっ飛んでるのだ。めっちゃ分厚いからすぐには読み切れないと思うのだ。ゆっくり読むのだ。 pic.twitter.com/eecQgwRCwk

2019-11-03 18:10:47
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

原文「女御、更衣あまたさぶらひたまひける」 本書「ワードローブのレディ、ベッドチェンバーのレディなど、後宮にはそれはそれは数多くの女性が仕えておりました」 ワードローブは王室の衣装室のことなのだ。あと、現代イギリス王室で女官は「レディ・オブ・ザ・ベッドチェンバー」なのだ。

2019-11-03 18:19:01
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

原文「楊貴妃の例も引き出でつべくなりゆくに」 本書「ヤン・クウェイフェイのことをいう者も出てくる始末」 海外経由して中国語の発音に戻されるの草なのだ。

2019-11-03 18:22:14
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

和歌の一例なのだ。 原文「宮城野の 露吹きむすぶ 風の音に 小萩がもとを 思ひこそやれ」 本書「宮城野の荒野(ムーア)に吹く風は、冷たい露を結ぶ。その風音を聞くわたしは、か細きライラックの花枝を思いやるのだ」 ライラックの花は小萩と呼ぶには派手なのだ。 pic.twitter.com/CT2XzEpAuB

2019-11-03 18:37:07
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「ゲンジ皇子は、その輝く美貌からシャイニング・プリンスとか、ヒカル・ゲンジと呼ばれていたのです。フジツボ姫も、プリンセス・グリタリング・サンシヤイン、輝く日の宮と呼ばれ」 こんなん笑うのだ。

2019-11-03 18:51:58
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

と言うか『源氏物語』普通におもろいのだ。「帚木(ははきぎ)」まで読んだけど、結末は想い人に振られて、しゃあないからその想い人の【弟】を「御かたはらに臥せたまへり」ってどういうことなのだ? 紫式部はどうかしているのだ。 pic.twitter.com/GSQLvAAxK9

2019-11-03 19:54:19
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「カーテン」って何のことなのだ? →簾(すだれ) 「スクリーン」なんてあるわけないのだ! →屏風(びょうぶ) さすがに混乱して、ネットで原文読んでるのだ。

2019-11-03 20:00:17
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「ステイルメイトね。それならわたしに残された手は、あそこのカウンター・アタックだけのようね……」 これ何の場面か分かるのだ? なんと囲碁のセリフなのだ。

2019-11-03 20:08:31
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

原文「女のどこに引き付けられたのだろう」 本書「どうしてこれほど狂人(マッドマン)になってしまったのだろう」 アライさんも知りたいのだ。

2019-11-03 20:34:33
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

原文「「南無当来導師」とぞ拝むなる」 現代「「弥勒菩薩に帰依し奉る」と拝んでいる」 本書「ナム・トウライ・ノ・ドウシ 来たる救い主に栄光(グローリー)あれ」 ニンジャ・スレイヤーなのだ?

2019-11-03 20:41:31
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「ゲンジはマラリアにかかりました」で思わず笑ったのだ。しかし調べてみると、原文の「瘧病(わらはやみ)」は「マラリアに近い熱病」らしいのだ。なんだかんだでちゃんと翻訳されてるのすごいのだ。

2019-11-04 00:19:39
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

原文「海龍王の后になるべきいつき女ななり」 本書「まるで、夫を持つなら海の龍王(キングドラゴン)しかいない、という女神ウェスタの巫女だね」 ついにローマ神話まで絡み始めたのだ。 「ウェスタの処女」 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6… pic.twitter.com/nPFlqtxEH3

2019-11-04 00:27:33
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

阿弥陀堂が「アワ・ロード・アミダのホール」となるのだ。そして「ロザリオが祈祷台に触れる幽かな音」が聞こえたりするのだ。なんと尼さんはクリスチャンなのだ!?

2019-11-04 00:36:44
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

ロザリオって何かと思ったら数珠だったのだ。 原文「聖徳太子の百済より得たまへりける金剛子の数珠」 本書「聖徳太子(プリンス・ショウトク)が朝鮮から持ち帰ったというロザリオ」

2019-11-04 00:40:55
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

素で『源氏物語』の感想なのだ。 源氏には葵という正妻がいるのだ。関係は悪化するのだ。当たり前なのだ。他の女にうつつをぬかしておいて、「もっと優しくして」と源氏が言うのはおこがましいのだ。そんな中で9つ目のタイトルが「葵」なのだ。これは当時のファンもテンション上がったに違いないのだ。

2019-11-04 01:55:00
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「レディ・ロクジョウと亡き夫プリンス前坊(ゼンボウ)との娘が、新しい伊勢の女神ウェスタの巫女に選ばれたのです」 伊勢の女神ウェスタ🤔

2019-11-04 01:58:20
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「葵」怒涛の展開で困惑。 ゲンジはプリンセス・アオイと和解して子をもうけるのだ。そしていつの間にそんなことになったのか、レディ・ロクジョウと男女の関係になってて、ロクジョウの恨みがアオイに向かうのだ。アオイは呪われて死ぬのだ。悲嘆したゲンジはムラサキを手籠めにするのだ😠 pic.twitter.com/uifLwyRl8W

2019-11-04 02:30:35
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

洞院大路(ドウイン・ハイウェイ)とか、鈴鹿川(スズカ・ストリーム)とか、その単語だけでレースが始まりそうな響きあるのだ。レディ・ロクジョウが都を去って伊勢に向かうしめっぽい場面なのだ。

2019-11-04 09:15:13
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

よく言われることだけれど、『源氏物語』内でいちいち和歌で気持ちのやり取りが行われるの、まじですげーのだ。しかも上手いとか下手とか、人物によって個性出せるの天才の域なのだ。それが出来てさらに物語をまとめ上げるのはもう神がかっているとしか思えぬのだ。

2019-11-04 09:36:30
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

天台宗の英訳がテンダイ・セクトなの、どこかの怪しい組織感出ててすこなのだ。ハイ・プリーストがクイーン・フジツボのためにブッダへの取り成しをするのだ。

2019-11-04 09:44:49
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

ゲンジが都(ザ・キャピタル)を出て須磨に行くのめっちゃ悲しんでるけど、整備されてない道を想定しても一週間以内には移動出来る距離なのだ。もちろん、実際の距離以上に政治的理由で帰れないというのが問題なのは分かるのだ。とは言え……なのだ。 pic.twitter.com/K0ByqtCDAb

2019-11-04 10:37:47
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預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

「明石」はどことなくクリスチャンに響く筋書きだと思うのだ。ゲンジは「罪無き身を罰せられ」とあって、それはイエス・キリストを連想させるのだ。そして嵐を鎮めたいと願うゲンジの前に、亡き父エンペラーが声をかけに現れるのだ。これもやはりイエスの前に現れる父なる神を思わせるのだ。

2019-11-04 10:51:33
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

読了なのだ。ゲンジはけしからん奴だが、ハーレム系アニメと思えばさほど気にもならんのだ。いや……あっちこっちで手出しして、不倫だの現地妻だのやらかして、子供まで作ってる分、ゲンジの方があかんのだ。しかし世の中はハーレム系アニメを責めるのだ。理不尽なのだ。

2019-11-04 11:16:14
預言者アライ(ヨライ)さん @nekonomical

英訳者ウェイリーが日記で、紫式部と対話しているの熱いのだ。紫式部がウェイリーに「わたしの言いたい要点の半分があなたの訳では失われました」と言うのだ。しかし他に訳せる人がいないから、紫式部は笑って「あなたが続けるしかありませんね」と言うのだ。めちゃエモい会話なのだ。

2019-11-04 11:18:20